小説『東方零遊記』
作者:天音神兎()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

まあ、ひとまずはコレくらいにして………

「糞神〜?」

『なんじゃ〜?』

……立ち直ってた…

「今いつの時代?」

『今か?今は永琳が月に行くだいたい10年ぐらい前かの』
「へぇ〜、って、めっさ昔じゃん!」

『まあ、不老なんじゃから』

……まあそうだけどさ

『これからどうするのじゃ?』

………ん〜、そうだな〜
「此処がどこだかわかんないからとりあえずぶらつくよ」



……………………………


いやぁ〜〜………何だ?ここ………

今俺の目の前には異様な光景がある。
遥か昔なだけに美しい自然、綺麗な水が流れる川、美味しいと感じることができる澄んだ空気が周りにある。
あるんだが、その中に明らかに不自然な物が存在していた。
科学力満載なその壁は何かを物語っているね。
何かは知らんが…

「とりあえず入るか」

『どうやってじゃ?』

「もちろん空間魔法で」

此方と壁のあちら側を繋いでみた。

「お邪魔しまーす」

『犯罪者じゃ……』

神よ。何を言っている

バレなきゃ犯罪じゃないんですよ…

『今、神様として聞き逃せないことが……?』

「まあそんな細かいことはそこら辺のグラ〇ニーにでも喰わせておいて……なかに入るぞ」

『グラ〇ニーって……確かに何でも喰うとるけども……』


???まあ変な糞神はほっといて。
中に入ると…………

「なんだ?これ…」

入ると凄かった。
さながら、ドラ〇もんの未来都市を丸々再現したみたいだった。
現代とは比べものにならないほど高度な技術って……………ワクワクするよね?
そこはしますとも!!俺も立派な男の子。興奮しないほうがおかしいから!!

「すげぇ〜〜!!よし!とにかく見て回ろう!」

なかはもっと凄かった
ステータス画面みたいなパネルを人々が使っていたり、バケツ型のロボットが街を掃除していた。禁書〇録の学園都市にあるやつだよ。
腕生えてるけど………





暫く彷徨いていたら本屋で立ち読みでおさまった。…………この時代にも漫画がありました。

「(なんか視線を感じる………)」

さっきからみられてる感じがあるんだけど、なんだろう?

少し視線をずらすと永琳らしき人物が本棚の端にいて此方を見ているんだが……バレないようにこっちから出向いてみるか。 俺が動くと案の定永琳が動いたので、後ろに回って声をかけてみた。



「俺になんか用?」



-4-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




東方茨歌仙 ~Wild and Horned Hermit. (IDコミックス) (IDコミックス REXコミックス)
新品 \840
中古 \210
(参考価格:\840)