小説『ハイスクールD×D 黒と赤』
作者:shimo()

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黒猫との出会い

 イリナが転校してから時間がたち俺は中学三年になった。イッセーは中学に入ってからエロくなりはじめ、だんだん原作に近づいてきた(汗)。俺としては親友としてエロくなってほしくなかったがこれは性格なのでしょうがないと中学二年になったらあきらめた。

 俺はというと相変わらず斬月のオッサンと戦っている。最初の方に比べるとましになったと思う。オッサンにも『強くなったな』といわれたしね。ただオッサンとしか戦ってないからどのくらい強くなったかはわからないけど・・・

 魔法の方ははっきり言って自己流だからどうやって鍛えるかわからないから苦労している。身体強化しかしてなかったのでイリナにあげたプレゼントを用意するのに苦労したんだけどね・・・

 今は、イッセーとゲーセンで遊んでその帰り道なんだけど公園を通っていると黒い猫が芝生の上で倒れているのを見つけ近づいてみると、怪我をしていたので俺は治療するために家に連れて帰った。

side 黒猫
 
 私は気が付くと知らない部屋にいた。

「・・・あれ? ・・・ここは?」

 と、周りを見渡すとそこにはベットに寝ている青年がいた。私は、怪我をしたところを見ると治療されていたのでこの子が助けてくれたんだろうと思い私はまた眠りについた。

side out

side レオン

 俺は目を覚まし時計を見るとまだ6時だったのでもう一度寝ようとして寝返りをするとそこには着物を着た女性が寝ていた。

(・・・あれ? この人誰!? なんで一緒のベットで寝ているの!?)

 はっきり言って俺は目覚めは悪い方だが今回は違った・・・そりゃ〜目が覚めて目の前に知らない女性がいれば誰だってこうなるだろう。そうこうしているうちに寝ていた女性が目を覚まし、俺と目があって「おはようにゃ」といわれたので、一応挨拶を返して対面に座って

「え〜と? 君は誰?」

「私の名前は黒歌っていうにゃ! 昨日君に助けてもらった黒猫だにゃん!」

 そういうと彼女の頭からネコの耳が生えてきた。

(・・・へ? 頭にネコの耳が生えてきた!?)

 俺は本日二度目の驚きに声をあげた。・・・俺の声に反応した母さんが部屋に来たが「なんでもない!」といい誤魔化しておいた。俺は落ち着いてきたので自己紹介をして彼女に

「どうしてあんなところで倒れていたんだ?」

 と聞くと、彼女は何も答えず黙っていたので言うまで待つことにした。しばらくしてから彼女が

「・・・追われていた」

 と小さな声で言った。

side out

side 黒歌

 私は目の前にいる青年に「どうしてあそこで倒れていたのか?」と聞かれたが、私は答えずに黙っていた。たぶんこの青年は、お人好しだと思うので言えば私を助けたいとかいいそうだったので言いたくなかったが、言わないと青年は動かないと思ったので私は話した

「言っても信じないと思うけど私は・・・悪魔なの・・・それも主を殺したはぐれ悪魔なのにゃ」

side out

 俺は黒歌の話を聞くと、黒歌には妹がいてその主は「二人とも屋敷に住まわしてやるから眷属になれ」といわれ黒歌は、妹に手を出さないことを約束に眷属になったが主がその約束を破り妹に手を出そうとしたので主を殺し逃げたらしい、しばらくした後に、妹を迎えに行ったが拒絶されたそうだ。それからは悪魔に襲われる日々が続き昨日も襲撃にあいなんとか逃げたが公園で気を失ったらしい

 その話を聞いた後、彼女を見ると悲しそうな顔をしたので俺は彼女を優しく抱きしめてあげた、彼女も最初は驚いていたが抱きしめていると泣き始めたので、俺は彼女が泣きやむまで抱きしめ続けた。しばらくしていたら彼女が泣き疲れたのか寝てしまったのでベットに寝かせ俺は学校に行った。

 学校から帰ると黒歌はいなくなっていて、机を見ると手紙が置いてありそれを見てみると

「たすけてくれてありがとうにゃん! 私がここにいるとレオンに迷惑がかかるから出ていくことにしたにゃ。いろいろと感謝しているにゃ、今度会ったときにお礼をするから楽しみにしているにゃん!」

 と書いてあった。

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