小説『ONEPIECE世界を過去キャラと満喫』
作者:一匹犬()

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45話「麦わらの一味とフリートーク」


〜シオリside〜


会場奥に行くとそこはたくさんの人で賑わっていた。
で、立見席にいたあいつらと鉢合わせしてしまう…
麦わらの一味のナミ、サンジ、チョッパー、フランキーにハチだ。

「!なっ…ア、アーロン!?…ア、アンタ…」

「!?ニュっ…ニュ〜!?ア、アーロンさん!?なっ…なんでここに…」

「ナミか…それに、ハチか!久しぶりだなぁ♪」

「!?(な、なに…このアーロン。駄目だコイツなんとかしないと……
じゃなくて以前とはなんか違う…?)
傾国のシオリって人の仲間になったってのは…本当の様ね…アーロン!」

すげぇにらんでるな。

「ア、アーロンさん無事で良かった……けど、おれはもう麦わらと敵対するのはやめたんだニュ〜…悪いんだけど…」

「そりゃかまわねぇ。お前の自由だ。おれも自由に行動してカシラについてるんだからな。」

「!?カ、カシラ…?もしかして人間のアマクサ・シオリってやつかニュ?」

「さんをつけろよ!デコ助野郎!!」

「ニュッニュ〜〜!?」

俺の怒声に怯えるハチ。

「カ、カシラ…どうしたんで…」

「いや、呼び捨てされた時の定番の返しをしただけ。俺の事は忘れて忘れて…」

で、引っ込む。


「…え、え〜と、目の前にいるから会って話を聞いてみるだけでも損はしないと思うがな…ま、別に強制はしねぇ。」

「アンタが…人間の下につくなんてね…」

「アーロンさん…人間嫌いは…?」

「お前にカシラの事を理解してもらう気はねぇ。関係ねぇ事だからな。
ひとつだけ言えるのはおれからは命令がない限りお前らをどうこうする気はカケラもねぇ。人間は…仲間以外は今はどうでもいいな。」

「な、仲間!?(間違いない…アーロンさん、変わってる…)」

「シオリっていったっけ?アンタ…なんでアーロンと…また『後々』って言わないでよ!?」

「うっ!…まぁまだ話せんさ。『2年』ぐらい待ってよ。」

「何よその具体的な年数は!?」

ナミもやっぱツッコミレベル高ぇな。ウソップがヤ○シ大師匠ならナミは巨○師匠てトコだな。破壊力も…






「まさか、オカマ野郎がいるとはな…」

とウンザリ顔のサンジ。

「がーはっはっはっ!お久しぶりねい!再会を祝してあちし回る!!」

「相変わらずふざけてんな…てっきり海軍に捕まったと思ったが…マリモの話は本当だったか…」

「それより麦ちゃんはドコォー!?1番会いたかったのにい!
ジョ〜〜ダンじゃな〜〜いわよ〜う!!」

「(コイツ…いやコイツら…以前とは『違う』な…何があった…?)」

俺が鍛えました。

「久しぶりですね…サンジさん。」

「…………………………………あっ!…ああ!ギンか!?生きてたのか!?」

「…忘れてたか…サンジさんらしいよ。」

「へっ…まさかクリーク以外の人間の下につくとはな…羨ましくないぞ!言っておくがな!」

「…(説得力がなさすぎる…)おれはド…アニキに従っただけさ。」

「それだ…テメェ…ドン・クリーク…まさかテメェが誰かの下につくとは…予想外にも程があるだろ…どういう風の吹き回しだ?」

「おれを再生してくれる人に会ったんだよ。おれはもう一度…輝いてみせるぜ!」

「顔つきから体つきまで全部…前とは別モンじゃねぇか…一体どういう…」

「そりゃあ血ヘドを吐くような地獄の特訓をな…ほぼ毎日…」

「そ、そうかよ。ところで…あの超絶美麗なお姉様は何者様なんだ?」

「鷹の目や青キジや英雄ガープと互角に戦えるってのはまだ内緒だ。」

「………!?はあ!?んな馬鹿な…」

クリークェ…後で一発だな。いやかまわねぇけどな実は。
ジャブラを倒せるサンジにはまだクロ達では勝てんけどな。麦わらの一味の成長率は異常だしな…

「ま、お前らの事はどうでもいいんだ…1番驚いたのは…シオリさんはもちろん、ダブルフィンガーさんやペローナさんがいるって事だぁっー!!!」

本領発揮やなサンジ。ケイミーはどうでもええんか?

