小説『黄泉路への案内人』
作者:楽一()

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デート編 アリサ


 さて、一番手はアリサ。

葵「さて、待ち合わせ時間にはだいぶ余裕があるぐらいに来たんだが」

 そして目の前の待ち合わせ場所には、

葵「早いな」

ア「ふにゃっ!?」

 いきなり変な声を上げた。びっくりさせすぎたか?

ア「あ、葵?」

葵「あぁ。そうだ。しかし、まぁ」

ア「な、なによ///」

葵「なに。フェイトやなのは、はやてたちを見ても思った。お前も成長したなと思ってな」

ア「そ、そう「後綺麗なったな」ふぇ///」

 はやてたち同様アリサも綺麗になっている。これは将来嫁としてもらう人がうらやましいな。

葵「さて、今日はどこへ行くんだ」

ア「近くにできたショッピングモールよ。そこの服屋さんがとてもお気に入りなの」

葵「そうか。では今日は一日お嬢様に御付き合いいたしましょう」

ア「う、うん。よろしく///」

 そういって私の腕に彼女の腕をからませてきた。

葵「あ、アリサ///!?」

ア「な、なによ///!? い、嫌とは言わせないわよ///!」

葵「ま、まぁ、男としては光栄の至りだな///」

 その後歩いて数分の場所にリムジンが止まっていた。何でも待ち合わせ場所うが駐車禁止だったらしい。何故そんな場所を?

 まぁそれはさておき来るまで数分後、

葵「はぁ〜、大きいな」

ア「まぁまぁね。とりあえず目的に行くわよ!」

葵「あぁ」

 そして目的地である洋服売り場に来た。

葵「何か買う物でも決めているのか?」

ア「ん〜。ここのお洋服はどれもかわいいから、目移りしちゃうのよ」

 そう言いながらもすでにかごには結構な数の服が入っているように思えるのだが?

ア「よし! じゃあ試着するから意見お願いね」

葵「分かった」

 だが、

ア「葵、どう?」

葵「にあってると思うよ」

 そして、

ア「じゃあこれは?」

葵「うん。ぴったりだ」

 さらに、

ア「ならこれ」

葵「おぉ・・・・」

ア「あんたまじめにやってるの?」

葵「あのなアリサ。君は間違いなく美人やきれいどころという分類に入る。そんな女性が何を来たってキレイなんだ。むしろ似合わない服を探す方が難しいと思うが?」

ア「そ、そう///!?(き、綺麗って・・・それに美人って・・・そんな///)」

 その後いろいろと見て回り、

葵「そろそろ昼食時か。あそこにちょうどいいものがあるな」

ア「そうね。あそこにしましょうか」

 そういって注文を一通りし、

ア「でも今思えばこうやって葵と二人でどこかに出かけるのなんて初めてかもね」

葵「そうだな。まぁアリサもけいこなどでいなかったり、私も私で用があったり。後はみんなで行動か」

 いま思えば私は小学生を満喫したのは数週間だったな。

ア「それにいきなり再会したかと思えば20歳だったし(でも、こっちの葵もこれはこれで///)」

 昼食後もしばらくは店舗を見て回った。

葵「しかしこうもあるきまわると本当に広いなここは」

ア「そうね。喉もカラカラよ」

葵「そうか? では近くの自販機で飲み物を買ってくるが何か要望はあるか?」

ア「そうね。炭酸以外で」

葵「了解」


SIDEアリサ


 葵が飲み物を買いに行ってすぐ、

男「へぇ、ねぇ君今一人?」

ア「いいえ。連れがすぐに戻ってくるので」

男2「男、女?」

ア「男です」

男3「そんな奴ほっといてどこか行かない?」

ア「結構です。ほっといてください」

男「別にいいじゃん。行こうぜ?」

 男が私の肩に触れた瞬間、

ア「ほっといてっていたでしょ!」

 男の手を払いのけた。すると、

男「いってぇ・・・ナニしやがんだこの女!?」

男2「優しくしてら、テメェ!?」

ア「ひっ」

 ヤバい怒らせた。

男3「おい行くぞ! さっさと来い!」

 無理やり私の腕を引っ張り、

ア「痛い! 止めてよ! 止めてってば!(葵!)」

 心のどこかで葵に助けを求めると、

???「人の連れが嫌がってるんだ。やめたらどうだ?」

男3「なにをイタタタッタタタタ」

ア「葵!」

葵「少し反省しろ」

男3「グベハッ」
 すると腕をつかんでいた男の手を離し、蹴り飛ばされた。軽く数メートルは飛んでいった。


SIDEOut


男「誰だテメェ?」

葵「この子の連れだ」

男2「関係ねぇ人間はすっ込んでろ!」

葵「だから連れだと・・・はぁ、そうやってすぐに暴力に打って出るのか?」

 男は有無を言わずに殴りかかってくるがこんな鈍足というよりも遅い攻撃など当たるほうがおかしい。それを私はやすやすと避ける。

 久々に飲みたかった炭酸飲料をおもいっきり振り、向かって来た男の眼をめがけて、

――プシュウウウウウウ

男2「へっ、そんな・・・ウガヤアアアアアアア目がぁぁぁあ」

 強炭酸は目に入るとしみるぞぉ。

葵「どう考えてもお前とアリサじゃあ釣り合わないだろ。冷静になれ。そして、邪魔なのはお前らだ」

 そういって再び蹴り飛ばした。

葵「ラスト一匹」

男「ひっ」

葵「チェェストォーーーー!!」

男「ギャヘアァ」

 またどこへ。星にでもなってればいいのだが。

葵「行くぞアリサ。警備員が来たら面倒だ」

ア「う、うん!」

 そのまま安全な場所まで来ると、アリサが。

ア「もうびっくりするじゃない!」

葵「いやすまない」

ア「でも、助かったし。これはお礼ね///」

―ちゅっ

葵「!?」

 そして、契約が成立。

 そして鬱モード・・・・。

 数分後説明。

ア「へぇ。じゃあ何? 魔法使い組のほとんどがこれを持っているの?」

葵「あぁ。で、アリサにつけられた称号が・・・」

 聖夜の書を取り出し、アリサのところを確認すると、

【灼炎の騎士 アリサ・バニング】

ア「つまり、その・・・これがあるとあんたと一つになれるのよね///」

葵「ま、まぁそうだな・・・」

ア「そっか♪」

 その後来るまで八神家まで送ってもらいデートは終了。帰り際に、

ア「葵! 私、アリサ・バニングスは神無月葵のことが好きです! なのは達にも負けないから!!」

そう宣言したアリサは終始ご満悦だったのがとても印象的だった。

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