小説『ボカロ日常記録帳』
作者:螺旋()

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次の日。

俺は見事回復した。

回復能力だけには自信があるんだよ(`・ω・´)←

そして、またいつもの騒がしい毎日が始まる。

「マスター、回復したんだ!よかったぁ…!」

ミクが心底安心したようにホッと胸をなでおろす。

「なんだ俺があのまま死ぬとでも思っていたのかい(´・ω・`)?」

そうわざと言うと、

「死なないとも限らないじゃん…!」

と真剣に返されてしまった。

次はルカが、

「回復したならよかったわ。でも、一日で回復なんて早いわね」

と感心したように言った。

「あれかルカは先生なのか」

だって先生みたいじゃないか←

「マスターの先生、ね。いいかもしれないわ」

「いいのかよ(´Д`)」

よくないよ(´Д`)

「まぁ、沈んでるマスターなんてマスターじゃないからね!」

リンがカラッと笑いながら言う。

「俺は熱出してても沈んでねーよ?」

キリッ、とばかりになぜかこのタイミングでドヤ顔をキメると、

「完璧にテンション低い気がしたのは私だけ?」

とGUMIに言われてしまった。

確かに低かったかもだけど(・ω・`)

「マスター、これポストに入れてきてくんない?」

病み上がりにも関わらずMEIKOが80円切手を貼っていない封筒を差し出してきた。

「俺病み上がりなんだけどっつか80円切手貼れよ」

「ないんだもん」

「買ってこいよ金やるから」

「めんどくさ」

「じゃあ俺じゃなくて姉ちゃんに頼むことだな(´Д`)…」

「はいはい」

KAITOが話に乱入してきて、

「それなら俺が入れてくるよ」

と言った。

MEIKOが「あんたじゃなくしそうで不安」とスッパリ断ると、KAITOは(´・ω・`)という顔をした。

「え、オレ空気www」

ちょwwwと笑うレンを隅に、皆それぞれの会話を楽しんでいた。

…俺にも、俺を心配してくれる姉ちゃん以外の人ができたってことが、今は単純に嬉しかった。

さて!!

俺は突然立ち上がり、

「今日も一日頑張るぞぉぉぉぉ!!!!!」

と雄叫びを上げた。

その後、ご近所様に「ヽ(`Д´)ノウルサイゾ!」と叱られたのは言わないでおく。←




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