小説『ONEPIECE世界を過去キャラと満喫』
作者:一匹犬()

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81話「魚人島の乱〜乱戦〜」


〜ギョンコルド広場〜


〜シオリside〜


さてと…他の所は…バサラVSシードンとやらか。

「たかが狼男が至高の種族である魚人…その中でも最高最強である鮫族に挑むとは…身の程知らずだなっ!」

ドスン?が持つハンマーよりさらに巨大なフレイルを携えたハンマーヘッドシャークの魚人。

「…貴様ではおれの相手にはならん…痛い目に遭いたくなくば…今の内に帰れ。」

「ムガッ!?…下等生物がー!!」

巨大なフレイルを振り回した後バサラに向け振り下ろすが…指一本で受け止められる。

「どうした?」

「ぐ、ぎぎぎ…」

「これは貴様の領分だろう…」

「ば、バカなっ!?びくともしねぇ!?」

「アジトには貴様の優に10倍以上の怪力の者がいるぞ…」

破壊神怖いよ破壊神。

「もう一度基礎からやり直せ。」

フレイルを引っ張りあげシードンとやらを近づかせた所で刀の逆刃で殴りつけた。

「ぎゃあああ〜〜!?」

レベルが違いすぎるな。ワノ国最強の一角とではなぁ…

一方では、ファラオとやたら巨大なカツオノエボシに腰掛けた人魚…ジェイリーとやら…けっこう好みだな…

「あらぁ?なあにこのガイコツ…アンデットかしらぁ?」

「控えよ、女。頭が高いであろう。余は済国の王なるぞ?」

「どこよそれ…」

800年前に滅びているしな…ロビン辺りなら知っているかもしれんが。

「まぁ…死にたいんなら殺してあげるわよ?思いきり苦しんでイッてね?」

「……」

だがファラオの大将は女の子ではなく彼女が腰掛けてる巨大クラゲを凝視している。

「…立派なクラゲだのう…」

「あら?うれしい事言ってくれるじゃない。どう?ウチのアレキサンダーマックイーンは。」

ちょWWWWWなにその名前WWWWW

「ムヒョヒョヒョ…さて、まずは強さを確認せんとな…」

姿といい笑い方といいキ○骨マンを彷彿とさせるな。

「来るが良い…雑種。」

お前はどこの慢心王だよ。頼むぞホントに。

「ざ、ざっしゅうぅ!?とことん生意気なガイコツね!アレキ!やっておしまい!!」

クラゲが触手を振るいファラオに襲い来る…帯電してるな…そういえばカツオノエボシは電気クラゲだったか。

「その程度ではカスリもせんわ…が、基本的な能力はそれなりにあるようだ…では、『頂く』としようか。」

突然無防備になった大将。そこに無数の触手が絡み付く。ガイコツに触手プレイって誰得だ?…だが。

「捕まったのはぬしよ…クラゲ。」

ブチィッッ!

単純な力で触手をちぎる大将。

ゾワァ!!

ジェイリーちゃんを寒気が襲う。大将が抜いた剣…草薙の剣からとは気づかないか。

「…草薙の剣…レベル4!!!」

ドゴゴゴゴゴゴッッ!!

