注意:今回は本編じゃなくて1万アクセス超えた記念話の回だよ
内容としてはFate/Zeroですよー……え?今更過ぎる?投稿遅い?………キニシチャイケナイヨー
ちなみに内容はカオス、英霊もカオス、とりあえずカオスだよ!(大事なことなので3回言いました)
それでも良いって人は…ゆっくりしていってね!
一部聖杯戦争のルール変更
1.呼び出される英雄に出身地による制限なし(大抵アニメや漫画のキャラだから)
2.呼び出される英雄は1作品につき1人ただし外伝やスピンオフ的なものは別扱い
3.呼び出される英雄は基本型は全員人型、宝具を使って巨大兵器を呼び出すとかは無し(主にMS・NMF等)
4.一応第4次聖杯戦争に呼び出された時間軸の英霊は全員参加しない
5.本来サーヴァントは7人だがイレギュラーで1人追加で計8人
6.本来であれば生前に活躍した者もしくは架空の存在が英霊として召還されるが、今回は死後の行動により呼び出されるものがいる
7.一部のキャラの崩壊あり(一…部…?)
こんな感じで本文をお楽しみください
一応最後に召還された英霊の紹介があります
番外編「Fate/Zero とりあえず冬木市逃げてー!超逃げてー!!」
聖杯戦争…それは聖杯という願望機を巡って戦う魔術師達の血塗られた戦い。
魔術師たちはセイバー・アーチャー・ランサー・キャスター・バーサーカー・ライダー・アサシン
それら7人のサーヴァントを使役しそれぞれが大人の事zy……自らの願いをかなえるために最後の1人になるまで戦い続ける儀式である。
今回の聖杯戦争は本来の物語から逸脱したありえないもの。
その結果がどうなりこの先どう影響するのかは…まだ誰も知らない……
そして、今5人のマスターが聖杯戦争に参加するために
各々のサーヴァントを呼び出そうと儀式を行っている最中であった。
聖杯戦争を最初に始めた御三家と呼ばれる魔術師の家系
そのうちの1つであるアインツベルンは自分達の本拠地であるドイツで召喚の儀式を行おうとしていた。
アインツベルンの保有する建物の中にはこれから儀式を始めようと、
黒髪の男性と銀髪の女性の姿があり
2人の目線の先にはこれから行うのに必要な魔方陣が刻まれていた。
「ねえ切嗣、本当に英霊を呼び出すのにこんな簡単な魔方陣でいいのかしら?」
男性にそのように問いかけたのは銀髪の女性の方で名前を『アイリスフィール・フォン・アインツベルン』という。
「ああ、その辺りは問題ないよ。アイリにとっては意外かもしれないけど英霊を招くのは聖杯自体が行うからそこまで大掛かりな儀式を必要としないんだ」
魔方陣の最終調整をしながらアイリの質問に答えるのは、
今回の聖杯戦争においてアインツベルンに勝利をもたらすために外部から婿養子として招かれた魔術師
名前を『衛宮切嗣』といい魔術師達の間では『魔術師殺し』と呼ばれるほどの魔術師だ。
そんな彼がこれから呼び出そうとしている英霊は
かつて騎士王とまで呼ばれた英雄「アーサー王」である。
「さて準備は整ったね。それじゃあこれから召還をするからアイリは少し離れててくれないか」
「わかったわ切嗣……キャア」
切嗣に言われその場から離れようとしたアイリであったが
途中で周りにあった椅子の壊れた部分に手が触れてしまいわずかに手を切ってしまう。
「ふぅ…『素に銀と鉄 礎に石と契約の大公 降り立つ風には壁を 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよ 閉じよ 閉じよ 閉じよ 閉じよ……』」
呪文が唱えられるとともに騎士王を召還するために用意した触媒である騎士王の鞘を中心に光が集まっていく。
この召喚の儀式が終わった時切嗣はいくつもの衝撃を受けることをこのとき誰が想像できただろうか……
場所は変わり聖杯戦争の舞台となる日本の冬木市
その市内にある聖杯戦争を始めるきっかけとなった御三家の1つ『遠坂邸』
今ここで現遠坂家当主にして聖杯によって令呪を与えられた『遠坂時臣』が自身のサーヴァントを呼び出そうと儀式を行っている最中であった
「『素に銀と鉄 礎に石と契約の大公 祖には我が大師シュバインオーグ――
