小説『ONEPIECE世界を過去キャラと満喫』
作者:一匹犬()

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70話「魚人島の乱〜シャボンディIN麦わらプラス傾世一味(後編)〜」



〜麦わらのルフィside〜


「おめぇは…!?傾国の部下の…懸賞金4億1000万ベリーの『跳躍超人』ベラミー!
何しに来やがった!?麦わらとグルなのかよ!?」

へ〜金額高ぇな!マサカリのヤツも知ってるなんて有名なんだな〜

「その質問には我々が答えてやる…」

「ありゃ!執事にトゲトゲ女に……すっげぇ割れ頭〜」

近くで見るとすっげぇな〜どんな骨格してんだろ!?

「………」

「割れ、落ち込んでいる暇はないぞ…戦桃丸、貴様とガラクタの相手は我々だ…」

「く…何回も何回もいきなり現れてPXをかっさらっていきやがる…!
一体PXを使って何する気だ!?あのドラム元国王の戦力強化か!?」

「その通り…それと…『とある』モノのイケニエ…の様なものだな…」

アイツらの覇気もすげぇな〜やっぱシオリにしごかれたんかな〜

「ピピッ!…懸賞金4億6000万ベリー『インビジブル(不可視の)』・クロ、
懸賞金2億9000万ベリー『串刺し魔女』ダブルフィンガー、
懸賞金3億5000万ベリー『タイムマスター』フォクシー…」

「「「ええええぇぇ〜!!?あの『傾世』の幹部連〜!!??終ったあああ〜!!!」」」

ん?アイツらもいつの間にか有名になったんだな〜すっげぇ金額だし!やっぱめちゃくちゃ強ぇのかな!?

「何よそ見してんだ?行くぜ……スプリング…アッークス!!」

ベラミーってヤツが足を振り上げてそのまま落としてきたって…おれの『戦斧』じゃん!にゃろ!!

「ゴムゴムの…槍!!」

下からベラミーの斧を弾き返すけど…いてぇな〜けっこう覇気使えるじゃんか〜

「うおっ…すげぇ覇気…やっぱ強ぇな…なら……ギア2!」

!?ええええぇぇ〜!?ギアも使えんの〜!?どうなってんだあ!?…ってけっこう速ぇ!…ならこっちも…!

「ギア2!」

ガシィィィ!!

うわっと……同じスピードかぁ!

「「「何やってんのか全然見えねぇ!どうなってるんだぁ!?」」」

「スプリング…マッハ!」「ゴムゴムの…JET!」
「「銃弾(ブレット)!!!」」

ドゴォォォン!!!

く…やるなぁ…コイツもギア2を使いこなしてる…!

「ハッ…やっぱ本家にゃ簡単には勝てねぇか!じゃあ…次はこれだ!……ギア3!!」

へっ!?まさか…

「バネ風船!!…スプリング…ジャイアント…バズーカッ!!!」

うわっおれの技みたいにでかくなった!…そんなら!

「ギア3!武装色…巨人の(ギガント)バズーカッ!!!」

ドゴオオアアアア!!!

「「「うわああああ〜まるで怪獣同士のケンカだぁ〜!!?」」」

おっ!アイツに競り勝てたぞ!

「ぐへっ……やっぱ地力に差があるかぁ…しかももう縮む事は無くなったのかよ!こっちはまだ反動でちょっとの間は縮むってのに!」

縮むトコまで一緒〜!?…ん?…あり!?アイツってまさか!

「代われ…次はおれがやる。」

「!お前…ハトのヤツ!?お前もシオリの仲間にぃ!?」

1番ビックリしたぞ〜海賊大っ嫌いじゃなかったっけ?

