小説『FAIRY TAIL PSIを使って大暴れ』
作者:OR()

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第1話 異世界トリップ旅行!?


え?何!?異世界トリップ旅行!?いやいやいやいきなり過ぎでしょ!!

『と、とりあえず続きだ続き。えっと、【あなたは10億分の1の確率で選ばれた幸運なお方です。この旅行は準備に大変な時間と労力がかかりますので、もちろんこの旅行を断るという選択肢は存在しません。なお、この旅行は前触れなく突然始まりますのでご了承ください。あなたがトリップする世界はFAIRY-TAILの世界です】』

ヤバイ、展開がいきなり過ぎてついていけねえ。
要はものすごい倍率でオレがこの旅行に当選したってことか?
オレ、こんな旅行に応募した覚えねえぞ。誰だ!?こんな勝手な事したのは!!


でもまあ、断れないんなら仕方ねえか。意外と面白そうだし。
ん〜やっぱりオレって適応力高い方なのかもな。既にこの現状を受け入れてる。
それにしてもFAIRY TAILか、マガジンで読んでただけだからそこまで原作覚えてないけど、まあ大丈夫だろ。オレ記憶力いいし。

ってちょっと待て!!FAIRY TAILって思っきしバトルマンガじゃねえか!
魔法使えないと即死じゃん!!
一般の高校一年生なめんなよ!ビックリするくらい何もできないんだぞ!!
いや、そんなことよりFAIRY-TAILの世界で生き残るため為にもこの手紙の続きを読まなくては。

『【この旅行の期間はトリップした世界であなたが死ぬまでです。トリップした世界で死亡した場合は自動的にトリップした直前の時間まで戻ります。もちろん記憶は残ったままです。分かりやすく言えばこの旅行はコンティニューの無いRPGゲームのようなものです。早く元の世界に戻りたいのならそれでも構いませんが、どうせならこの旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?
さて、この手紙を読み終わったと同時にもう一通の手紙が届きます。
その手紙には自分の欲しい能力など、トリップした世界でのあなたの設定を記入することが出来ます。
付属の記入欄にあなたの望む設定を書き込んでください。ただし、その世界の秩序を破壊してしまうほどの力は与えられませんのでご注意を。
これでこの旅行についての説明を終わります。それではベストウィッシュ!よい旅を】』

最後に某携帯獣の挨拶で締め括られていた。
パクんなよ!!
てか最後まで主催者の目的とか書かれてなかったな。
まあ、のせられてるって感じもするけど楽しんでやろうじゃねーか。
まあ死んでも元の生活に戻るだけだしな。

そんなことを考えているといきなり目の前に封筒が現れた。

何でもかんでもいきなりだな、おい。

ま、それはおいといて、早速封筒を開け中身を見てみる。

『さて、何が書き込めるのやら……へ〜結構色々あるのな。欲しい能力に容姿やトリップする時間軸まで指定できるのか』

欲しい能力か、どうしようかな。
あ!PSYRENはどうだろう?
うん、いいと思う。適度に魔法っぽいし、そこまでチート過ぎないしな。これならセーフだろ。
そして何よりオレ、PSYREN好きだし。

あれこれ考えた結果、能力的にまとめると

・PSIは原作通りの方法と脳にかかる負荷を掛ける代わりに魔力を使う方法の2つを使用できる。
・魔力を使って発動する場合、PSIは魔法として扱い、PSIの強さによって消費する魔力が異なる。
・最終的に全てのPSIを使うことができるようになる。
・最初から使えるPSIはコミックス14巻時点で夜科アゲハ、雨宮桜子、朝河飛龍、望月朧、霧崎兜が使えるもの
・戦闘経験と訓練を積めば使用できるPSIも増えていく
・PSIの従来の使い方でのデメリットは原作と同じ
・初期魔力はナツと同等
・肉体的な強さ、戦闘センスはアゲハ並み
・無の境地(なにも考えずに相手をぶん殴ること)が使える。
暴王の流星(メルゼズ・ランス)のPSIホーミング等、PSIを対象とする技は魔力も対象に含まれる。
・すでに八雲祭並みにPSIを使いこなせる

こんなところかな。ちょっと多すぎる気もするけど、ある程度制限かけてるし、これくらいいいよな?
強すぎる気もしないし。
後は容姿とかの設定か。
見た目はやっぱりアゲハだろ!!
ということで残りの設定は

・名前:夜科アゲハ
・容姿:同上
・性別:男
・年齢:14歳
・原作の時間軸:原作の1年前スタート
・トリップ地点:妖精の尻尾のギルドの正面

こんなところかな。

今の自分よりひとつ年下になるってなんか変な感じだな。
オレは解答欄に自分の設定を書き込んだ
書くもの無いと困るなぁ、って思ってたら封筒の中に鉛筆が入ってた。
用意いいな。
封をすると手紙は宙へと浮き、空に飛んでいった。

『うん、もうツッコまない方がいいな』

これ以上律儀にツッコんでいたら疲れるだけと判断したオレはツッコむのをやめた。
数分後、新しい手紙が送られてきた。
中身を見ると【準備完了。これからトリップします】と書いてあった。

『トリップってどんな感じなんだろう?』

オレがあれこれ考えていると、体が急に光に包まれた。

『なっ!?オレの体が…消えていく……!?』

完全に光がオレを覆い尽くしたところでオレは意識を手放した。

さあ、楽しい楽しい異世界トリップ旅行の始まりだ!

-2-
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