小説『自称一般人』
作者:jack()

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誰もが逃げられない、恐ろしい奴がやって来た!

その名は”月曜日”

板垣家+1が家に住み始めてからかなりの月日が経った。
そして俺は2年生になり、天は川神学園に入学した。

今日は俺が朝の食事当番だから、早めに起きて居間へ行く。

・・・なんで親父は食事当番の俺より早く起きてるんだろう?
この人が寝ている所を見たことが無いんだが?
とりあえず、俺より先に起きてた親父に挨拶をして、朝飯を作る。

作っている間に釈迦堂さんと竜兵さんが起きてくる。
後の三人は朝飯を食べている間に起きる。


食事の時間は戦争だ。
釈迦堂さんと竜平さんと天がおかずを取り合い、偶に俺もターゲットにされる。
そして油断してると、親父が音も無くおかずを攫っていく。

さっさと朝飯を食べて制服へ着替える。
学校には余裕で間に合う時間に家を出る。
同じ学校に通ってる天は、戦争中により飯があまり進んでない上にまだパジャマだ。
どうせ支度もしてないだろう。
あいつが遅刻しても俺は関係無いけどな。


学校に向かう途中にあるものを見た。
不良の集団が一人の女をグルリと囲んでる。
しかも男たちは武器を持っている。

周りにいる奴らは誰も助けようとしない。
何故ならその女は、『武神』川神百代だからだ。

不良たちは瞬殺されて、関節を外されて積み上げられていく。
そして川神先輩は、回し蹴りで積み上げられた不良たちを崩す。


「8発だー、まだまだ甘いなー京」


急に川神先輩は、ギャラリーから少し離れて見ていた風間ファミリーの連中に声をかけたと思ったら、ギャラリーの中に突撃していった。

ちなみに風間ファミリーというのは、2−Fの風間をリーダーとした仲良しグループで、個性的なメンバーがそろっており、川神先輩のほかにも岳人や卓也もそのメンバーだ。


ギャラリーが騒いでいたが、俺は無視して学校へ向かう。
変態の橋では何も起こらず、無事に川神学園に着いた。



「おう。忠勝」

「相変わらず怠そうだなお前は」


今声をかけた相手は源忠勝。
なんちゃらかんちゃらって言うイケメン四天王の一人。
2-Fだが、頭が悪いようには見えない。

何故俺が忠勝と知り合いなのかと言うと

ある日の朝、寝ぼけて2-Fに入ったら、忠勝がいた。
そこで意気投合し、多少の会話をするような仲になった。

っていうわけだ。
忠勝の話は愚痴が多いが、本気で嫌がってるようには見えない。
しかも、不良に近い外見をしている上に、攻撃的な口調だが、意外と優しい性格で、「お前のためじゃねえ」などと言うため、一部の生徒からは男のツンデレと言われているらしい。

教室の前で忠勝と別れて、2-Sへ入り授業の支度をする。

怠い・・・早く授業終わんねえかな・・・

-9-
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