降り立つ風には壁を 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ……』」
呪文を唱える彼の側には2人の人影が存在した
1つは彼の魔術師としての弟子であり…この聖杯戦争においてマスターに選ばれた人物『言峰綺礼』
本来であれば彼は同じマスター…すなわち敵であるはずなのだが現在彼は自身の師である時臣を勝利させるために結託しているのである。
彼自身はすでにサーヴァントを召喚しているが、サーヴァント自体はこの場にはいない、かといって霊体となっているわけでもなく……ある意味この場にいるがある意味ではこの場にいないといえる状態である。
彼が呼び出したサーヴァントは『アサシン』その容姿は顔をマフラーで目の部分以外覆い髪を逆立て身体をマントで隠した物である
おそらく奇襲に関しては今回参加したサーヴァントの中でもクラス抜きにしてもトップであろう。
そしてもう1人この場にいるのは彼らよりも背が小さい子供
本来であればこの場にいないはずであるが無理を言って見学させてもらっている時臣の娘である『遠坂凜』
彼女はサーヴァントが一体どういったものなのか見てみたいがためにこの場にいる。
魔方陣には今回自身の望む英霊を呼び出すために用意した何かの布の切れ端が怪しく光っていた。
再び場所は変わり今度は冬木市のとある場所
「『……繰り返すつどに五度 ただ、満たされる刻を破却する――――告げる……』」
そう告げるのは今回の聖杯戦争において聖杯によって選ばれた御三家とは関係のない外来組のマスターの1人である
多くの魔術師が在籍する別名『時計塔』と呼ばれる場所の一級講師でロード=エルメロイと呼ばれている人物『ケイネス・エルメロイ・アーチボルト』
ただし彼自身聖杯に願う願いというものは無く、自身の経歴に箔をつけるという目的で参戦した人物である。
そんな彼の傍らで見守っているのはケイネスの婚約者である『ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ』
ケイネスがこの聖杯戦争に勝ち残るために用意した秘策のために必要な人物でもある。
彼が用意した本来の聖遺物は彼の弟子に盗まれてしまい急遽代わりを調達した物であるが
ケイネスは予感していたこれから自身が呼ぶ英霊こそ当たりだと……
三度場所は変わり冬木市のはずれある森の奥深く
「『……汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に……』」
周りに人がいない状況でただ1人召喚の儀式を行うのは
あまり背の高くない小柄な青年『ウェイバー・ベルベット』
彼もケイネスと同じ外来組のマスターの1人であり、彼も特に聖杯に願う願いは無い
あえていうならば自身を馬鹿にした魔術師達を見返したいという想いである。
そして現在召喚の儀式を行っている最後の1人は御三家の1つで
かつてマキリと呼ばれ現在では間桐と名前を変えた一族のマスター『間桐雁夜』
「『……我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者 されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし 汝、狂乱の檻に囚われし者 我はその鎖を手繰る者――……』」
しかし彼の姿は本来の姿とはかけ離れていて髪は白くなり身体の左半身は異常を来たしまともに機能しているとはいえない状態である
また呪文を唱える彼の表情には苦痛の色が伺え顔には血管が浮き出てそこから血が噴出してしまっている
だが彼は自身の願いである間桐のおぞましい魔術から養子として引き取られた『間桐桜』を解放するために自らの身体を犠牲にして聖杯戦争に勝つために儀式を行う
「………」
そんな彼の側で彼の苦しむ表情を楽しそうな表情で眺めているのは『間桐臓硯』
雁夜の一応の父親であり、彼がこの聖杯戦争に参加するために鍛錬を施しはしたが雁夜がこの戦いに勝ちあがるとは毛頭思っておらず
ただ雁夜が苦しみ絶望するのを見たいがために協力しているのである。
そしてここに5人のサーヴァントが一斉に召喚される
「「「「「『汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』」」」」」