「麦わらの一味抜けて俺んトコ来たらお前の女になってやろうか?」

とからかう。

「「「!!??」」」

言われたサンジとうちの男連中が仰天する。クロからは尋常でない殺気がサンジに放たれる。

「!!??マママママママジっすか!シオリさ…ハッ!?う、嘘です!ナミすわーん!!」

「アンタね!いい加減勧誘するのやめなさいよ!チョッパーの時といい…」

「ああ、癖でな…ってそれより…………チョッパァァァー!!!」

「!?ギャアアアーー!?出たぁぁっ〜〜!?」

俺に見つかって逃げるチョッパーだがすぐに捕まえる。

「コラー!!は・な・せ〜!!」

「世界一の医者は離せん!!」

「…そ、そんな事言われてもうれしくねーぞ!コノヤローがっ♪」

と、モフモフしてるトコに…

「あぁ〜!?ヒルルクん所のトナカイじゃねぇか!テメェまだ生きてたのかぁ!?」

声がデカイってワポル。

「ワ、ワポル!?なんでお前がこんな所に!って…はなせ〜!!」

「まーはっはっはっ!!コイツにはおれ様が直々に手伝ってやってるのだ!この世界の王…」

ゴン!…とりあえず黙らせてとこ。
…そろそろワポメタル作らせるか…でないと将来フランキーがパワーアップできん…。
それにワポル自身もな…

「オメェらの知り合いばっかだな。知ってる奴といやあゴースト姉ちゃんしかいねぇぞ。」

と、フランキー。そりゃあな…今CP9と合わせるワケにいかんし…



「「「というか…『アイツ』いるの誰か突っ込んで…」」」

一味がある男を見て固まってる。

「ヤハハハハ…どうしたのだ?久しぶりではないか。海賊達。」

今はお前も海賊だけどな。

「なんでコイツが…ここにいるんだよ?って早く離して〜」

目ん玉飛び出すほど驚くチョッパー。まだ俺の腕の中だが…人形態になりゃいいのに。

「冗談でしょ…バケモノ二人なんて…」

「もう一人は誰なんだ?」

俺の発言にエネルを含めた皆の視線が俺に集まる。

「なんでテメェがシオリさんと一緒にいるんだ?神様さんよぉ!」

「私が負けたからだ。で、その後誘ってくれてな。乗る事にした。」

「ゴムの体であるルフィでもないのに…どうやって勝ったって言うんですか!?」

信じられない様子のサンジ。

「まだ知るにゃ早ぇ。ま、それもこれも全部2年後に分かるさ。」

「『2年後』ねぇ…アンタ…一体何企んでるの?」

「なぜ2年かは少し後に分かる。今はコレしか言えねぇ。
それより…オークション始まっとるぞ。」

「「「あっ!?」」」

慌てて立見席に帰る一行。

「もうモフモフタイムは終了か。またな〜チョッパー〜」

「またじゃねぇ〜!?」

麦わらの一味とのなごやか?なお話しは終わり、俺らもオークションに集中する。





次々と様々な人種の者達がオークションにかけられていき…ついにケイミーが登場した。

「ニュ〜!ケイミー〜!ケイミーが出てきたぞ〜!」

ハチが色めき立つ。


「なんだ?知り合いかよ…」

アーロンも注目する。
こっちは一応簡単に出せる金は5億しかないし参加する事はない。ルフィらに任す。

2億で買うと息巻いてるナミだったが…イキナシ天竜人のチャルバカが5億を提示する。一瞬の出来事に凍りつく一味達。

落札が決まり一息ついた所に…

ドガァァァン!!

