小説『ONEPIECE世界を過去キャラと満喫』
作者:一匹犬()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

44話「ギンとキラーって同一人物説があったな」



〜シオリside〜


「よし、レストランに行くぞ。」

ボヤボヤしてたら天龍源…違った。天竜人が来るしな。
別に始末しても構わないっちゃ構わないがそりゃルフィらに任せとこ。

で、中に入ると……アレは…カポネ・ギャングなんとかか。やっぱチビだなぁ…
で、あのムッツリがバジル・ホーキンスか。あいつのワラ人形の能力が訳ワカメなんだよな〜

「ちょっとゴメンよ〜」

緑色の帽子の白のタンクトップのピンク髪の女も入店してきた…ジュエリー・ボニーか。
こいつと赤犬の関係がよく分かんねぇんだよな…




「頭目(ファーザー)…あの者達は…1億5000万の傾国のシオリに、1億4000万の『大喰らい』ジュエリー・ボニーです。」

「分かっとる。…大喰らいはどうでもいいが…傾国。奴はキレ者だ。
そもそも部下のメンツがその異常さを表しとる。」

うれしい事言ってくれるやないか。

「…あれが傾国のシオリか……死相は全く見えないな……これは面白い。」

アンタの方が面白いんだが。

んじゃ、注文するか。軽く入れとくか。

「「コレ、10人前で。」」

………お互いの声に気づき見つめ合う俺とボニー。ま、いいか。

「お前らも好きなん頼め。」



で、とんでもない量が次々と運ばれる。


「「次、コレ10人前!」」

またも2人の声が重なる…おいおい、もう食ったのか?あの量。
…つーか…行儀悪いにも程があるやろ。テーブルの上に乗る意味が分からん。
で、にらみ合う俺ら。


「ピザ10人前!」「じゃ私はピザ11人前だ!」

…何対抗意識燃やしてんだ?

「下品な女め。こちらの食事がまずくなる。傾国も少しマナーがなっとらん。…黙らせてこい!」

一緒にすんなよ。ゴッドファーザー。

「おかわりまだか!?なくなりそうだ!!ピザお〜か〜わ〜り〜!!」

だからなんでこっち見てんだよ。

「…とんでもない食欲っすね。…胸やけしそうだ。先出てます。」

と、ギン。さらに

「会計頼むぞ。シオリ。」

ちょWWWWWおまえらWWWWW船長に雑用やらす!?

…エネルとクリークも出る。

「まぁ私一人いれば十分ですし」

おすし。

「ところで…アレが…」

「あぁ、大喰らいジュエリー・ボニー1億4000万。
あのチビおっさんが、カポネ『ギャング』…べッジ?、1億3000万……台だ。
で、奥にいる怪し〜いのが『魔術師』バジル・ホーキンス。2億なんぼの奴だな。」

金額はさすがにうろ覚え。





「そろそろ会計するか。腹八分目というしな。」

「おっ!もう食えねぇのか?たいした事ねーな!」

とボニー。脂汗出とるぞ。

「いや〜これ以上食うと太りそうだしな。そりゃそーと…燃費悪いんだな。その体。」

「フ、フーン…ま、負け惜しみかい!?」

「好きにとりゃ良いさ。」



「話術でも雲泥の差だな。…さすがに賢しい女だ。」

さかしいって…ZガンダムだかZZガンダムでしか聴いた事ねーぞ!

「……………」

なんか言えよホーキンス。

ま、顔見れたのでもう用はねぇな。

で、外に出ると…




ユースタス・キッドの部下の………覆面とギンが戦ってた。

「強ぇな…アンタ。」

「……………頑丈だな。」

と覆面が返す。……あ!キラーって名だったような。
殺戮武人って異名で顔隠しててギンと何となく異名が似てるからギンが正体じゃね?とか言われとったんだよな。じゃあクリークはどこ行ったんやって話になるが。

で、他は…いた。あの怪傑ゾロっぽいコスプレケツアゴがドレークで…でっかい坊主がネタ番長のウルージさんか。


「ほぅ…空島出身か。」

エネルとウルージが顔を合わせる。

「!その顔は…まさか…神エネルか!?」

かなりギョッとするウルージさん。

「ん?知っておるのか?」

「当然だ…まさかお主も青海に………この者らが配下か?」

「いや…傾国のシオリの…部下。だろうな、一応は。」

「!!??ま、まさか…」

「会って、戦ってみれば分かる。」

なんか話しとるな。

キッドとアプーとローはどこだっけ?近くのはずだが…

「おめぇら、ケンカはほどほどにしとけよ。…後々生き死に懸けた戦いしてもらうからな。」

一応釘を刺す。アレを沈めれるかどうかであそこに関わらすか決めるか。もちろんエネル抜きでな。

「?なんだというのだ?この女…」

俺を警戒するドレーク。

しっかし、よくティラノザウルスの実なんか見つけれたな。すげえわ。




と、ドレーク、ウルージとにらみ合う所に…

天竜人の…………チャルなんとかが来た。
で、チャルなんとかがめちゃくちゃな振る舞いをする。

「おーおー好き勝手やりなさる。」

おお、ネタ名セリフゲット!

