小説『Lost Magic』
作者:イズミ()

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学校から出て千夏と別れたあと俺たち3人は家へ向けて歩いていた。

「それにしても、あんなに怪異だらけだったのによく平気だったのう?」

「怪異だらけ?俺たちは3体しかあってないぞ?」

「うん。」

そう言うと、エリーの顔は曇った。

「なんだと?」

「へ?」

「主殿は知らないと思うが外はそこらじゅうに怪異が溢れていた。」

「たまたま、校内にいなかっただけとか?」

「・・・そうだと、いいのだが。」

エリーはまた考え込んでしまった。

「まったく・・・」

「それにしても、直樹。今のあんた結構シュールだよ。」

そう、さっき保護した人形はなぜか俺に懐いており頭の上にいる。

「仕方ないだろ?」

香苗やエリーには懐いているが、なぜか千夏の事は嫌っている。

「お前はなんで俺にベッタリなんだよ。」

しかし、人形はなんにも答えてくれない。

だが、人形が懐くのをいいことに俺が面倒を見る事を決めたのだが、それが間違いだったことに夜に気づくことになる

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