外から壁を破壊して突っ込んできた。…ルフィだ。
続いてゾロも登場するがチャルバカにハチが撃たれる。

「あのゴミ野郎…!」

ぶちギレるアーロン。ルフィもぶちギレるがハチ自身に止められる。

まだチャルバカは喚いているが…ルフィがぶっ飛ばした。
凍りつく会場中の人間。
ローやキッドも驚いてる。

「む、麦わら…」

アーロンが信じられないモノを見る様な表情。

「アレが麦わらのルフィだ。ムカつく奴は天竜人でもぶっ飛ばす。」

「………」


さてと…

「おのれ!!下々の分際でよくも息子に手をかけたな「それ以上しゃべるな…肥溜め野郎。」!?」

チャルパパの目の前に移動する。

「なっ!?奴隷の様な存在が大それた口を叩きおって!者共!」「死んどけ…」

軽い蹴りでパパをぶっ飛ばす。


「お前!!…?誰だぁ?」

首を傾げるルフィ。


「傾国のシオリだよ。麦わらのルフィよぉ。」

おっ!初めて会話したんじゃね!?緊張するわー

「お前、強ぇんだってな!エネルとか連れてるしよ!一回戦ってみてぇなぁ!」

「今は止めとけ。100回やっても100回俺が勝つから。」

これ程の実力差なら主人公補正も関係ないやろし。

「やってみねぇと分かんねぇだろ!いつか勝負してもらうからな!」

ルフィって戦闘狂だったか…?
しかし、さすが単細胞だな…ある意味スゲーわ。

と、二人でやり取りしとるんだが周りはそうもいかない。
とんでもない事しでかした現行犯が二人も現れて大混乱に陥ってる。

あ、ウソップ、ロビン、骨が来た。

既にゾロがエネルやクロと睨み合いしてるがロビンもフィンガーと、ウソップもエネルを見て腰をぬかしてる。

「ゆ、許さないアマス!海軍大将と軍艦を呼ぶアマス!」

チャルバカの妹がヒステリックに叫んどる。

ルフィは呑気にローと話してるが妹がケイミーを撃とうとしてるので…

どんっ

覇王色の覇気で気絶させる。

「「!?」」

ギョッとするルフィら。

「コイツ…この前のルフィみたいな事を…」

え〜と、デュバルん時か。



「おやおや、どうやら私の出番は無かったようだな。」

冥王様がご降臨なされました。

冥王レイリーはハチと会話した後…

ドン!!

覇王色をお使いになられました。
無数の兵士が倒れるがウソップやナミが倒れないのは意外やな。

「もいっちょ……どんっ」

口で言うのハズいな。

どんっ


ウソップ達がガクンと膝をついたりキッドやローの部下が気絶したりした。
ルフィらも冷や汗をかいている。

「ほぅ…すごい使い手だな…き、み……………」

レイリーが俺の顔を見た途端凍りつきになられた。

「どうしました?レイリーさん。」

女声で話し掛ける。

「ハ…!?…ウーム…気のせいか……しかし、何者だ?君は…ルーキーとは思えんな。」


「アマクサの野郎…何しやがったんてんだ…」

汗が止まらない様子のゾロがうめく。

キッドやローも更に警戒してるな。

「今はまだ言えないね。…それより…レイリーさん、首輪は俺でも外せるが、その娘のはアンタに任す。」

「うむ…任されよう。」

ヒトデとチョッパーが騒ぐがギリギリ間に合い外す事に成功した。

で、俺やレイリーの覇気で掻き回されてる空間に…

『犯人は速やかにロズワード聖一家を解放しなさい!
直に大将が到着する!早々に降伏する事をすすめる!』

ああ、ロズワードとかいう名前だっけか。どーでもいいな。

「おれ達は巻き込まれるどころか…完全に共犯者扱いか…」

優雅に座ったままのロー。

「麦わらのルフィと傾国のシオリのイカレ具合を見れたんだ。
文句はねぇが…大将と今ぶつかるのはゴメンだ。
…そうだな。もののついでだ。お前ら助けてやるよ。」

キッドが外に向かう。

「ああ…お前もいい。俺が掃除しとくよ。3人は隠れてろ。皆はあとから来い。」

「「「!!!」」」

カチンとくる3人。










「あれは4人とも…船長だ!先陣切って出てきやがった!
右から1億5000万、3億、3億1500万、2億の賞金首です!」

「お前ら…下がってていいぞ。」

「お前ら3人に下がってろと言ったんだ!」

「おれにもう一度命令したら消すぞ。ユースタス屋…」

「仲悪いなお前ら!ちっとは仲良くしようぜ!プライベートまでケンカ腰じゃ疲れるだろ!」

「「「お前のせいだよ!!!」」」


さ〜て…ルフィらと共闘か…敵が弱すぎるが…もうすぐ本番が始まるし、準備運動のための準備運動ぐらいにはなるだろ。んで…『できるだけ全部』かっぱらうかアレ…エネルいるし最低でも一つはなぁ。それにここでなくても『戦争』にゃ………クークックッ…









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