詠唱が完了するとともに魔方陣から光が放たれ
それが収まるとその場には各々が呼び出したサーヴァントが彼らの前に立っていた
遠坂邸
「サーヴァント『アーチャー』召喚の呼びかけに応じて参上したぜ。あんたが俺様のマスターか?」
時臣の前に立ちそう問いかけてきたのは褐色の肌に白い髪、額の部分にバンダナのような物を巻いた筋肉隆々の大男であった
その人物を見て時臣は笑みを浮かべながら声にこたえる
「そうです私があなたを呼び出したマスターです。あなたが彼の英雄王『ギルガメッシュ』で間違いないでしょうか?」
時臣は自身が呼び出したサーヴァントに対して臣下の礼をとりながら確認のため質問をするが……返ってきた答えは予想もしていないものであった
「あーん?ギルガメッシュ?誰だよそいつは……誰と勘違いしているかしらねえが俺様の名前は――――――だ」
その答えに自身が望んでいたサーヴァントではなかったと知り時臣は落胆してしまうがアーチャーのステータスを見て確信する
「フフフ…この聖杯戦争我々の勝利だ!」
その後聖杯戦争で勝ち上がるための説明をしたら作戦が気に食わない等と文句を言われて疲れ果てる時臣の姿や
凜からキツイ突っ込みをうけたり凜を肩に乗せている自身のサーヴァントの姿を見てさらに疲れた表情をする時臣の姿があったとかなかったとか…
冬木市某所
ケイネスは自身が呼び出したサーヴァントの姿を見て今まで感じたことのない威圧感を感じ立ち尽くしてしまっていた…
「ふむ…ここが戦争の舞台か……サーヴァント『ランサー』召喚に応じてここに参上した。魔力を供給しているのはそこの貴婦人のようだが卿が私のマスターで相違ないかな?」
「そ、そうだ私こそが貴様を召還したマスターにしてロード=エルメロイと呼ばれた魔術師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトだ!」
自身のサーヴァントの問いかけにより正気に戻ったケイネスは緊張しながらもその問いかけに答え、改めて自身の呼び出したサーヴァントを観察する
ランサーは軍服のような服を纏いその長い金髪をなびかせ鋭い目つきでケイネスを射抜いていた
そうまるで一匹の獣のように……
冬木市はずれの森の中
「う、うわぁぁぁぁ!?」
サーヴァントを呼び出すことに成功したウェイバーであったが召喚時の衝撃に驚いてしまい後ろに声を上げて倒れこんでしまう
「…………」
『…………』
「…………」
その光景にウェイバーが召還したサーヴァントは呆気にとられたような顔をして言葉も出ない
そしてそれはウェイバー自身も同じだったようで恥ずかしさのあまり顔を俯かせてしまったがしばらくすると立ち上がり若干顔を赤く染めながら言葉を発する
「お、お前が僕が呼び出したサーヴァントだな!」
「ええ、その通りよ。私が今回ライダーのクラスで召還されたサーヴァントよ。よろしくねマスター」
そういって手を伸ばしてきたライダーの姿をウェイバーは改めて確認すると髪の色は普通の赤ではなくまるで炎のように紅く
服装は昔の人が戦争で着ていたような鎧の上にマントを羽織った物であった
そして一番彼が驚いたのはライダーが女性であるという所であった
「あ、ああ、よろしく頼むライ…ダー…」
まだ若干緊張はしているもののライダーの手をとるが直後に儀式を行った反動のためか気絶してしまうのであった
間桐邸地下
「はぁ…はぁ…はぁ…」
そこには儀式が終了し、魔術を行使すると身体に走る激痛に何とか耐え意識を保ちながら息を荒くして自身の呼び出したサーヴァントを眺めている雁夜の姿と声を上げて笑い続けている臓硯の姿があった
「はぁ…はぁ…こ、これが俺が…呼んだサーヴァント?」
「カッカッカッ、まさかこのような貧弱そうなサーヴァントを呼ぶとは…残念じゃったのぅ雁夜?これではこの戦い勝つことはできないじゃろう?」
「クッ!臓硯貴様!」
臓硯がこのようにいうのも無理は無い
雁夜が呼び出したサーヴァントの姿は、ボロボロの巫女服のような服を着た白い髪の少女であったのだから…
「アー?ウー?」
しかも呼び出したサーヴァントはうつろな目をしたまま辺りをキョロキョロと眺めているだけであった
