小説『ONEPIECE世界を過去キャラと満喫』
作者:一匹犬()

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 27話「奴は四天王の中でも最弱。次はこのお(ry」


〜シオリside〜



エビに乗った俺らはスカイピアの入り口のエンジェル島に到着。
船を停めエンジェル島の町ラブリー通りを歩く。


「つくづく変わった町だな…」

「雲が生活の一部なんてねい!不思議だわ!不思議空間!」

買い出しは俺、クリーク、ボンちゃん。当初はアーロンにも手伝ってもらうつもりだったが大事を取って休養中。
買うのは、食糧、帰りのためのバルーンタコ(大型)を呼ぶ笛と…最大の目的である貝(ダイアル)の購入。

ダイアル店で水、風、炎、映像、斬撃、衝撃貝を10個、灯、音、閃光貝を5個購入できた。
衝撃貝はもっと買いたかったが10個しかなかった。排撃、噴風貝はやっぱり売ってなかった。
噴風貝はかなり便利そうなんだがなぁ…数十個あったらちょっとだけ船飛びそうだし。…マクシムの所でパクるか。



「お帰りなさいませ…これまた大量に買いましたね。本当にその貝がさっきみたいな事を…」

「確かにな…ホントに使えんのか?」

「あぁ、便利なアイテムだ。」

詳細を語り実際に使ってみせる。

「なんとも…不思議な…」

「あのグラサンモヒカンの燃える槍も驚いたが…完全に地上とは違う進化してんな…」

確か、ワイパーの先祖のカルガラがここに来たのが…400年前ぐらいだから少なくともそれ以上前から続く文明だな。

「これらと武具はワポルの能力を使えば色々と新兵器ができる。この前入手した大量の海楼石もかなり助けになると思う。」

もっとも海楼石は実験が必要だがな…ダメなら無駄足…いや、専門の店にいきゃなんとかなるか…?

「これからの予定は?」

「今日はもう無し。…そうだな、この島の事話しとくか。神様の事、シャンディアの事とかな…」






翌朝

「アーロン、調子はどうだ?」

「悪くはねぇが…」

「今、無理するこたないからな、今回は留守だ。…じゃ、アーロン、ベラミー、ワポルは船頼む。残りは…サバイバル乱入だ!
死にかけたら青いビンのハイポーション飲んで隠れてろ。後で回収してやる。
後、麦わら一味はできたらスルーだが、まあその場の判断に任す。
で、敵倒したら貝回収しといてくれ。」


「「「了解!!」」」


散り散りになる一行。

…さ〜てと、確かサバイバル始まってすぐ飛行機帽子のチョビヒゲがワイパーに瞬殺されとったな…

どのタイミングで排撃貝パクるか…

それにしてもここは見聞色の覇気の練習にちょうど良いな。あちこちで声が聞こえやがるわ。
エネルみたいにさすがに雑兵の一人一人まで区別できねーけど仲間のや強いのなら分かるな。
あっ!?…ヒゲの気が消えた…早ぇーな展開…


……!これはっ…クロと…ゾロか!?






〜ロロノア・ゾロside〜


しっかし、次から次へとザコが湧いてきやがるな。メンドクセェ…ん?
羊の鳴きマネしてた奴が吹っ飛ばされやがった。
で、奥から現れたのは…帽子を深く被った男。二丁拳銃してやがる。格好からしてシャンディアとか言う連中かよ。

「またか。おい、お前が神や神官じゃねぇんなら仕掛けてくるな!先急いでんだ!」
こんな奴らにかまってる場合じゃねぇ。先行きてぇのによ……ん?また、別の…!?あいつは!

「クロネコ海賊団のクロだと!?馬鹿な!なんでテメェがいる!?」

「!…ロロノア・ゾロか…貴様に関わっている場合ではない。消えろ。」

どういうこった…本物みてぇだが…フンっ…敵なら斬るだけだ。細けぇ事は倒してから聞きゃ良い!

「青海人同士で何を遊んでいる!なめているのか!」

帽子男が撃ってきやがった。が、避けるのは簡単に…なんだぁ!?弾が光りやがる…それにあのデタラメな移動法は…

「なんとも理不尽な体さばきだな…以前の私なら少しは惑わされたろうな。」

!?クロの野郎が帽子に迫る…はぁ!?空を飛んでやがる!?どういう事だ!?テメェの方が理不尽だろ!!