チャルなんとかは看護婦を見初め手に入れようとした所に邪魔した看護婦の恋人を銃で撃つ。…なんかあの面、不愉快だな。

どんっ


バタッ…

「…!?」「天竜人が…」「ま、まさか傾国か!?」


覇気で気絶したチャルなんとかとそのボディーガードら。
そのスキに看護婦の恋人をポーションで助ける。

「早よ逃げろ。」

「「あ、ありがとうございますっ!」」


「な、なにをしたのだ…?」

「あの力…どこかで。」


「エネル。あれが『天竜人』だ。権力を傘に着るしか能がないゴミの様な奴らだ。」

「あんなナマモノが世界の頂点とは…歪んでおるな…」


「天竜人を堂々とゴミ呼ばわりするとは…イカレとるな。」

レストランから出てきたカポネがつぶやく。

「あの女!ここを戦場にしたいのかよ!?」

「何が起きたのか気づいてないから大丈夫だよ。ジュエリー・ボニー。」

「!?なっ…聞こえてたのかよ!?」

「いやいや…今のはお前の声のボリュームがでけぇよ。
本来なら天竜人見つけたらブッ殺すトコだが…今は止めとく。」

「ふざけんな!大将が飛んでくんだぞ!死にてぇのか!?」

「今回ばかりは大喰らいの意見が正しいな。大将はまずい。」

「大将一人じゃ足止めにしかならねぇよ。残念だけど。」

「「!!??」」


「正気か…?しかし…この風格…とんでもねぇな…そんじょそこらの奴じゃ出せん…」

なんかカポネに感心されてるが、とりあえず1番グローブのオークション会場に行く事にするか。

「オークション?何か買われるものでも?」

「いや、買う物はない。ただの見物だ。」

で、会場に向かう。






 〜1番グローブのオークション会場〜



入口になんかでけぇのいるな…確かこいつローにつくんだっけ、この怖い顔。

中に入ると…いた。キッドとロー。
ローって確か『あの噂』があったよなぁ…はてさて…

「ほー…テメェ、傾国のシオリかぁ?」

キッドに声掛けられた。カタギだったら絶対無視するぞこんなおっかないやつ。
つーか…部下のメンツといいなんか聖飢魔○チックだな。

「おぉ、あんたはなんとか『キャプテン』キッドか。ワルモン顔してんな〜」

ざわ…ざわ…

キラーはじめ部下達が色めき立つ。更に…

「口が悪い女だな…生まれてきた事を後悔する様な事をしてやろうか?」

「蝋人形にしてやろうか!って言ってくれよ!そこは!」

閣下に扮するにゃメイクが足りてないが…

「あぁ?…何ワケ分かんねぇ事を……チッ…毒気抜かれちまったぜ。」

残忍だがツンデレだよなキッドって。

「傾国屋…」

目にクマが出来てる、帽子の兄ちゃんが話しかけてくる。というか…
なんか薬屋の名前みたいで泣けるな。アマクサ屋じゃねぇのかよ。

「死の外科医のトラちゃんか?」

「………何気の抜ける様な事を…」

呆れとるロー

「しかし…3億オーバーや2億の奴が俺知ってるのは光栄だ。」

「3億…」

クロが警戒している。

「フン…手配書見てヤバイ奴ってのはすぐ分かったぜ。」

キッドにまで言われるとは…


「フム…両者共に良い顔をしている。なかなかの強者だな。」

「「テメェ(アンタ)は誰だ?」」

二人の声が重なる。

「エネルだ。それ以上でもそれ以下でもない。懸賞金も0だしな。」

磁力的にエネルとは相性悪いやろなキッド。大半が金属の武器になるわけだし。

ローも遠距離から雷落としたら完封できるしやっぱエネルは反則やな。ニヤニヤ。

「引き連れてる連中もなかなかふてぶてしいな。」

とキッド。

「覆面殺人鬼や口から火吹くのを従えてる奴や訳分からんクマ吉連れてる奴よりはマシと思う。」

「ベッべポッ!?」

なんか落ち込んでる。そーいや名探偵うさみちゃんはいないよな?

「カシラ〜」

「お、アーロンらが来たか。」

買い物とメシは済んだようだな。

「おいおい…なんだこの世界人間ビックリショーは…大半が有名人じゃねぇか…」

殺気漏れてるってばキッドさん。

まぁ、ギスギスした空気の中、オークション会場の奥に入る…そこで待ち受けていたのは…










-46-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




フィギュアーツZERO モンキー・D・ルフィ ‐FILM Z 決戦服Ver.‐
新品 \980
中古 \1100
(参考価格:\2310)