その様子を見てさらに雁夜をバカにしたように笑う臓硯
……だからこそ2人は少女がバーサーカーのクラスで呼んだにもかかわらず発した小さなつぶやきに近い言葉を聞き逃した…
「たくさんのむしさん?」
そのまま近くに蔓延っていた大量の蟲の一匹を掴むと……あっさりと握りつぶした
臓硯はそのことに気がつくことなく話を続ける
「まあ、精々がんばるがよい。貴様が苦しむ様子をゆっくりみさせて……誰じゃ!?」
雁夜に対してバカにするように話をしていた途中で突然声をあげる臓硯
このあとに起こる出来事は雁夜はもちろん臓硯自身も予想だにしていなかったことである
ドイツ アインツベルン敷地内
召喚の儀式が終了し切嗣たちの前に現れたのは……
「なん…だと…」
「うそっ!?」
白銀の具足を纏い青いドレスのような服の上に胸当てをつけた金髪の少女の姿であった
まさか自身が呼んだアーサー王がこんな少女であったとは思っていなかったため切嗣たちは驚きのあまり停止してしまう
「………」
しかしそれは呼び出されたサーヴァントも同じようで光が収まり目を開いた瞬間ほんのわずかだが驚愕の顔を浮かべたがすぐに平静を取り戻し自身のマスターに対して口を開く
「サーヴァント『セイバー』召喚の呼びかけに応じてここに参上した。問おう…あなたが私のマスターか?」
「………」
だがセイバーの問いかけに切嗣は正気に戻っても答えることはなく
彼女に対して背を向けて建物から出て行こうとする
しかしその前に再び召喚用の魔方陣が輝きを放つ
「なに!?」
「どうして!?」
「どういうことです!?」
突然の出来事に三者三様で驚く切嗣たち
突然の魔方陣の再起動が終わりそこに立っていたのは銀髪の少女だった
少女は目を開くと無言のままアイリの方に近づいていきそばまでやってくると彼女に対して声をかける
「サーヴァント『イレギュラー』呼びかけに応じて参上しました。マスター何なりとご命令を…」
「え?え?………いたっ!?」
まさかの展開に混乱してしまうアイリであったが突然右手に痛みが走り何事かと思い手を見てみるとそこには……
たったの一画しかなかったが確かにマスターが持つサーヴァントに対する命令権…すなわち令呪が宿っているのであった
サーヴァントが5体同時に召還された日から数日後
冬木市のとある家の一室
そこは地獄絵図と呼べるほどの血と肉が飛び散っていた
現在部屋の中にいるのは今までに42人の人間を殺してきた快楽殺人者『雨生龍之介』
彼は図らずも無自覚のままサーヴァントを召喚しこの聖杯戦争に挑むことになる。
そして生贄として部屋の中心に縛られた状態で横たわってるこの家の住人で唯一生き残った子供である
その子以外の家族は全員龍之介により殺されてしまった。
この部屋にいる最後の1人は今回呼び出された『キャスター』のクラスのサーヴァントである
その容姿は長い金髪に小柄な体系だがその目つきは見たものを恐怖で震え上がらせるほどの何かを秘めていた
キャスターは周りの状況を確認すると縛られていた子供の所に歩いていきそのまま手をかざしたかと思うと……
部屋の中を一瞬赤い光が包み込み、それが収まるとその場には先ほどと変わらず横たわっているように見える子供がいた
だが実際にはその子供はすでに息絶えているのであった。
そのことを認識した龍之介は自身のサーヴァントに向かって声を上げる
「COOL!最高だ!超COOLだよアンタ!一体どうやったんだ!一瞬で人の命を奪うなんてあんた只者じゃないな!」
「(この人間がマスターか……すぐに〇の材料にしても良いがここは)おいマスター」
「ん?どうしたんだ?」
「この辺りに身を隠せそうな場所と冬木市全体に張り巡らされている何かは存在するか?」
「うーん、そうだなー…………あ、たしか冬木市は街の地下に下水道が通ってるはずだ!それなんかどうだい?」
その情報を聞きキャスターは笑みを浮かべると部屋の外に向かって歩き出す
「ついて来いマスター貴様もきっと興味を示すであろう面白いことを見せてやろう」
「本当か!?今度は一体どんなCOOLなものを見せてくれるんだい!」
今ある意味今回の聖杯戦争においてもっとも性質の悪いマスターとサーヴァントが手を組んだ
果たしてこの戦争…無事に終るのだろうか?