「エニエス・ロビーが破壊された後に出会い…その後協力し合う事になっただけ…それからの縁だ…」

「へー!他のヤツらもかーやっぱすげぇな〜」

「おめぇは…『豹王』ロブ・ルッチ…!世界政府を裏切った男かよ!」

マサカリのヤツも知ってんのか〜

「『豹王』って4億8000万の化け物じゃねぇか〜!?どうなってんだぁ〜この島ぁ!?」

サンジもどきも知ってんのか〜

「よそ見とは随分と余裕があるのだな?ウドの大木…」

「おめぇ!調子に乗るなよ!」

執事のヤツ…めちゃくちゃ速ぇ…マサカリの攻撃がカスリもしねぇ…

「スピードではエネル、アマクサに次ぐからな…相当な強者でも叶うまい。」

「ハトのヤツ…いや、ルッチ!お前は強くなったんか?」

「それを今から見せてやる…六式を越える体術…十殺元でな……『破羅剃』!!」

!!見えねぇ!……ここか!…

「JET銃(ピストル)!!」

「…!!」

かすっただけか〜!すげぇスピードだ〜…見聞色でも追いつくのがやっとだ…

「『轟死閃』!!」

!指銃ってやつか!?

ゾワッ!

!やべぇ!!

バガアアアン!!

「うわあああ〜!?指一本で巨大な岩を粉々にしやがった〜!?」

コイツは前からこんぐらいは出来てたぞ!…しっかし…あん時の何倍も強くなってんな〜

「さすがは野生児…見事な危機察知能力…それにアマクサに直々に扱いてもらっただけの事はある…」

「すげぇな〜シオリはどうやって仲間にしたんだ〜?」

「……同盟しているだけだ。」

「うへぇ…のろけ話は後にしてくださいよ〜」

「後で血祭りにしていいんだな?」

「わっすんません!今のナシ!調子乗ってましたあ!」

のろけ?どういう事だ〜?…そういやシオリのヤツ、1年くらい前太ってたな〜
あんなデブになっててもおれとハンコックやエースやジンベエを一方的にボコボコにすんだもんなぁ〜めちゃくちゃだろ。

「…………今、失礼な事を考えなかったか?」

うわっ…執事がすげぇ覇気でにらんできた!こえぇな〜

「少々話がそれたが…再開するか…今度はそちらから来い。」

「ゴムゴムの…」

手なんて抜けねぇな…ちょっと本気出すか!…武装色…

「象銃(エレファント・ガン)!!!」

「「「うわぁぁ〜!真っ黒なでっかい手ぇ〜!?」」」

「これは…かなりの威力だな……『金剛滅塊』!!」

ドゴオオオ!!

…やったか!?…いや、まだ立ってるなぁ!強ぇ…

「けっこうな威力…クリークほど防御力がないおれでは十発も喰らえんレベルだな…」

「比べる対象がおかしいっす!あの人のはもう人外レベルっすよ!!」

クリークのヤツも強くなってんのか〜今何してんだ〜?

「これは避けれるか!?…『裂爛脚』!!」

ゴオオオオオオオ!!!

うわっ!?蹴りですっげぇ風と衝撃波がっ…しかも覇気が混ざってる!!
…こりゃ…受けれねぇ!!

ザンッ!!

「うわぁぁ〜今度はマングローブが真っ二つにぃぃ〜!?」

うわあ…嵐脚なんかとは全然違うなぁ〜

「蹴り技でもボン兄さんに匹敵しますからね〜」


ボンちゃんもいたなぁ〜戦争ん時お礼言えなかったな〜……ん?殺気が消えたな〜

「今回は殺し合いしに来たわけではない…人獣化や『覚醒』までする訳にはいかんからな…やめだ。」

「そっか〜…しっかしお前らみんな…めっちゃ強くなってんな〜」

「…私らより強いのは何人もいるぞ…ギンや制限時間付きだがボン…それに他数人な…が、束になっても及ばないのが奥方様だ。
その奥方様に匹敵するのはお嬢様や四皇カイドウ、それにあの男と『七英雄』ぐらいだな…
少し喋りすぎたか…では、また会おう。」

ありゃ、くまもどきを持ってっちゃったな…っとと…おれもさっさと逃げようっと!

「「お〜いルフィ!」」

あっ!ゾロにサンジだ!今度は本物だ!間違いねぇ!

