小説『異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます』
作者:読む短刀()

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第2話 IS学園入学



修司Side

カリ、カリカリカリ

シャーペンを走らせ、プリントにサインしていく。この作業を始めてどれくらい経っただろう。そろそろ言いたい。
修司「何で新入生の俺が生徒会室で生徒会の書類作業を手伝わなきゃいけないんだ!?」
楯無「あら、今更ね。」
元々の原因は、この生徒会長、楯無のせいだ!
IS学園に来て教室に向かおうとしたら楯無が来て。
楯無「一大事なの、直ぐに来て!」
なんて真剣な顔で言ってきたから走る楯無についていって、生徒会室に行き、書類作業をやるはめに。
修司「これだけの書類、春休みにでも片付けとけよ。」
楯無「あら、この書類の山はシュウと一夏くんが原因なのよ?」
修司「そう言われると何も言えないな。」
楯無「ほら、喋ってても手を止めない。」
修司「ああ、わかった。てか、まずお前はペンを持て!」









一夏Side
???「皆さん、初めまして、私はこの1年1組の副担任の山田真耶です。」

シーン。

真耶「皆さん、よろしくお願いしますね。」

シーン

真耶「そ、それじゃあ、自己紹介をお願いします。出席番号順で。」
自己紹介が始まるが俺の頭の中はほぼ真っ白だ。理由はただ一つ教室にいるのが俺以外全員女子だからだ。いや、本来ならもう1人男子がいるのだが、何故かまだ教室に来ていない。どうしたんだシュウは?
真耶「…ら、君。…りむら君。織斑君!」
一夏「は、はい!?」
真耶「ごめんなさい、大声出してごめんなさい。でも今自己紹介で、あ〜から始まって、お、の織斑君なんです。もう1人いるんですけど、用事で遅れてるから先に挨拶してくれるかな?」
一夏「あ、はい。わかりました。」
真耶「それじゃあ、お願いしますね。」
俺は自己紹介するために立ち上がって後ろ振り返ると、ガン見だ、クラス中の女子全員がガン見してくる。俺と目が合った途端顔を反らした幼馴染みも今は俺を見てくる。
一夏「えっと、織斑一夏です。宜しくお願いします。」
何だその、「もっと言って。」な目は!?くそ、こうなったら。俺は息を吸い込んで一言。
一夏「以上です!」

ガツン!ガタタン!スパーン!

女子が机に頭をぶつけたり、椅子からずり落ちるのと同時に俺の頭に衝撃が走った。俺は頭を押さえながら振り返ると。出席簿を構えて悠然と立つ…。
一夏「元帥!?」

スパーン!

千冬「人を勝手に軍人にするな、馬鹿者。それとも、先程の「元帥」は私が老けているとでも言いたいのか?織斑。」
ヤバイ、鬼も泣く目だ。
一夏「いや、千冬姉。俺はそんなつもりじゃ…。」

スパーン!

千冬「ここでは「織斑先生」だ。馬鹿者。」
一夏「わかりました。織斑先生。」
と、こんなやり取りをすれば俺達が姉弟だとバレて騒ぎに。と考えた瞬間。

ガラッ!

修司「すいません!遅くなりました!」
ドアを開けてシュウが入って来た。




修司Side
俺は生徒会室での書類作業を終わらせて、全速力で教室に来た。

ガラッ!

修司「すいません!遅くなりました!」
俺がドアを開けて入った瞬間、何か妙な空気になった。
千冬「理由は更識から聞いている。教壇の前に来て自己紹介をしろ。」
修司「な!?千冬さん!?」

バシ!

修司「何するんですか!?」
千冬「学校では織斑先生だ。」
修司「わかりました。織斑先生、だから出席簿を収めて下さい。」
ヤバイ、ヤバイ。手がプルプルしそう。てかこの人ほんとに人間か?本気じゃないとはいえ(本気だと出席簿を壊す可能性があるため)、聖人以上の力を持つ俺と互角、いやそれ以上だと!?
千冬「人間だぞ、尾上。」
心が読まれた!?
千冬「まあ良いだろう。自己紹介をしろ、尾上。」
修司「わかりました。」
そう言って俺は教壇の前に立つが、視線がハンパない。一夏も見てくる。
修司「初めまして、先に挨拶したか知りませんが、そこにいる、織斑一夏と同じようにISを動かした男子、尾上修司です。」
視線は納得してないな。もうちょい言うか。
修司「趣味は、音楽鑑賞。気分で性格を変えること。ゲームや漫画。それくらいです。後、クラスの皆には普通の事も、つい最近ISの勉強を始めた、俺と一夏は知らないことが多く、迷惑を掛けるかもしれませんが、宜しくお願いします。」
さて、挨拶もしたし、俺の席とおぼしき一夏の隣の空席に…。
女子達『きゃあああぁぁぁぁ!』
何事!?耳がぁ!
千冬「静かにしろ!」
一瞬!?一瞬で黙ったよこの子達!入学初日でもうこんなチームプレーが出来るなんて。
千冬「時間が無いので残りの自己紹介は授業が始まる迄に各自で済ませておけ。」
そう言って、織斑先生と山田先生が教室から出ていった。俺、原作知識が有るのに初日からこれって。大丈夫か?









後書き
どーも読む短刀です。
本編に突入しました。
取り敢えずは、これでハーメルンに投稿している話は全部こっちにも投稿しました。
今後はできしだい両方に投稿します。
後、作者は気分屋なので、これといった投稿ペースはございません。ですので、もし、この作品を気に入ってくれた方は気長に次回を待っていて下さい。できる限り早めに投稿しようと思います。

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