キャスターが召喚されさらに時間がたちアインツベルンが日本に到着したことによってようやく全てのサーヴァントが冬木市に到着したことになる
ただしアサシンのサーヴァントはすでにアーチャーによって敗退したが、
そのときの光景を使い魔を通じて見ていたキャスターを除く各陣営は全く信用はしていなかった
日が落ちた倉庫街で激突する2人のサーヴァント
ランサーが持つ黄金の槍とセイバーが持つ刀身を隠した剣がぶつかるたびに周囲にはすさまじい衝撃波が飛んでいく
その様子を眺めている各陣営のマスター達
ランサーとセイバーの戦いは中々互いに決定打を与えることなくしばらく続いていたが
何度目か分からない槍と剣が激突した直後2人がいた場所に何かが飛来し轟音とともに小さなクレーターを作り上げる
注意:なおイレギュラーは自身がサーヴァントだと分からないように子供の姿になって戦いを眺めながらアイリに被害が及ばないように守っている
「くっ!?」
「む、邪魔が入ったか」
セイバーとランサーは飛来した物をあっさりと避けるとそれが突き刺さった場所に視線を向ける
するとクレーターの中心に刺さっていたのは1つの剣であった。
そして次の瞬間上空から再び何かが飛来する
「ハッハー!お前ら面白そうなことやってるじゃねえか!俺様も混ぜやがれ!」
盛大な着地音とともに現れたのは褐色肌の筋肉隆々な男=アーチャーであった
アーチャーはランサーとセイバーを見渡すと笑いながらどこからともなく剣を呼び出し臨戦態勢をとる
このアーチャーの独断乱入により時臣が頭を抱えたのは言うまでもない
その様子を見てセイバー達も警戒するが
突如アーチャーは手に持った剣をあらぬ方向に向けて投げつける
その行動にセイバーは一瞬わけが分からないといった顔をしたがすぐに剣が飛んで行った場所を理解しそちらを見る
すさまじい音とともに崩れ去る積み重ねられたコンテナ
そこはアイリが先ほどまで戦いを見守るために身を隠していた場所だった
その光景にセイバーは怒りの表情が浮かぶがその後自分の近くにイレギュラーが元の姿に戻りアイリを抱いて降りてきたのを見て安堵の声を漏らす
「よかった2人共無事でしたか」
「誰に向かっていっているんですか?無事に決まっているでしょう。……ただし彼の作戦はすでに崩れたに等しいでしょうけど」
そうつぶやきながらアイリを降ろしたイレギュラーは剣を投げつけてきた人物を睨みつける
「やっぱり隠れてたのは手前かどっかで感じたことがある気配だと思ってたぜ」
「む、まさか貴様がここにいるとは……いいだろう以前の決着をつけようではないか」
睨まれたアーチャーとランサーは現れた人物を見てそれぞれ対して驚く様子は見せない
「お、どうやら他の連中も出てきたみてえだな」
アーチャーがそうつぶやくと同時に4方向からほぼ同時にこの場に新しい人物がやってくる
1組目は燃えているような赤い髪をしたライダーがマスターであるウェイバーとともに降り立ち
次にボロボロの巫女装束を纏ったバーサーカーが
その次に顔をマフラーで覆ったアサシンが
最後に巨漢であるアーチャーと比べてもさらに巨大である大男がその姿を現す
アーチャーの目的は隠れている他のサーヴァントを自身の攻撃でこの場におびき寄せることであった
ただし本来脱落したままにしておくべきだったアサシンまで攻撃してしまったために咄嗟に対処できずアサシンまで姿を現すことになってしまったため時臣は余計頭を抱えさらに胃まで痛め始めたとか…
なにはともあれ今この場に全てのサーヴァントが集結した(キャスターだけ本人ではないが)
果たして今回の聖杯戦争は誰が勝者になるのか?
