小説『男女戦争』
作者:UMA.m()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

さて、戦艦の外には再び兵士が集まっていた。
昨日死んだ兵士の分、新しい兵士が駆り出されていた。
それに、3隻の戦艦の中には、まだまだ大勢の兵士が待機していた。



たった8人になってしまったCチームは、
動く度に背中にすれる服が痛みをともない、思うように動けなかった。

「さぁ、Cチーム。貴様らが先頭だ。いいな。」大崎が言った。
地雷対策の為に俺達はいるようなもんだと、新は思った。

昨日の足跡をたどれば、地雷の森は簡単に抜けれた。
後は、この後始まる戦いの心配だ。
また、大崎のもとに、バズーカを持った男が駆け寄ってきた。
空砲班だ。
大崎はその兵士に一つ頷くと、兵士は空にバズーカを構えた。



どーーーーーん!!!



再び、あの音が響き渡った。





男女戦争2日目
スタート。





空砲とともに、男性兵士が女性陣の所へ走る。
丘の上には、もう女性軍がいる。

昨日までの死体はどこにいったのか、綺麗に片付けられていた。

Cチームはもう迷ってはいなかった。
ここで立ち止まっていれば、またあの苦痛を味わわないといけない。
もう嫌だ。
Cチームは決心し、進軍した。今までにない覇気だった。
それ程まで、一晩の苦痛はキツかったのだ。

新ももう迷わない。
これも家族に会う為だ。仕方が無い。やるしかないっ!!!

新は銃を構え、走った。
西田も同じく走った。

-35-
Copyright ©UMA.m All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える