小説『俺の人生は《歌声》だった。』
作者:Maifa(アクアマリン)

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 【パチパチパチッ】


誰かの拍手で皆の視線は音楽室の入り口に集まった。
そこには綺麗な女性の姿。


神奈「いやぁ〜やっぱりこりゃ全国は頂きね。」


明翔「先生…。」


蜂須賀神奈先生。
ここ合唱部の顧問であり英語担当の先生だ。


神奈「このまま行けば、決勝だって優勝できるわ。
   最近みんな気合入れて頑張ってるから今まで以上に実力が伸びてる。
   自信もって今日も練習しなさいよっ!!」


全員『はいっ!!』







                 これが、俺の日常だった。               





              でも、こんな俺の今まで通りの【日常】が             






               あっさりと崩れ去ってしまうなんて                   



  







           この時の俺は、全く想像もしていなかった―――――             



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