ーマリンフォードー
「先の戦いでは白ひげとイトウに一杯食わされたな…」
海軍元帥コングが溜息をつきながら言った、
それに反応して
「ぶわっはははは!彼奴ら二人とまた闘いたいのう!」
ガープが大笑いしながら言ったのでコングはこの男には闘い以外にやる事があるだろうに…と苦々しい思いをだいた。
「ガープぅ!!!!貴様はまた…全く…先の戦いでは貴様が勝手に飛び出して行ったからコングさんや私まで貴様を援護しに行ったので海軍の主力が三人も釘づけにされたから他の将官は大変だったんだぞ!貴様はそこんとこ分かってんのかああああ!?」
「しょうがないじゃろ?イトウは初対面じゃが、見た時にあれな儂やセンゴク、それにコングさんが行かないと太刀打ち出来ない相手なのは分かっとったじゃろ。」
「だから、じっくりと攻めて持久戦に持ち込まんといかんのに貴様のせいで経ったの二日間しか出来なかったじゃないか!」
「うっ…じゃが!海軍にも死者が出なかっただけましじゃろ?」
うむー、確かにそこだけはガープを褒めないといかんな…
「ほら!ほら!コングさんだってそう言ってるんじゃ!もっと儂を敬わんかい!」
「ガープ!!!!貴様はまた調子に乗りおって…!」
しかし…イトウか、儂とガープ、センゴク三人を相手にしても全く押される様子がなく逆にこっちが押されぎみになるとは…白ひげもサカズキ・ボルサリーノ・クザンの三人で掛かって漸く互角になったと聞くし、彼奴ら二人はもう天災じゃな…白ひげは改めて実力も知れたし静観しても問題無いだろう。
イトウだが…ただでさえ世界には厄介な存在が居るのにこれ以上野放しにするのも…どうしたもんか。
「だから!さっさとロジャーを捕まえればええんじゃ!儂はもう行くぞ?」
「ガーーーーープううう!!!貴様はまた…しかし、確かにロジャーを捕まえればなりませんな、私もこれで失礼します。」
!…たしかに今はロジャーの事が重要だな…
ーある海上ー
「白ひげとの戦いも一段落着いたしなーしばらくはゆっくりできるな…」
「イトウ様、これからですが本拠地に帰還します。領海の事も有りますし。」
そーだったな…いつもすまんなホムラにイナズマよ、
「とんでもない、イトウ様あってこそのイトウ海賊団です。」
バタンと船長室の扉を開けてイナズマが入って来た。
「イトウ様、大変だよ!ゴールド・ロジャーが先程、金獅子のシキと戦い、これに勝利したからこの海の支配者に一番近いのはロジャーになったみたいだよ!」
そうか…ならもうすぐ【ひとつなぎの大秘宝】を見つける日も近いか…
「ほっとりゃいい、ロジャーから喧嘩を吹っかけられたら受けて立てればいい。」
どーせロジャー寿命あるから発見した後は自分から海軍に捕まりに行くだろ。
この時まではそう思っていた…まさかあんな事になるとは思わず、