「!?貴様っどういう技をっ…」

「貴様に語る舌などない。」

ザシュっ

クロの鋼鉄の爪が帽子の足をえぐる。

「ぐあぁ!?」

思いっきり吹っ飛ぶ帽子。何だ?あの野郎あんなにパワーあったか?
帽子も反撃しようとするが四次元の動きとスピードで完全に上回られてやがる…

「馬鹿な!?なんだというんだ!?そのスピードは!?」

おれも目で追えねぇ…

「閃光弾に気を取られなければどうという事はないな。…これまでだ。」

爪が帽子を切り裂いた。

「ガフっ…」

帽子が倒れたのを確認したクロは帽子から二丁拳銃を取り上げた。

「両方ともダイアルが設置できる様だな。悪いがもらっていく。」

「ちょっと待て!テメェ…ここにいる理由を吐きやがれ!」

「話す理由はないな。」

ちぃっ…力ずくで吐かせるしかねぇか…

「虎…狩り!」

「遅い。…栄螺・散」

ぐぉっ!?カウンター食らっちまった!…距離を取らねぇと…

「飛ぶ斬撃を見た事があるか?」

「あるな。」

!?はあ!?…くそっ…

「一刀流…三十六煩悩鳳(ポンドほう)!!」

「………」

!?避けやがった!…こいつ…前より格段に強く…

「あまり相手にするなと言われているのでな…次でやり逃げする。」

命令してる奴がいんのか?…ナニモンだ…?

奴が爪を地面に突き立てながらこっちに駆けてきた。早「猫が熾」っ!?

高スピードでの摩擦熱で爪が発火しやがった!危ねぇ!

ドガァァ!!

奴の爪が巨木に当たると巨木が根本から焼き切れやがった…こいつ、どんなパワーしてやが…いねぇ!?

…逃げたか…いや…見逃されたってのか?






〜チョッパーside〜



ギャアアアア〜!!怖えぇぇぇ〜!!パンチで人がメチャクチャ吹っ飛んだあああああ〜!!

「絶滅種・噴風貝!!これにより加速するパンチは相手に敗北すら知らせない!…服が破けてしまうのが難点だが。」

蜘蛛みたいな髪型の奴が叫んでるけど耳に入らねー!全力で逃げないと…死ぬ〜!?

…!でも、どこへ!?
…雲の上はダメだ…罠があるし…遺跡の上を通って森へ逃げ…

「んん!?麦わらの一味と神官とやらか。まぁいいや…ちょっと相手になってもらうぜ。」

バンダナ巻いた顔色悪い無精ヒゲが出てきた!
誰だー!?敵なのかー!?

「お前も青海人か…よかろう、共に墓場へ送ってやろう…ジェットパンチ!!」

「うぉっ!?危ねぇ…なっ!」

脚を振り下ろしたらなんか飛びだして蜘蛛の奴を吹っ飛ばした!スゲー!

「ぬぬぬ…なんとも摩訶不思議な蹴りを…だがその程度ではおれは倒れん!沼雲バーガー!」

また飛ばしたー!!

「そんな怪しいのに当たるか!…月歩ぅっ!」

えぇー!?飛んだぁー!?

「むっ青海人が…っ!…小癪な……ジェット…」「鬼の…」


「パンチ!!」「十六連!!」


ドグアアアっ!


「ぐぶっ!」「ぐぬっ!」

両方共バケモノだ〜!逃げたい〜!

「やるな…」「そっちもな…」

なんか友情芽生えてるー!?

…ちくしょう…おれだって…バケモノなんだ…なのに…

「うおおおおっ!!」

「「タヌキ!?」」

タヌキじゃねー!!

…まずは蜘蛛男。診断(スコープ)で弱点は掴んだんだ!

「小癪なタヌキめ!!」

蜘蛛男の蹴りが当たる…

「沼雲バー…「飛力強化(ジャンピングポイント)!!」ぐぬっ!?」

「往生際の悪い!空中までもおれの領域なのがまだ分からぬか!……!?靴が無い!?…『うっかり!!』」

蜘蛛男がバランスを思いっきり崩し無防備になる。

「おれは化け物!!強いんだぁ!…刻蹄十字架!!」

強化してのパンチが当たった!…どうだ……蜘蛛男は沼に沈んでいった…

「これでおれも海賊だああああ〜!!」
「けっこうやるな…お前さん。」

……………忘れてたーー!!

「やめとけ。ボロボロじゃねぇか…この場はお前さんの一人勝ちだ…じゃあな。」

……顔色悪いお兄さんが去っていった……こここ怖かった〜〜〜……




-28-
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