小説『IS〜インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ―』
作者:黒猫(にじファン)

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今俺とシャルは正座しながら山田先生に説教されている





何故に店の中?



恥ずかしすぎる……



「いいですか、いくらクラスメイトと言ってもけじめはつけなければいけません!試着室に男女二人で入るなんて駄目です!!」

(まったく……士くんは!また……デュノアさんですか……そんなにデュノアさんが好きなんですか!?やっぱり、同級生じゃないとダメなのかな……?ううぅ〜)



「まったくだ!本当に貴様らは……」

(なんだ?士?またデュノアか?デュノアなのか!?私でも最近甘えられないのに……ふざけ……

ゲフンゲフン!と、とにかく士はやらん!やらんぞ〜!)



なんか、お二人から叱るとは違うなにかを感じる……



気のせいか……?











一方、追跡していた三人組は……



「やばい!千冬さんと山田先生に見つかる前に逃げるわよ!」



「そうですわね!」



「……撤退」



そうして、こそこそと去っていった……











時は遡り、箒side−



うむ、篠ノ之箒だ……



私サイドになって早々悪い……しかし……





ううわわわわわわぁぁぁ!!



またか!!またデュノアかかかかあああ!



うわっ!なんか、手つなぎだした!



くそ〜〜〜!!



私も、つないでほしい〜!!



ん?あれは……ボーデヴィッヒか……



「おい、ボーデヴィッヒ」



「ん、篠ノ之か……」



おいおい凄い、殺気じゃないか……



……こいつも士か……



どいつもこいつも、士つかさ……って



くそ……



それから、ボーデヴィッヒと一緒に士を追跡し、いつの間にかボーデヴィッヒは消え……ってあれ?



どこ行った?











ラウラside-



篠ノ之も嫁を取ろうとするなど……



何人いるんだ……



なんて、考えているうちに篠ノ之とはぐれてしまった……



適当にブラブラ歩いているうちに、水着売り場に着いた



私は水着の種類の量に驚きを隠せない





「これが全て水着か」





「この世にはこんなに様々な水着があったとは.....」



とりあえずは学園指定のものがあるから別にいいかと考えていた



しかし





「しっかり気合入れて選ばなきゃねー」





ふと客の会話が聞こえてきて、耳を傾けると





「似合わない水着を着ていったら彼氏に嫌われちゃうもん」





「他のこと全部百点でも水着がカッコ悪かったら致命的だもんね〜」







ズキューン!!







あまりの事実にショックを受けてしまったラウラであった



まずいぞ……嫁に嫌われてしまう……



適切なアドバイスをしてもらうべく、ラウラはある人物に電話をかけていた





「クラリッサ私だ。緊急事態発生」





そう電話をかけた相手とはドイツのIS配備特殊部隊「シュヴァルツェ・ハーゼ」副隊長のクラリッサ・ハルフォーフである



よく色々な(誤った)知識を教えてもらっているため、今回も相談を持ち掛けたのだ





『ラウラ・ボーデヴィッヒ隊長。何か問題が起きたのですか?』





「う、うむ……例の神谷士のことなのだが……」





『あ〜、世界で唯一ISが使える男で隊長が好意をよせている彼ですか』





「そうだ、お前が教えてくれたところの私の嫁だ!!」



『ほおー』



「実は今度臨海学校というものに行くことになったのだが、どのような水着を選べばよいのか選択基準がわからん……そちらの指示を仰ぎたい」





『了解しました。この黒ウサギ部隊は常に隊長と共にあります』





『ちなみに現在隊長が所有しておられる装備は?』





「学校指定の水着が一着のみだ」





『グッハ!何を馬鹿なことを!!確かIS学園は旧型スクール水着でしたね。それも悪くはないでしょうだが....しかしそれでは....』



「それでは.......?」





『色物の域をでない!!!!』





「ならば.....どうする?」





『私に秘策があります』





そう言い目を光らせた

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