小説『男女戦争』
作者:UMA.m()

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第7章 作戦報告





戦艦に乗り込んだ男達は、まず軍服に着替えさせられた。
次に、会議室のような所に集められた。
そこで、全てが明かされた。

大崎が口を開いた。

「さて、お前達。ここまでご苦労だった。お前達をここまで連れてきたのは他でもない。
これからこの戦艦で、北海道に乗り込む。女どもを襲撃するんだ。
その為には兵士が必要だった。だから刑務所の方でお前達の運動能力を測ったんだ。
それに、女どもの事を切り捨てられないお前達を連れてくれば、良い克服になるだろう。
この日本にこんな情けない男達がいると思うとむしずが走るからな。」



乗り込む?

北海道・・・・・?

北海道は女性国だったはずだが・・・・・。
新がそんな事を思っていると、加藤がいち早く口を開いた。

「ちょ、ちょっと待ってくれ!女性国に乗り込んで何をするんだよっ!?」

大崎は言う。
「戦争だ。お前達には北海道に着き次第、命を賭けて戦ってもらう。男性国本土の拡大の為にな。
女性国では16から35の女は強制的に兵士生活が強いられていると聞く。
相手が女だからと軽く思うなと言う事だ。相手はお前達より訓練しているんだからな。
勿論、兵士はプロも使っているから安心しろ。お前達のような女を捨てきれない奴らはすぐねをあげるからな。だからといって逃げてばかりはいかんぞ。相手は本気でかかってくるだろう。
そこで、女より男の方が強いという所を見せ付けてやるんだ。分かったな!!」



戦争・・・・・?

女性と・・・・・?

待て待て。話が飛躍しすぎてるっ!!



「ま、待てよ!!そんな事聞いてないぞっ!!」
思わず新は叫んでいた。
大崎は言う。
「お前達は男性国の法律を守れなかった犯罪者。
お前達に何の発言権もないぞ。」

やはりとんでもない事になった。
何でこんな事に・・・・・。
ただ、妻や娘の事を心配していただけなのに・・・・・。



大変な事になった。

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