小説『異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます』
作者:読む短刀()

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中学生編4 IS、GETだぜ!!1



俺の家から車で30分程で着く場所に、[尾上機械部品製造所]がある。
創業は60年前、つまり俺の祖父が始めた。
表向きは家電製品や、車の部品の製造を行っている。表向きは、な。
実際というかメインはこの工場の地下でのIS開発だ。工場に行く途中に楯無が何故地下でIS開発をしているか聞いたら、少しでも束が見つからないようにするためらしい。まあ確かに、普通に工場でIS開発してりゃ、政府が視察に来たりするだろうからなぁ。
さて、ここでISについて説明しないとな。
[インフィニット・ストラトス]通称[IS]元々は宇宙空間で活動するためのマルチフォーム・スーツ。因みに開発者は篠ノ之束だ見た目アホなのにとんでもない物作りやがった。理由はISの以上なスペックだ。なにせこのIS、現行兵器を余裕綽々で潰してしまえる。そんなISは今では世界で、スポーツになっている。宇宙進出はまだ無理なんだとさ。現行兵器を上回ってるISが何故スポーツになっているのか、それは[アラスカ条約]があるからだ。条約の内容はまあ、ISが発表されて直ぐに各国が日本にISの技術を独占させない為にだした条約だ。そして、ISを戦争で使っちゃ駄目とか言いながら、殆どの国がISを軍事に使ってる。ISを作るには[コア]が必要なんだが、このコアは謎が多く未だに解明できてないそうだ。解明できなきゃ作れない、よって今あるコアの数は[467]、束が作って世界中に流した分だけ。これが束が世界中で捜索されてる理由だ。コアの作製方法は束しか知らない。つまり、束を捕らえて仲間にしたり、脅したりすれば沢山のコアが手に入るって訳。大事な事を忘れてた、それはISの欠点とそれによる、世界への影響だ。まずISの欠点だがそれはただ一つ[ISは女性しか使えない]この事が世界中で[女尊男卑]の風潮ができた。簡単に言えば、女がIS使えるから国が女性を優遇する制度作った、そのせいで男は女の労働力や奴隷みたいな扱いだ。町歩いてたら見ず知らずの女に男が荷物持ちさせられたりするし、それ断ったら警察呼ばれて捕まるってのはよくあることだ。ここまで酷いと男が暴動起こしてもおかしくないんだが、女の方にはISが在って、男にはISに対抗できる物が無い。つまり、暴動が起きてもISがある女が勝つ、だから男は我慢して女の言いなりになる。説明終わり。
拓真「さて、着いたぞ。」
お、どうやら着いたみたいだ。
楯無「随分長く考え事してたのね、10分ぐらい百面相してたわよ。」
簪「面白かった。」
修司「お願い致します。今すぐ忘れて下さい。」
楯無「わかってるわよ。ほら、行きましょ。」
修司「そうだな。」

工場内は静かだった。
薫「今日は上は休みなのよ。」
修司「その分下が騒がしいと。」
拓真「まあな、下へはエレベーターで降りるからな。」
そう言いながら、エレベーターの中に入って親父は「B3」のボタンを押した。










地下3階に着いてエレベーターが開くと、そこにあるのは沢山の作業をしている人やISのパーツ、完成、未完成のIS、ISのコアもある。
束「やっほ〜♪たっだいま〜♪」
束がフレンドリーに作業している人達に話しかけた!?
作業員A「あ、束ちゃん、主任、副主任、お帰りなさい。」
作業員B「お前ら!主任達が帰ってきたぞ!」
作業員一同『お帰りなさい!』
家みたいだな、ここ。
薫「ただいま、と言っても出てたのは、ほんの数時間だけどね。」
拓真「ただいま、今日は息子と息子の友人を連れてきた。シュウ挨拶しろ。」
修司「わかった。初めまして、息子の尾上修司です。隣にいる2人は幼馴染みの姉の更識楯無と妹の更識簪です。」
楯無「初めまして、更識楯無です。」
簪「更識簪です。初めまして。」
作業員A「ようこそ、ゆっくり見ていって。」
拓真「よし、俺についてきてくれ、見せたいのが在るんだ。」
そう言って親父が奥の方に歩き出したから俺達はついていった。奥にある大きな扉の前に立って親父はパスワードを打っている。
拓真「この中にあるのはな、ウチで作った最高傑作とも呼べるISだ。それを今からお前達に見てもらおうと思ってな。」
楯無「そんな大事な物を見てもいいんですか!?」
拓真「別に良いさ、シュウと君達ならな。」
そう言ってるとパスワードを打ち終わったのか、扉から電子音がなり、扉が開き始めた。
束「ふっふっふ、この中にあるのはね、私と先生達そしてウチの作業員みんなで作ったんだよ♪」
修司「居たのか、束」
束「え!?」
薫「あら、居たの束ちゃん」
束「ええ!?」
拓真「ああ、居たのか束くん。」
束「えええ!?うわ〜ん、いじめだよ〜。」
修司・拓真・薫「冗談だって(笑)」
楯無「親子の連携ワザね。」
修司「ハハハ、っとアレが?」
拓真「ああ、そうだ。アレがウチの最高傑作。」
そう言って親父は部屋のライトを着けた。そこに在ったのは、俺が神に特典として頼んだ物の一つ。
拓真「機体名は、[紅蓮零式 (ぐれんぜろしき)]だ。」
カラーは黒ではなく赤だが、俺の専用機になるISが在った。

-8-
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