昼休み……
リックは屋上でカロリーメイトを食べてマウンテンデューを飲んでいた。
「こちらゴースト、大佐聞こえるか?」
『ああゴースト聞こえるぞ。どうだ女の園は?男の楽園だろう?』
「ぬかせ、ただ鬱陶しいだけだ。それに白騎士とも少しあったしな……」
『はぁ、またかゴースト…いい加減集団に慣れないのか?社会性に欠けるなんて人間失格だぞ?』
「おあいにく様人間なんてとっくに失格になってるさ。こんな殺しばかりするなんて人間のすることじゃない。」
苦笑しながら事実を大佐に言う。その時屋上の扉が開く。どうやら織斑ー夏が入ってきたようだった。織斑ー夏はリックに近付きこう言った。
「お前、千冬姉をバカにしてただろう。千冬姉は犯罪者なんかじゃねえ!!訂正して千冬姉に謝りやがれ!!」
胸ぐらを掴もうと手を伸ばすがだらけた体から直ぐに構えを取り相手の迫る右手をを払い手の腹で顔を突く。相手が怯んだ何処で足を払い体を下に抑え背中から地面に叩きつける。
「ガハッ!?うぐっ、ゲホゲホ………てめぇ!!」
「言っておくが織斑千冬が犯罪者なのは事実だ。馬鹿なら別だがあの織斑千冬の顔を見ただろう?アイツは触れられたくない過去があるのさ。」
「……触れられたくない過去…?」
「白騎士事件、あの事件では世界のミサイルが日本に向けられ発射された。白騎士は全て破壊し被害は0だった、と言うのは表での話さ。」
「表での話?なら裏があるのか?」
「真実さ、実際は白騎士は全て破壊していない。いくつか漏らしがあった。何処かのクズが自分勝手な為にパッキングしてミサイルを撃ったせいで何人かが死んだ。」
「そんなの嘘だ!デタラメ言ってんじゃねぇ!!おまえら軍人はクズばかりだな!!うぐっ!!」
今度は織斑一夏の顔面にストレートをかまし倒れた織斑ー夏に馬乗りになり胸ぐらを掴む。
「お前らみたいなあたまんなかお花畑の人間がいるから国は駄目になってくんだ!!いいか!実際あの事件で死んだ人間は居たんだ!!それにISなんてもののせいで仲間が全て死んだ!第七五レンジャー部隊の奴等はソマリアでテロリストによるISで全員戦死、デルタフォースはイラクでISにより戦死した!皆家族がいて変える場所があったんだ!!その家族に戦死報告した時の気持ちがわかるか!」
さらに殴る。
「俺は世界がつまらないなんて理由であんな兵器を作り世界を、多くの人間の人生を想いを潰した奴を必ず殺す!!それが俺が死んだ仲間に唯一出来るて向けだ!!」
地面に叩きつけてからその場を後にする。
「チッ……言いたいだけ言いやがって自分は安全圏で見てるだけかよ……胸くそわりぃぜ…」
リックは次の授業の為に屋上を去り教室に向かった。