大将が剣を振るうと上空から青い斬撃の波が降り注いだ。頂上戦争で大津波をぶった斬ったミホーク並の一撃だ。

『〜〜〜〜ッッ!?』

その一撃でアレキ()がスプラッタになった。まぁほとんど水分だからグロくはないが。

「ア、アレキー!?」

絶叫し、呆然とするジェイリーちゃんをよそに…

「余の糧になる事…あまりある光栄だぞ?クラゲよ…では……いただきます!」

大将がクラゲにかじりついた!その所業に大将の事を知らない者は仰天する。

「えぇぇ〜!?クラゲってうめぇのかぁ〜!?」

電気クラゲは食うなよ?ルフィ。

『WPが回復した!電撃触手レベル4を手に入れた!』

「な、な、な…アレキ…」

「安心せい。そやつは余の血となり骨となり永遠に余の中で生き続けるわ。」

アーカードみたいなんだよな…サガフロ準拠じゃ8つしか能力持てないのに。

「おのれ…貴様…殺してやる…私の力で…」

さ〜てと…フェニックスの尾用意しておくか。鮮度が大事だからな…
ま、それよりジェイリーちゃんはもうちょっとなにかやりそうだな。

次は…ハチVSヒョウゾウか。

「ひゃっひひゃらひょひょひゃひゃひょ〜(さっきからちょこまかと〜)」

ハチのスピードに翻弄されるヒョウゾウ。酔いがさらに酷い事になってるな。

「だからESを使うんだニュ。でなきゃおれには…勝てないニュ!」

「!ひゅひゃふぇんひゃ(ふざけんな)!ひゃひょひょひょひひゃ(雑魚ごときが)!」

原作ルフィのスピードに反応できるヒョウゾウより更に早くしたからなハチは…
ハチ、クロオビ、チュウは原作アーロンなら楽勝できるほど強くした。そしてそのアーロンは原作ジンベエと互角かそれ以上の強さにまで到達した。ジンベエは更に強くなったが。

「ウ……ひょ、ひょひょひぇ…ひょうひゃひぇひゃ(お、おのれ…こうなれば)…」

フン…やっとESを飲んだか。さて…実力テストに合格できるかな〜?

「ウィ〜…力が…あふれ出てくるぜぇ〜………斬りてぇ…人を…斬りてぇよっっ!!」

普通の人間なら恐怖におののくほどの殺気がヒョウゾウから放たれる…が。

「…………」

特に動じてないハチ。ま、ヒョウゾウよりはるかに恐ろしい目にあってるからな。

「なます斬りにしてやるぜぇ〜?ハチィ〜……千鳥足ハッシュ!!」

怒涛()の8刀流がハチを襲った。


更に別の所では、クリークと魚巨人…確かメガロドンの魚人か…の戦いが始まっていた。

「う〜?なぁんで倒れねぇ〜?」

巨人のパンチがヒットし続けているがクリークはびくともしない。

「鉄塊使うまでもねぇな…デクの坊よぉ…この島にゃ手応えのある奴ぁいねぇのかよ…?ウチのモンと実戦訓練してる方が千倍ハードだぜ(特にギンとかドンとかお嬢とかお嬢とか)」

「な、なにを〜」

腕をぐるぐる回し出す巨人。リッパーサイクロトロン…ほどじゃないな。

「…ちっと痛いぜ?…空木。」

昔はルッチしか使えなかったオリジナル鉄塊を発動しカウンターが決まる。

ガァァァン!!

肉体を殴ったとは思えない轟音が響く。

「ぎゃあああ〜」

拳を押さえ転げ回る巨人…複雑骨折してるな。

「ウルフの方が10倍は強ぇな。お嬢に至っては20倍ぐれぇか。」

アヤに一番ボコボコにされたものな。おかげで更に強く…頑丈になったけど。

「テメェごとき槍を使う必要ねぇな。拳で十分よ!」

ニヤリとするクリーク。というか接近戦では素手の方が真骨頂だがな。

別の地では…ゾロとシロウが静かに対峙していた。
すでに何十回も斬り結んだ後だが。パッと見互角に見えるが…

「チッ…コイツ…強ぇな…」

「すごいパワーですね。反応も獣みたいにずば抜けてる…身体能力では新世界でも見劣りしませんよ。」

「じゃあそれを軽くあしらってるテメェはなんなんだ?」

ちょっといらついてるな。

「伊達や酔狂で『侍』を勤めていませんので…この程度のを持て余していたら…同士に笑われますよ。」

シロウがゆらりと脱力した構えを取る。

「!?なんだ…この寒気は…一体…まさかこれも覇気か!?」

「鷹の目に師事していたと聞きましたが…教わってないんですか?『凍てつく波動』を。」

「『凍てつく波動』だぁ!?何だそりゃ…」

大魔王ゾーマ様の得意技だな。

「直に分かりますよ…本気で来た方が良いですよ。」

「……」

ゾロが刀に武装色の覇気を纏わす。

「あ、覇気の力は強いですね。驚いた。」

「テメェ…いい加減に…」

殺気が増すゾロ。あの構えは確か虎狩りだったか?

