小説『御伽無双』
作者:Mr,後困る()

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ある日の事

王妃「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだあれ?」
鏡「シンデレラ」
王妃「・・・・・は?」
鏡「シンデレラ」
王妃「・・・・・えっ?誰?」
鏡「隣国のシンデレラだって」
王妃「・・・・・」

ー十分後ー

王妃「あなた、離婚して下さい」
王「・・・・・何で?」
王妃「隣国に個人的に殺したい奴が居るので」
白雪姫「お母様、私も参ります」
王妃「来るな!!来たらこれが元に戦争になるやもしれん!!」
王「いやいや、離婚しても戦争の理由にはなるって」
白雪姫「お母様・・・どうして」
王妃「男には!!やらねばならぬ時がある!!」
王「お前女じゃん」
王妃「さらばだ!!愛すべき人々よ!!」

窓から飛び降りる王妃

白雪姫「お母様!!お母様ー!!!」
王「・・・・・白雪姫、7人の小人に通達、王妃を止めよ」
白雪姫「はい!!何としても止めて」
「無理だ」
白雪姫「なっ!?誰です!?」
「お初にお目にかかる、私はインゲルと申す者です」
白雪姫「ああ、パンを踏んで地獄に落ちた・・・!?
そのインゲルが何故ここに!?」
インゲル「この世とあの世の境目が不安定になっているのです」
王「何だこの展開」
インゲル「率直に言います、7人の小人はシンデレラ側に寝返りました」
白雪姫「・・・・・いつかはこの日が来ると思っていました」
王「・・・もう訳が分からん!!」



某月某日
シンデレラ王妃を隣国の王妃が襲撃
7人の小人の手により殺害未遂に留まったが
この出来事がきっかけで両国は戦争状態に突入
この戦争に乗じて様々な国がこの戦争に干渉
そのせいで世界的に大規模な戦争になってしまった

「ふふふ、計画通りだね、兄さん」
「我々の復活と共にインゲルまで復活するとは予想外だったがな」
「問題ないだろ、あんなの」
「そうだな、世界に教えてやろう、ほんとは怖いグリム童話を・・・」

あの英雄達が

「そろそろ行くよ」
「これを持って行け」
「ああ、そうだったな、何時もすまないね」
「鬼との共同戦線か・・・気をつけろよ」
「大丈夫さ、彼らと共に頑張ってきます」

全世界を舞台に

「大陸に行く気か?坂田」
「その坂田って止めてくれよ」
「・・・これを持って行け」
「・・・これは?」
「やすりだ、俺はこいつに命を救われた」
「・・・良いのか?貰って」
「貸すだけだ!!ちゃんと返せよ!!」
「わかってるって、それより俺が居ない間、任せたぞ」
「分かっている、この東大寺には蟻一匹入らせない!!」

駆け巡る!!

「ははは、僕に踊らされているとも知らずに哀れな奴だ!!」

その名も・・・

王妃「はぁはぁ、ここまで来れば・・・」
「力が欲しいか?」
王妃「お前は・・・!!まさか!?」


御伽無双

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