聖杯の行方はいかに?
とりあえず冬木市はこの戦いが終わった時無事な姿でいられるのか!?
今は誰にも分からない……
サーヴァント紹介のコーナー(需要あるよね?)
・アーチャー
真名:ジャック・ラカン
登場作品:ネギま
説明:原作において自他共に認めるバグキャラ圧倒的な量の魔力(正確には気)を使い戦う武器を使うよりも素手で戦ったほうが強い人
とりあえず慣れたって理由で『リライト』あっさり避ける時点でおかしい
アーチャーに選んだ理由はバグキャラ以外に仮契約でるアーティファクトの『千の顔を持つ英雄』が戦法としてギルガメッシュと似てると思ったから。
また自身の膨大な気を一気に解放して攻撃したり防御に使用したりもする。
というかアーチャーなのに原作含めてまともに弓を使っていない件について…え?エミヤ?彼もなんだかんだ言って剣使ったり盾だしたり矢の変わりに宝具打ち出してるじゃないですかー
願いは特になく面白ければ良いといった感じ
宝具:千の顔を持つ英雄
仮契約により手に入れたアーティファクト。大きさ・種類を問わず様々の武具を呼び出す宝具。
ジャックはこれによって呼び出した刀剣類を主に投げつけることに使う。
また投げつけた剣の上に乗り移動する本来ありえない使い方もする。
その他アーチャー候補
1.高町なのは:ラカンの方がギルたちと剣を投げつけることに共通しているため却下
2.鹿目まどか(女神バージョン):戦闘力は申し分ないが一応神の分類のため却下
3.エミヤ:凜とつながりがあるため呼ばれる可能性はあったと思う。形は違えど遠坂家のあの宝石もあったと思うし。
・ランサー
真名:ラインハルト・ハイドリヒ
登場作品:Dies irae
説明:聖槍十三騎士団・黒円卓第一位の人。別名『黄金の獣』
原作においては絶対的恐怖の象徴であった存在。この作品においては戦闘力は変わらないが性格はドラマCDの若干親馬鹿が入っている
聖杯によって本来の力から大分抑えられているとはいえそれでもサーヴァントの質としてはトップクラス
また本来であれば聖遺物でなければ倒すことはできないが聖杯によって神秘を含んだ物であれば倒すことが可能
ただし創造までの仕様はできるが流出は仕様不可だが代わりに別な物が使用可能
なお、彼がサーヴァントを倒した場合その魂は聖杯ではなく彼が取り込む
願いは性格が違うため強いてあげるなら強者との戦い(別に既知感の法則の破壊でもいいんですけどね)
宝具:1.聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント)
伝説の神槍にして世界を支配するとも謳われる究極にして最強の聖遺物。
その1振りで街を焼け野原にするといわれているが聖杯の能力制限により普通の槍とそのままでは大差ない
2.至高天・黄金冠す第五宇宙(グラズヘイム・グランカムビ・フュンフト・ヴェルトール)
ラインハルトが全力を出せる“場”である“城”を創り出し、“城”の内部で死した者の魂を全て取り込み、ラインハルトの戦奴とする宝具
これを発動した場合は槍も本来の威力を取り戻す
3.黄金十三騎士団・黒円卓
騎士団の黒円卓のメンバーを召喚する固有結界、ただし条件が揃えば結界を展開せず普通に呼び出しが可能
戦闘力は個々のメンバーによって左右されるが第二位は特性上そのままでは召喚不可
また第三位は召喚自体が不可能である
その他ランサー候補
・特になし
・ライダー
真名:マティルダ・サントメール
登場作品:灼眼のシャナX Eternal song -遙かなる歌-
説明:灼眼のシャナの番外漫画より参戦……あくまで漫画の方(ここ重要)
先代の『炎髪灼眼の討ち手』、戦いに喜び(生きている快感)を見出す凛々しい女武人。
