小説『しょうか、消火…しょーゆー事か!』
作者:たまちゃん(たまちゃんの日常サタン事)

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たま男「どうすんだよ…お前。。。


    消防車なんか買ってしまって?」






多摩子「ねぇ。。。」






たま男「ねぇ。。。ぢゃねぇよ!説明してくれやっ!」





多摩子「だからぁ〜、昼間…セールスの人が来て…」







たま男「何でだよっ!何で、一般の家庭に


    消防車売りにくるんだよ?」





多摩子「あたしもね、断ろうと思ったわよ!でも、つい…」



たま男「何で、つい買うんだよ?お前はあれか?


    消防車を【つい】買う人か?」





多摩子「でもあなたも、新しいの欲しいって言ってたから。。。」


たま男「だからって消防車じゃねぇだろよっ!むしろお前の考えが新しいよっ!」


多摩子「セールスの人の説得力があったのよ。。。」


たま男「どうゆう説得だよ?一般人が消防車欲しくなる説得りょ…」


多摩子「今夜、サンマだけど、いい?」









たま男「話聞けやっ!何で、消防車なんだ?」


多摩子「だって、カーナビ付いてんのよ!」


たま男「余計なもんも、付いてんだろっ!ハシゴとか、ホースとか。。。」


多摩子「洗車するとき便利じゃない、上からジャーって。。。」


たま男「どんだけ豪快な、洗車だよ!見た事ないよ、そんな奴!」


多摩子「普通のカーナビじゃないのよっ!声で教えてくれるの。。。」


たま男「普通だよっ!何だ、どこで火事だか教えてくれるのかっ?」


多摩子「違うのよ、『今、サイレンを鳴らしています!』とか。。。」


たま男「分かるよっ!わざわざ教えてくれなくても!サイレン鳴ってりゃ!」


多摩子「さらに、『今、消火中です!』とか。。。」







たま男「消火中に、誰がカーナビ聞いてるんだよっ?


    ああ、もういい!こんなもん詐欺じゃないかっ!


    110番に電話しよう!」







多摩子「えっ?消防車なのに?」





たま男「誰が、うまい事言えっつったよ?


    で、どんな奴だよっ?」





多摩子「5階まで届くタイプの…」


たま男「違うよっ!売りにきた奴だよっ!」


多摩子「えっ?消防署の署長さんじゃないの?」









たま男「なんでだよっ!ちょwwwおまwww大丈夫か?


    何で、署長が消防車セールスしてまわるんだよっ?」







多摩子「消防署も経営が苦しくて…火の車だからって!」





たま男「巧いこと言うねどうもっ!…って、うるさいよっ!


    だいたい、なんて言われたら消防車を買いたくなるんだよ?」







多摩子「家が、火事の時…すぐ消せるって。。。」





たま男「まんまじゃねぇかっ!


    だいたい家の前に、あんなでかいの停められないだろっ!」







多摩子「ガレージ広げるとかっ?」





たま男「消防車ありきで考えるなよっ!


    だいた…クンクン…なんか焦げ臭くないか?」







多摩子「いけないっ!サンマ、火にかけっぱなしだったんだわっ!」





たま男「お前…本当、どんくさいなっ!」






多摩子「消防車、消防車っと…」







たま男「…ちょwww違うだろっ!ガス切れやっ!」






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