小説『遊戯王GX《決闘記録》』
作者:肉じゃが()

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 プロローグ



―海馬ランド―

今日ここ海馬ランドではデュエルアカデミアへ入学するための実技試験が行われていた。
デュエルアカデミアの試験は筆記と実技に分かれており、筆記試験の成績で合否と実技試験の順番が決まるのだ。


「そろそろ俺の順番かな…」

観客席から1人の男の受験者が自分の番号を確認しながらつぶやいた。
ちなみに番号は6番。


『受験番号9番〜6番はフィールドに集まりなさい』
「ようやく出番か、どのデッキを使おうかな」
















―フィールド―


「受験番号6番の加藤裕也です」

「私が君の実技試験担当だ」

「「デュエル」」

裕也  LP4000
先生  LP4000


「先攻は君に譲ろう」
「では遠慮なく、ドロー」



「モンスターをセット、カードを1枚セットしてターンエンド」

裕也  LP4000
    手札    4枚
モンスター 裏
魔法・罠  1枚


「私のターン、ドロー!!」
「?ブラット・ヴォルス?を召喚そして攻撃」

ブラット・ヴォルス ☆4 AT1900 DF1200



ブラット・ヴォルスの攻撃で裕也のセットモンスターが破壊された。


「破壊された?暗黒界の斥候 スカ―?の効果発動、戦闘で破壊された時デッキからレベル4以下の暗黒界のモンスターを手札に加える。俺は?暗黒界の狂王 ブロン?を手札に加える」

暗黒界の斥候 スカ― ☆2 AT300  DF500

暗黒界の狂王 ブロン ☆4 AT1800 DF400



「なるほど。なら私はカードを1枚伏せてターンエンド」

先生   LP 4000
  手札    4枚
モンスター ブラット・ヴォルス
魔法・罠  1枚


「俺のターン、ドロー」
「魔法カード?暗黒界の雷?発動。あなたのリバースカードを破壊して手札を1枚捨てる。」

「なっ、ミラーフォースが!?」


空から紫色の雷が落ちてきて、担当者のミラーフォースを破壊した。



「さらに手札から捨てられた?暗黒界の導師 セルリ?の効果、手札から捨てられた時相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。特殊召喚に成功したとき相手は手札を1枚捨てる。この効果により俺は手札を1枚捨てる」


裕也  手札 6枚→3枚



「さらに捨てられた?暗黒界の武神 ゴルド?の効果発動。このカードが相手のカードの効果によって手札から捨てられた時墓地から特殊召喚し、相手のフィールドのカードを2枚破壊することができる。先生のフィールドの?ブラット・ヴォルス?と?暗黒界の導師 セルリ?を破壊する。」

「なんだと!?」

暗黒界の武神 ゴルド ☆5 AT2300 DF1400



先生  モンスター ブラット・ヴォルス、暗黒界の導師 セルリ→なし


「さらに俺は?暗黒界の狂王 ブロン?を召喚」
「?暗黒界の武神 ゴルド?でダイレクトアタック」

「ぐっ!?」

先生  LP 4000→1700


「最後に?暗黒界の狂王 ブロン?でダイレクトアタック」

「ぐはーーーー!!」

先生  LP 1700→0






〜裕也side〜
「試験デュエルは終了だ。おめでとう君の勝利だ」

「ありがとうございました」


あんまり大したことなったな、おそらく試験用のデッキだろうと思うけど。
もう全ての受験者が終わったはずだから帰っていいのかな?

『受験番号110番遊戯十代 』


あれ、まだのか。でも100番代は1組目だった気がするけど…遅刻か?
まあ暇だからちょっと見て来よう。





「?フレイム・ウィングマン?で攻撃、スカイスクレイパーシュート!!」

「マンマミ〜ア!?」


おっ、あの受験生勝ったぞ。E・HEROデッキか、俺も持っているし戦ってみたいな。
まあアカデミアでは嫌でも戦うことになるはずだから楽しみに待っているか。



つづく…

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