小説『Lost Magic』
作者:イズミ()

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「罠?」

相手は無理やり、送るとエリーに気づかれるのを知っていた?

「なぁ、エリー落とし穴を作って怪異の世界に落とすって事は可能か?」

エリーは少し考え込んだが、

「え?あ、あぁ、一応は可能だがあまりにも異質な穴になるぞ?
明らかに不自然な穴だ。」

人が引っかかることはないらしい。

「じゃあ、その線もないってことか。」

また、降り出し・・・か。

「だが、しかし『落とし穴』は思いつかなかったな。」

「意外な『落とし穴』でしたね。」

「・・・ほう?我に切り裂かれたいのか?」

「い、いえ、そんなことは。」

エルスはさっと離れる。

「じゃあ、当面はその『罠』の線で考えることにするか。」

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