小説『空想少女』

本作の主人公。引きこもり少女。達観しており、大抵の事では動じない強さとしたたかさを持っている。とある特殊な才能の持ち主で、時折警察の捜査に協力している。しかし、かなりの気まぐれで曲者。周りの大人たちは手を焼いている。

本作の主要人物。職業は刑事。無気力でくたびれた中年だが、面倒見がよく周囲からの信頼は厚い。ざっくばらんな性格で、小さな事にこだわらない大きな器の持ち主。離婚歴があり、娘が一人いる。

本作のサブ人物。職業は刑事。多岐川の同期であり上司。役職は管理官。外面は温厚で優しいが、実はかなり狸な人物。

本作の主要人物。職業は医者。主人公・由佐の主治医。飄々とした変わり者。手先が器用で、理想が高く、理論家で、責任が強く、全てにおいて計画的。

本作のサブ人物。職業は医者。新妻亘の父親で、由佐の前主治医。数年前に脳卒中で亡くなった。生前、由佐のことを我が子のように愛情を注いでいた。

本作のサブ人物。職業は刑事。まだ新人で、指導係の多岐川に懐いている。若くてハツラツとしているが、時に余計なことまで口に出してしまうのが玉にきず。

本作のサブ人物。職業は刑事。過去に多岐川の下についていたが、今や出世街道まっしぐらのやり手刑事。真面目で誠実。曲がったことが嫌い。几帳面な性格。

本作の主要人物。いわゆる不良少年。年齢は17歳。父親は警視庁のお偉いさんで、悪さをして警察にしょっ引かれてもすぐに釈放されるご身分。だが、それが余計に気に食わなくて反発している。単純で短気な性格。子供のように無邪気で裏表がない。だが、意外と勘が鋭く洞察力に長けている。

本作のサブ人物。菅原綾人といつも一緒になって悪さをする悪友。こちらは女好きな不良少年。社交的であっけらかんとしており楽観的な性格。自由気ままで陽気な態度をしているが、シニカルな考えを持っている。実は頭がかなりいい。機械に強く、手先が器用。

本作のサブ人物。小森寛太の姉。明るく頼れる姉御肌。男勝りだが、グラマーな女性。