小説『異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます』
作者:読む短刀()

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中学生編8 受験だ!目的地は勿論、藍越学園!…あれ?



修司「え〜と、受験票よし。筆記用具よし。俺のやる気無し!」
どうも皆さん、今俺は受験に行く前に、荷物の最終チェックをしている。ちなみに、俺が何処を受験するかと言えば。
簪「準備出来た?」
修司「ああ、問題無い。」
簪「じゃあ、行こっか。」
修司「おう、簪が受験するのってIS学園だよな。名前似てるからって、藍越学園と間違えるなよ。」
簪「シュウにも同じ事が言える。藍越学園と間違えてIS学園の受験場所に来そう。」
修司「ま、俺の場合間違えて入っても、男子だから直ぐに追い出されるけどな。」
そう、俺が受験するのは私立[藍越学園(あいえつがくえん)]。俺がISを動かせることを世界に公表してないから、当然進路も普通の高校を選んだ。だが、俺にはある計画がある。
修司「そういや、一夏のやつも受験場所藍越学園だから受験場所で会うかも知れねえな。」
俺の計画、それは受験会場で迷ってる一夏と共にIS学園の受験場所に行って、そこにあるISを一夏と一緒に動かす。これが一番楽だと思い今まで公表しなかった。










家から出て、電車とバスに乗って俺達はIS学園と藍越学園と他の学校の受験会場でもある多目的ホールに着いた。
簪「それじゃあ、シュウ、頑張って。」
修司「簪もな。」
俺と簪はお互いの受験場所に行くため、一旦別れた。さ〜て、一夏を捜すか。





結論を先に言うと。
修司「やべ、迷った。」( ̄▽ ̄;)
何故気付かなかったんだ。迷子捜して迷子になる。そんなんよくある事じゃねえか。
修司「くそ、一夏は何処だ!?」
などとぼやきながら曲がり角を曲がると、人とぶつかりかけた。
修司「と、すいません。」
???「いえ、俺の方こそ…シュウ?」
修司「え?」
ぶつかりかけた人から俺の名前がでたので、相手の顔を確認すると。
修司「なんだ、誰かと思えばドイツで俺が友達になるまでぼっちで、帰国後もしょっちゅう連絡を取り合って、会っていた一夏じゃないか。謝って損した。」
一夏「「謝って損した。」って何だよ!?後何回言えばそのぼっち弄りを止めるんだ!」
修司「気が済むまで?」
一夏「疑問系で答えるな!…ってそうだ。シュウ藍越学園だよな、受験場所。」
修司「ああ、そうだが、まさかお前。」
一夏「あ〜、うん、迷った。だから案内してくれ。」(_ _;)
修司「まったく、受験日に受験場所目指して、受験会場で迷子になるなんて。」
一夏「う!文句は後で聞くから案内してくれ。」
修司「一夏。」
一夏「何だよ。まさか自力で行け、なんて言う気か?」
修司「そのまさかだ。」
一夏「何でだよ!?案内くらい良いだろ!?」
修司「無理だ。何故なら、俺も迷子だからな。」┐(  ̄ー ̄)┌ フッ
一夏「……」(°Д°)
一夏「はあああぁぁぁぁ!?」
修司「だから、俺も迷子だ。つまり案内出来ない。」
一夏「お前!「受験日に〜」とか言ったくせに、お前も迷子ってどういうことだよ!」
修司「うだうだ言ってないで、さっさと藍越学園の受験場所捜すぞ。」
一夏「〜、いろいろ言いたい事もあるけど、捜さなきゃいけないしな。はあ。」




修司「一夏。」
一夏「何だよ?」
修司「何時になったら、藍越学園の受験場所に着くんだ?」
一夏「知らねえよ!」
修司「はあぁ!?とっととみつけろや!」
一夏「偉そうに言うな!」
修司「使えねえな。」
一夏「ああ、もう!こうなったらあそこにある扉に入るぞ!それで大体当たるんだ!」
修司「間違えたらシバクからな。」
一夏が扉を開けると。
係員?「君達受験生ね。だったら奥に行って着替えてね。ここを借りれる時間は限られてるから。」
一夏「今の受験はテスト対策に着替えさせるのか?」
修司「さあ?知らねえけど、!一夏、あれ見ろ。」
一夏「え?IS?何でこんな所に?」
そこには日本製第二世代IS[打鉄(うちがね)]が2機置かれていた。そのISに一夏が近付いて行く途中でケーブルに躓いた。
一夏「うわ!?」

ガシッ!

修司「バカ!腕掴むな!」
一夏が躓いた瞬間俺の腕を掴んだせいで俺は一夏に引っ張られる形でISに近付く。

ピタッ、ガン!

一夏は空いた手でISに触れ、俺は頭からぶつかった。瞬間俺達が触れたISが光りだし、光が収まった瞬間俺も一夏もISを纏っていた。
一夏「い、いったいこれは?」
係員?「貴方達!此処は男子は立ち入り禁止…男がISを動かしている!?」





さて、所変わってというか、時間が経ってというか。俺は今からIS学園の入試を受けようとしている。
あの後いろいろあり、俺も一夏も入試を受けることになった。一夏は今別の場所で試験を受けている。一夏と同時だから俺の試験官は誰だろ?
???「待たせたな。」
修司「げっ!千冬さん!?」
千冬「尾上!?ISを動かした男子と言うのはお前か!」
修司「あ、はい。俺と一夏です。」
千冬「一夏もか…。まあいい、私が試験官の織斑千冬だ。この試験は私とのISでの戦闘だが、勝敗は関係しないので気にしないように。」
修司「いやいやいやいや、ブリュンヒルデ相手じゃ、瞬殺されるだけですよ!?」
んなの試験に成らんだろ。
千冬「安心しろ。手加減してやる。」
修司「逃げ場は無い、か。こうなりゃヤケだやってやる!」










この日、世界中に俺と一夏がISを動かした事がニュースでとりあげられたと同時に、俺達のIS学園入学が決定した。









後書き
どーも読む短刀です。
こんな作品を読んでいただきありがとうございます。
中学生編はこれで終了し、次回から本編に入ります。
いやー、ここはハーメルンと違って前書きスペースと後書きスペースが無くて驚きました。ハーメルンでは前書き等はスペースがあるので、書いていますが、アットノベルスでは報告や、連絡の時だけ前書きや後書きを書きます。

それでは、これかもよろしくお願いします。

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