小説『勇者と魔王と仲間の物語』
作者:あきら()

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こっちに来るようになってもう1週間になる

村では騒がしいと思ったら祭りの準備をしているらしい

この村では一年に一度大きな祭りをするらしい

その祭りはいろんな大陸からいろいろな人がやってくるという

このお祭りは王様の誕生日を祝うものらしく王様誕生記念祭の名で通ってるらしい

俺たちはというと俺たちの世界に戻り泉の森を散策していた

泉の森にはもう一つドアが存在すると向こうの世界の本に記載されていた

俺たちはそれがありそうな場所をローラー作戦で探している

5人に分かれて散策するがなかなかそれらしいものは見つからず諦めて帰ろうとしたときふと声が聞こえた

男とも女ともとれないこえだ

「汝がわれの前に姿を現したとき真実を汝に授けよう」

俺は気配を辿り針路を変え進んでいく

木と木の隙間からふと小屋が見えた

小屋の方向へ進むと

そこにあったのは小屋ではなく祠だった

その祠はなにか不思議な感じがする

全然新しく見える祠を前に俺はどれだけの時間たっていたのだろう

ふと気がつくと俺は仲間の心配そうな顔に見つめられせいに膝枕されていた

深山「何かあったのか?」

りく「だいじょうぶか?」

本間「ほんとうにさ・・・・」

せい「だいじょうぶ?」

俺は頷き体を起こした

やはりそこには祠がありその横に洞窟があった

俺は立ち上がるとフラフラする

また転んでせいの胸に顔をうずくめるような感じになる

でもせいはとても心配そうな顔でこっちを見てくる

そしてこういった

せい「ここら辺一体でとても強い魔力を感じる出処はこの洞窟」

多分俺は魔力に当てられてこうなったのだろう

少し休んで回復し、俺が声を聞いたというと皆がΣ(゚д゚lll)のようになりこの洞窟に入ることになった

この洞窟の中は以外と涼しく静かで水がきれいであった

進んでいくとなぜか熱くなってきた

水もほとんどなくなり入口とは全然違う感じがした

魔力が濃くなり気配も大きくなる

そして角を曲がったとこに変な扉がある

ノブや引くとこがないのだ

俺が手を触れるとそのドアが空き中からすごい熱風と魔力を感じた

気絶しなかったのはさっきで少し体制がついたからだろう

そして扉の向こうにはとても広い空間と翼は炎で出来ており尻尾は色とりどりの羽で出来ている大きな鳥だった
しかし炎の色は黒で尻尾は青やみどり紫などだ

姿は鳳凰という獣にそっくりだが少し違う

本間「我は汝を知っている汝の名を黒朱雀またの名を黒鳳凰」

「人間ごときが我が名を知っているとは褒めてやろう」

仲間を見ると恐怖というものに付きまとわられ固まっている

だが俺は違う俺はこいつを見た瞬間に喜びを感じた

「ほう・・・汝はさき我の声を聞いたもの見るからに恐怖の色を感じぬが」

あきら「俺はあんたに聞きたいことがあるんだあの異世界に続くドアとは何なんだそしてなぜ獣が俺たちの世界にいるんだ」

「ふっ我が姿を見て尚動じぬとはないいだろう汝にドアの秘密を教えよう」

アレはだいぶ昔のこと我ら獣は昔こちらの世界に住んでいた
人間と共存し助け合っている者もいた
だがあることをきっかけに獣が人間を襲ったのである
それをきっかけに人間と獣の抗争が始まった
最初は獣がかっていたのだが
そこにある1人の男がいたその周りには4人の仲間がいた
奴らはなぜか人間なのに魔力を持っていた
奴らは獣を違う世界へ連れて行こうと考えたそれがあのドアだ
その5人の人間が作り出したドアはココに生える木よりも高かった
獣がほぼ向こうへ行ったとき
ドアを壊し人間が通れる大きさに作り変えたという
そうしてこの世界に残ったのがわれのようなものだ

このあとも説明は続くそして黒鳳凰はこういった

「汝らの魔力はその5人の魔力にに過ぎている」

そして俺らはひとつの結論にたどり着いた

あきら「その5人の名はなんという・・・」

黒鳳凰が言ったその名は我らの先祖の名だった

「我はその5人とこう言う誓を立てた
 汝の子孫がここに来たとき我は汝らの子孫に手を貸すと」

黒鳳凰は俺たちの先祖様とすごい約束をしていた

「あきらよ前に出てグローブを外せ」

俺は前に出てグローブを外した

手の甲を見せるように手を前に出す

「汝我契約により我の器とし体を渡す我が翼は汝の背中に出て我が目は汝の目とあわさらん!」

黒鳳凰が詠唱を終えるといきなり俺の右腕をつつく次の瞬間俺の体に黒鳳凰が流れ込んでくる

気がつくと俺たちはさっきの洞窟の黒鳳凰の間に倒れてた

右の手の甲に黒い紋章が合われる

そして右目に違和感を感じる

鏡を見ると眼球が黒鳳凰のものになっている

力を教えると眼球の線は消え人間らしい目になる

そして俺は人からこう呼ばれることになる

漆黒炎の魔導剣士と

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