小説『東方零遊記』
作者:天音神兎()

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「俺がそれくらいで許すとでも?」

「ぐわあぁぁぁぁ!!!あのころの素直な君はどこへ!!?」

…………さぁてね、っていうかお前が何を知ってんだよ

「悪かった!!悪かったから!!かわりに転生させてあげるから!!」

………ふむ、転生とな…
話ぐらいなら……

「じゃあさっさと説明しろ」

「ふぅ〜〜……お詫びといってはなんだが、新しい世界で新しい人生を、と思うての」

へぇ〜〜………まあ、もとの世界は暇すぎたからいいかな?

「東方projectという世界なんじゃが、どうかの?」

東方の世界か……
……いいね、もともと東方好きだったし……

「いいよ、それで?能力とかもくれるの?」

「ああ、このくじ引きから引いてくれ!!引き当てた能力を与えよう」

………くじ引きって……
「ちなみに二回までやってよいぞ」

「すべてチート能力じゃから安心して引けばよい」

なんか、俄然やる気が出てきたよ……現金だねぇ………さて、それじゃあ
……………………………
一つ目【近代兵器を創り操る程度の能力】

二つ目【無限にする程度の能力】
「ほお、なかなかいいのを当てたの。一つ目は知っている銃など近代兵器を創り操ることができるぞ。二つ目は体力、生命力、霊力などを常時無限にしてくれるぞ」

…………すごいチートだな、これ………


「因みに、儂とは常に連絡をとれるようにしといたからの。いつでも話しかけてくるといい」


……………本音は?

「暇だから話相手ぐらいにはなって欲しい!!」

心を読むな、心を…


「そういえば零よ。 もとの世界の人間は魔力を持っていなかったが魔法を使いたいか?」

「へぇ〜…俺って魔力無かったんだ。 使わせてくれるなら使いたいな。能力の事もあるし空間魔法がつかいたい」

「分かった。他の属性はいらんのか?」

「ん〜…別にいいかな?」
「よし!それなら東方の世界に送るぞ」

「お〜〜頼むよ」

「じゃあ、二度目の人生を楽しんで来い」

「そうするよ。いってきます」

「うむ、いってらっしゃい」







…………目を開けるとそこには東方の世界の美しい景色が………ない!!?

「はあ!?ふざけんなジジイ〜〜!!!」


ちょっ、まっ、此処おもいっきし空じゃん!

『ごめんごめん。間違えちった』

「てめぇ!絶対泣かしてやるからな!!」

本当どうすんだこれ!
ヤバいヤバいヤバいよ!?地面が目の前に!!

「っ!!?そうだ、空間魔法!!」

-2-
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