「三刀流…極虎(ウルトラ)狩りぃっっ!!!」

ゾロの三刀がシロウを両断した。

「…あっけねぇ…!いや…なんだ?」

しかしゾロが三つにこま切れにしたシロウが霧散していく。

「残像だ…です。」

邪眼の力をなめられたくない人みたいなセリフをつぶやくシロウ。

「!?うおっとぉ!!」

慌てて地に伏せると今までいた所に刀が疾る。

「(コイツ…気配の消し方が異常に上手ぇ…)」

「それにしても…荒らすぎる剣ですね…もうちょっと『柔』の剣も扱わないと…バランスが悪くなりますよ?…!いや…他人の流儀に口を出すのは失礼ですね…」

「テメェは…どうやってそれだけの『技』を…ワノ国の侍ってのはこんな奴らばかりだってのか?」

「いえ…僕やバサラさんほどの強さの人は今本国には5人もいないです。少し落ちるのが数十人いますが。」

「…そうかよ…(しっかし…さっきから妙だ…このサム気…なんか体の感覚が…)」

シロウの『あの力』に驚いてるな…あいつは『覇気使い』の天敵だからな…

…と、そこへ広場全体を巨大すぎる影が覆った…ついに来たか…
みんなが、ホーディすら驚愕している…ここに迫る『ノア』を見て。
そこにノアからデッケンが現れ、わめくワダツミを見捨てノアをしらほしに向けて投げたと叫ぶ。

見捨てられたワダツミが相変わらずわめいているがそこにジンベエとサンジが近づいた。

「大入道か…」

静かに覇気を纏うジンベエ。

「ジャンボ饅頭はさっさと消えてろ。」

サンジもやる気出す…が!

「だぁ〜」

私から離れたアヤが三人の元に現れた。

「!?アヤちゃん!危ないから退がって…」

ゾワァッッ!!!

「「ウゥッ!!??」」

アヤの覇王色をまともに受けた二人。

「うっ!?…なんてプレッシャーだ…」

全身汗だくだな。私も5割ぐらい出せばサンジ辺りは戦意喪失できるかな?

「なんら〜?このチビは〜踏み潰すど〜!」

ワダツミがアヤを標的に定めた……しっかし…今回ワダツミは運が悪すぎるな…ギン次郎の次がアヤとか…ウチの者なら絶望の涙を流す程の超スパルタコースだぞ…
ま、とにかくこれでだいたい全員がそれぞれの敵と戦ってるのかな?エネルはまぁ…私の出番の時に暴れてもらうから手を抜かせているが。
と色々考えてるとしらほしが広場上空に向かった。目標はノアだ。

「………!」

やる気は充分の様だな…

「デッケン様!みな様を巻き添えにしてまでのこの愚行…許すわけにはまいりません!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

おっ…この気配は…よし。今の所は上手く指揮出来てる様だな。まだ誰にもバレてないし。

「しらほしぃぃ!たいした勇気だぁ!それでこそおれの愛した女ぁ!!この魚人島と共に死ねぇ!!」

そこへ異変を察知したホーディも単身ノアに。

「しらほし!…あいつ!」

もちろんルフィもノアに向かう。そこにジンベエがバブリーサンゴを渡す。原作ではサンジの力を借りたが今のルフィなら自力で行ける。
こうして魚人島上空の海域にルフィ、しらほし、ホーディ、デッケンが集う。そしてもう一人…

「へっ…いきなりか。世話が焼けるぜ。」

暇を持て余していたアーロンがこっそりと上空に向かった。

いよいよこの島のイベントもクライマックスだな。おいしい所は私としらほしが持っていくけどな。








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