戦いでは常に全力を尽くし、最善の手段であれば死をも辞さず、中途半端を何より嫌う
彼女が生きていた時代では『当代最強』とまで言われるほどの強さであったフレイムヘイズ
左手中指には『コキュートス』という指輪型の神器をつけそこに『“天壌の劫火”アラストール』を宿している
宝具:1.夜笠
彼女が普段着ているマントであり、その内側は大小さまざまなものを収納することができる
2.騎士団(ナイツ)
宝具とは若干違うがほぼ同じ扱い
炎を使い数百物炎の軍勢を操ることができる
その形状や用途に制限は無いと思われ使用者の使い方しだいで様々な戦法に使うことができる
また炎によって作り上げた1体1体が並みのフレイムヘイズと同等の強さを持っている(この作品では並みのサーヴァントと同等か少し下位
その他ライダー候補
1.王:屍姫に出てきた人。行動を制限されていた初期の方ではなく自身を屍と認識した後の方。だが乗ってたのが牛車だけだったためインパクトにかけて没
2.その他ロボット系の人たち:ルールによる制限のため没
・バーサーカー
真名:北斗
登場作品:屍姫
説明:七星という屍の集団の頂点に立つ最強の存在
その肉体はすでに死んでいるため尋常ではありえない力を元々発揮できる
現在ではそこにサーヴァントの補正が入りさらに上昇している
元々純粋かつ気まぐれな性格でバーサーカーとして召喚されたにも関わらず狂化はしていないが結局は制御不能である
宝具:1.全ての本質を見極める目
その名のままであり見たものの本質をその目に映し出す
そのため多数の人を見ても本質が変わらなければ全員同じように見える
逆に他者と違う場合見分けるのは簡単
ただし北斗自身が意思疎通する気がほとんどないため意味があるかは微妙である
2.七星
宝具と呼べるか怪しいもの
効果は聖杯に呼ばれる以前に集団として成立していたメンバー6人をこの世界に具現化させること
具現化には魔力を使うが今回は北斗が召喚された後あまりにもお腹が減っていたため勝手に出てきた歪質(ヒズチ)が地下室に蔓延っていた大量の蟲達を食い散らかし魔力を大量に得たため召喚しっぱなしでも問題がないほど(またその時に一緒に居た臓硯もお腹の中に納まっている。臓剣の本体がこの時点で桜の中にあるか不明なため生死は不明)
全員が具現化した後は基本間桐家で好き勝手やっているが頭夜(トーヤ)は見た目の都市が近い所為か桜と一緒にいることが多いとか何とか…
その他バーサーカー候補
・ハセオ:「.hackG.U.」の主人公。ただし映像版のビーストフォームの方。なんかインパクトに欠けるから却下
・キャスター
真名:お父様もといフラスコの中の小人(多分一番のご都合主義の人)
登場作品:鋼の錬金術師
説明:姿は本来のフラスコの中に入った影のような物ではなく、若い金髪の青年姿
召喚当初は自身の分も含めて賢者の石の命のストックは8個しかなかったがその後マスターである龍之介を利用して着々と賢者の石の回収と冬木市全体を賢者の石の材料とする計画を進行中
使える力としてはノーモーションの錬金術及び7つの大罪の各能力を使うことができる
サーヴァントとして消滅させるには彼のストックしている命分殺しきるかマスターを殺すしかないが、自身の賢者の石を1つ消費すれば代替魔力としてしばらくの間動き回ることができる
宝具:7つの大罪
宝具と呼べるか怪しいものその3
自身の魂を7つの大罪(「傲慢」「色欲」「強欲」「嫉妬」「怠惰」「暴食」「憤怒」)に分けそれぞれ対応した力を持って現世に召喚するもの
メリットとしては出した大罪を利用して様々な裏工作ができる
デメリットはそれぞれ大罪を現世に出している間は対応する能力が仕様不可能になる
