小説『つぶやき』
作者:クロー()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>


弟から自分の通ってる塾のビデオに私の塾の恩師が映ってたという話を聞いた。


そういえば、彼は東大入って大学院にまで進学して、がん細胞の研究していたらしい。


もともと勉強は嫌いで学校の成績でワースト3を記録したあの先生が、なにを思ったのかノーベル賞取得を志したらしい(獲れなかったみたいだけど)。


過労死寸前って言ってたけど、元気だったな(カラ元気か?)。


「一生独り者しかも孤独者」の相を背負っていたように思う。


てかなんで塾講師やってんだろ。最初の授業の時から香水ぷんぷんさせてたけど、


「生徒の集中力のため」

なんてそんなの冗談っしょ!!

「騙されてたまるか」って感じ!

うんうん、先生も男だね。


でも生徒と話すのが好きそうだったけど一人演技みたいだったな、面白かったからいいけど。「専門科目のことなら俺に任せて、ここで勉強すればいいから」なんて言っててかなり頼りになったし。


でも、やっぱあ〜ゆ〜人って優越感で生かされてるのかもな。

それくらいじゃないとやってられないでしょっ。




-37-
Copyright ©クロー All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える