朝からこってりと絞られた俺は午後の授業から参加することになった。
「うへぇ・・・」
-中々、大変だったようだの?-
「うるせぇ。誰のせいだと思ってんだ。」
-あの場で、主が怖がって眠れなかったっとでも言えば良かったのか?-
「あ、いえ、すいません。」
流石に高校生にもなって怖くて眠れなかったは恥ずかしすぎる・・・
「そういや、人形は?」
-家で飛び跳ねたりしてる。-
「そうか、でエリーから見てどうなんだ?」
-そうだな、魔力が強すぎるって感じか。-
「強すぎる?」
-多分、エルスぐらいなら軽く捻れるぞ。-
「ごめん、基準がわからん。」
-昨日でた雑魚どもを1回で150体程度は潰せるってことだ。-
「そりゃ、すごいな。」
黒板に文字を書いている先生は時々振り返るが、また書き始める。
-まぁ、今しばらくは様子見ってところだな。-
「わかったよ。」
それっきり、エリーの声は聞こえなくなった。
「それじゃ、五刀。この問題に答えてみろ。」
「へ!?」
やべぇ・・・なんにも聞いてなかった・・・
仕方なく、前に出ると先生が小声で、
「無駄話をしてると、ガンガン当てるからな。」
「へい、すんません。」
その場は教えてもらった答えでどうにかなった。