また現世に出している状態でその大罪が消滅した場合能力は永久に使えなくなる
さらに強欲に関しては現世に召喚した場合高確率で裏切る可能性がある
その他キャスター候補
・エヴァンジェリン・A・K・マグダウェル
ネギまに出てくる吸血鬼の真祖さん。実力的に申し分ないが魔力消費なしで傷が回復する不老不死な上に多分召喚された瞬間龍之介殺すと思うから残念ながら没
・アサシン
真名:壊刃(かいじん)サブラク
登場作品:灼眼のシャナ
説明:ライダーと違い本編の小説の方から参戦。
圧倒的な炎を操りそこに自身が収集した刀を混ぜることによりさらに攻撃力を増している。
また初撃限定だが、彼自身の存在と攻撃の予兆を全く感じさせず、複数個所に絶大な規模と威力の同時攻撃を行えるという特性を持つ
その正体は街の大部分を蓋えるほどの桁外れに巨大な体と力を持ちながら、感覚域は人間サイズという非常にアンバランスな体を持つ存在
そのため、倒そうとするならばサブラクが浸透している場所(ここでは冬木市)全てを巻き込む攻撃を行うか、意識体が宿っている人間サイズの身体と本体をどうにか切り離して撃破すれば無力化できる
宝具:スティグマ
宝具か怪しいものその4
自身の操る剣で傷つけられた者の傷を時とともに拡げていく恐ろしいもの
さらにこれを解呪不能という一点に特化させた「スティグマータ」というものもある
その他アサシン候補
・赤屍:ゲットバッカーズに出てくる人(古い)この人が本気を出す+倒される姿が浮かばなかったため没。どちらかというと暗殺者の意味でアサシン
・セイバー
真名:アルトリア
登場作品:Fateシリーズ
説明:唯一原作から登場のサーヴァント。
ただしZero時間軸ではなくステイナイト終了後の時間軸から呼び出されたため聖杯の正体や結末を全て知っている
目的は聖杯の破壊。
またステイナイトの全てのルートも経験しているためアヴァロンを使うことが可能な上にさらに自身の意思でセイバーオルタになることが出来る(制御できるかは別)
宝具:原作とアヴァロンやオルタ化がある以外相違なし
・イレギュラー
真名:ユウ
説明:何度も転生を繰り返す私の書く小説の主人公
聖杯戦争に関してはほぼ全て何が起こるか体験している
また魂に関しては自身の特性ゆえに理解は群を抜いており召喚後アイリを普通の人間と変わらない器に魂ごと移動させている(と同時に小聖杯は機能を封じている)
召喚された原因については切嗣がサーヴァントを呼ぶ直前に付着したアイリの血が触媒代わり、理由はIS本編他において別世界とはいえ2人の子供であるため
今回召喚されたサーヴァント全員と最低一度は顔合わせ済み
さらにこの世界にはユウという存在が召喚時点でサーヴァントのユウ含めて最低3人存在する(この世界のアイリ達の子供と死徒27祖の一員)
宝具:多すぎて割愛
後書き
このたびは遅くなって申し訳ございませんでした。
しかも遅くなった割に内容が意味不明というね。
本当はもっと細かく書きたかったんですが時間がないわなんか頭の中にあるものがきちんと描写できないわで全然ダメでした。
本当にごめんなさい。
一応この後のお話は考えてますがもし仮に次記念話を書くとしてもFateはやらないかも
というか素直になのはやネギまの話を書いておけばよかったと若干後悔しました。
あとこのお話投稿時点で
アクセス数が3万超え
総ポイントが1000超えました!
……これがいいのか悪いのかよく分かりませんけどね(特に総ポイントの得点加算の値とか)
まあ、記念話はやるとしても次は5万じゃなくて10万だと思いますけど。
では今回はこの辺で失礼いたします。
今年も後3日……目指せ後1回更新!
では次回こそ本編でお会いいたしましょう