小説『異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます』
作者:読む短刀()

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初めまして、読む短刀です。この作品は、ハーメルンにも投稿しております。あまり自信はありませんが、よろしくお願いします。




第0話 始まり



カラン、カラーン♪
「おめでとうございま〜す!!」
俺の目の前で見知らぬ女性がハンドベルを鳴らしながらそんなことを言ってきた。
よし、先ずは何故こうなったのかを考えよう。えーと今日はいつも通りに7時に起きて、飯食って学校行って、不真面目に授業受けて学校終わったから特にやること無いからクラスメートとちょっと駄弁った後で本屋とゲーム屋よって家についてドア開けたら冒頭の状態。
ダメだ!?この状況の説明が出来ない!
落ち着け、落ち着くんだ、頭の中にこの状況を推理した答えが3つ出た、きっとこの中に答えがある!!(たぶん!)

1番 目の前に居るのは不審者!

2番 ドッキリ!

3番 入る家を間違えて目の前の相手も俺を誰かと勘違いしている!

先ずは1番の推理の「不審者」だが、知らない人の時点で不審者か否かとか解んなくね!?てか仮に不審者として、目的は何だ?見ず知らずの相手にいきなり、「おめでとうございま〜す!!」って何がしたいかさっぱりわからん。詐欺も学生相手じゃ大した金にならないから、よって1番保留
次に2番の推理の「ドッキリ!」だが、ナイナイあり得ないし、意味わかんないし、やる意味ないし、よって2番は除外
最後に3番の推理の「どっちも間違えてる!」(長いから略した)だが、これじゃね!?これが答えなんじゃね!?てかこれ以外無いだろ、これだこれ、これなんだよ俺が求めていた答えは!いや〜謎が解けた。なんで3番目に考えてたのかね俺は、ちょっと焦り過ぎたな。さーてここが他所様の家ならさっさと自分の家に帰ってダラケますか。
そう考えた俺は回れ右をして、ドアノブを回して家から出ようとしたが、無い、ドアノブが無い、というより辺り一面真っ白で何もなかった。
「ぬわんじゃこれはああああぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!??!?」
「ようやく反応したと思ったら、いきなり大声ださないで下さい!!」










「うぅ、酷いですよう。人がずっと話し掛けてるのに、返事もしないで百面相して、それが終わって、やっと話ができると思ったら急に後ろ向いて大声だすんですから。」
フム、どうやらこの目の前の女性は考え事に夢中だった俺にずっと話し掛けていたようだ。それは悪い事をしたもんだ。ん、百面相?……ぎゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!恥ずかしい!めっちゃ恥ずかしい!どんな顔してたか知らんけど、変顔とかしてたらもう終わりだー!
「えっと、急に頭抱えだしてどうしたんですか?」
「え!?あ、ああ、いや大丈夫だ、問題ない。」
「はあ、なら良いですけど。」
ふう、何とか誤魔化せたか
「それよりも、此所は何処で、アンタは誰で、俺に何の用なんだ?」
さっさと聞きたい事を聞いて帰ろう
「あ、はい!今から説明しますね。今度は百面相しないで聞いてください。」
いや、しねーよ!!










「えっと、先ずは此所が何処かと言いますと、此所は私の空間で、私は位は低いんですけど、神の1人です。」
フム、電波系の人間だったか。
「帰る」
「え!?何で帰るんですか!?まだ大事な用件伝えてないんですよ!?」
何でだと、そんなの決まってる。
「電波系に付き合うつもりはない!」
「違います、私は本当に神なんです!」
「なら証拠見せてみぃ、証拠をよぉ。」
「解りました。証拠を見せれば私が神だって信じてくれるんですね?」
フッ、電波が化けの皮剥いでとっとと家に帰って、「モン○ンかガン○ムやって、録画したリト○ス観るんだ」馬鹿な、何故俺の考えがバレている!!Σ(゜д゜;)
「神の力で分かりやすいのが読心術だったので使いました。これで信じてくれますか?」
「はぁ、OK分かった。アンタを神だと信じるよ。」
「それじゃあ、私が来た目的を言いますね!私が来た目的は、見事に貴方が抽選に当たったので、異世界旅行券をプレゼントしに来ました♪」
は?( ̄▽ ̄;)

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