「久しぶりだな…ルフィ…ほお…強くなってやがるな…すげえ覇気だ。」

「ああ、確かにな…てか誰かと戦ってたのか!?その成りは…」

「ああ、ハトのヤツとバネ人間のベラミーとかいうシオリの仲間だ。」

「CP9のあのクソ野郎か!それにもう一人どっかで聞いたな……!」

「頂上戦争てのに参加してたアマクサの部下がそういう名前だった様な。
まぁ…桁外れに強いとまではいかねぇだろ?さすがに…」

「いや…だいぶ強くなってると思う…シオリのヤツにめちゃくちゃしごかれたらしーし。」

「はう!!シオリさん!2年も会ってないぃぃぃ!?
今は一体どれだけ色っぽくなってるんだろうか!?ぶば!!!」


うわああああ!?どうしたんだあ!?とんでもねぇ鼻血だあ!




「…最後に会ったのは1ヶ月前くらいかな〜?結局一度もかなわなかったな〜」

「はあ!?あのシオリさんに鍛えてもらったぁ!?」

「細けぇ事はみんなに会ってからにしろ。マサカリ野郎や海軍共がうっとおしい。」

この後、レイリーが来てくれたんで、おれは新たに誓った。海賊王になるって!それが恩返しになるんじゃねぇかな?

んで、やっとサニーに到着って…うわあ〜!!フフフッフランキーががががが…

「なんだ!?あのものすごい美女はっ!?」

ん?なんだよ?せっかくフランキーがすんげー事になってんのにってありゃハンコック達…なんでここまで…

「おっ!ハンコック達だ!」

「ルフィ…七武海と知り合いなの?…すごいわね。」

「ああ、おれ『女ヶ島』に飛ばされて、そん時から友達なんだ。ハンコックにもみっちり鍛えられたな〜」

「!!??おめぇ!!ちゃんと修業してたんだろうなあ!!?シオリさんといいお前だけぇぇぇ!!!」

うおおっ!?すげえ覇気だっ燃える『武装色』なんて初めて見たぞ!

っとと、それより…これからだ!新しい冒険…みんなで『新世界』を駆け抜けるんだ!

「出航だああああ〜〜〜!!!」

まずは…魚人島を…冒険するぞぉぉ〜!!















〜クロside〜

「奥方様。こちら、クロ。…麦わら達は無事出航しました。」

『ん…把握した…あいつらとやった感触はどうだった?』

「さすがに麦わらは強いですね…ベラミーとルッチの攻撃をあしらえる程です…お互いが全力を出したら…ちょっと分かりませんね。」

『それは…な。なにせ私を初めとして七武海二人いや、ジンベエは元か…とエース率いる白ひげ二世海賊団に極めつけはレイリーが鍛えたからな…あんなものではないさ。』

「ところで…我々はこのまま待機でしょうか?帰還でしょうか?」

『そうだな…連絡が入るまではアプー達と共に待機…その後魚人島の竜宮城に来てくれ。
…もっとも来る頃には私とルフィとあいつが全て終わらしてるだろうけど。』

「はっ!了解しました…それでは…」

そういえば…国民達は…それに麦わらも……全く奥方様も人が悪い…

「シオリちゃんはどうって?」

「予定通り…お嬢様とあいつの計三人で第2陣としてお越しになる。
我々後詰めは第3陣だ。」

「でもあいつ…今頃魚人島近くの深海に向かってんでしょ?」

「まぁ…作戦決行前までに奥方様と合流するんなら何も言わん。」

「第1陣はバサラさん、シロウさん、ファラオの大将さん、エネルさんに…カバ、ギンさんか…『新魚人海賊団』てのが可哀相すぎて泣けてきた…」

「それにあの野郎も相当ストレス溜まってんだろうなぁ…発散させられるあいつらに同情しちまうぜ〜」

…二人で潜入するぐらいだからな…ま、あの二人なら何の問題もなかろう…




敵以外での唯一の不安はお嬢様のご機嫌くらいか……………………不安すぎる……






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