小説『ONEPIECE世界を過去キャラと満喫』
作者:一匹犬()

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83話「魚人島の乱〜海神リヴァイアサン光臨〜」


 〜ギョンコルド広場上空海域〜


 〜ルフィside〜


おれの一撃で吹っ飛んだホーディとか言うヤツを追いかけたらシオリが来てた。別れてからどこ行ってたんだよ〜?…あとしらほしを追っかけてるヒゲヤローもいるな〜
…ん?ホーディとか言うヤツが立ち上がった……あっ!ヒゲヤローを刺しやがった!味方じゃなかったんか?あいつら。
シオリが驚いてないトコ見ると予想できてたっぽいな〜

「ジャハハハハ!…デッケン…ノアが魚人島の真上に来た今貴様はもう用済みだ。安心して死ね。」

「お、おの…」

…気絶したな。死んではねぇみてぇだ。

「………」

「ジャハハハハ!さぁおれを殺せよ!ノアはもう誰にも止められねぇ!どのみち魚人島が滅ぶ事に変わりはないんだからなぁ!」

クッソ〜いちいち言う事が生意気なんだよな〜

「……お前さあ…もう終わってるよ。これが見えないか?」

シオリやしらほしの後ろに………っうわあああ!すげぇ数の海王丸類が…100匹はいるぞ〜

『………』

ん?なんか聞こえたような…

「なっか、海王類だと!?しかもなんて数…だ、だが…それがどうした!?…!?まさか…」

「ああ、こいつらは私と同じ力を持つしらほしに呼ばれてここに来たんだよ…オケアノス、お前が中心となってノアを止めておけ…」

『うん〜分かったよ〜神様〜』

うわっ…ペンギンみたいなヤツと何頭かがノアに向かってったな。あれ?なんかあのペンギンみてぇなヤツがしゃべったような…

「ま、まさかしらほしだけでなく人間の貴様までが…」

さっきから驚いてばっかだな。

「人間人間うるさいな…そんなに言うなら…本性を見せてやる。」

あっ…シオリのヤツ、あのデカイ蛇になんのか!あれはとんでもなかったな〜死ぬかと思ったしよ〜…っとと…どんどんシオリの姿が変わってくな〜

「ううううう…なんてプレッシャー…だ、だが…負けるかぁ!」

…さすがにかわいそうになってきたな〜もうヘタレてるじゃねーか。
…で、おれらの前に海神とか言うのになったシオリがその姿を見せ付けた。

「うううう…その姿は確かにリヴァイアサン…」

…全身汗だくだな。何回見てもこの覇気にゃ慣れねぇな…
アーロン、しらほしや海王類もえらくかしこまってるし。

「どうだ?ホーディ…もう止めないか?私としてはお前に部下になってほしいんだがな。」

「うううう…わ、分かっ…ぐうおおおおおっ!!ダメだ!ダメだダメだ!!負けるか!魚人としての本能なんてクソくらえだ!…アマクサ・シオリ…貴様は…敵だぁ!!」

ホーディが蛇の姿のシオリに突っ込んでったぞ!…けどなぁ…

「気持ちは分かった。では一度力で捩じ伏せるから…もう…寝ろ。」

「な、何言って」
あっ!海蛇のシオリが口を大きく開けてホーディを食っちまった!で、そのまま下の広場まで突き抜けちまったぞ。

「うっわ〜カシラ容赦ねぇ…」

うん、同感だなそれには。

「お姉様〜最近ストレスたまってた様ですし下の方々が悲惨な目に遭わないか不安です〜」

…おれ知〜らねぇっと…









 〜シオリside〜


ホーディを食ったまま広場の地面に不時着みたいに荒々しく着地する…あ、ホーディ完全に仮死状態になったな…ま、いいか…それよりも巻き添えで数百人が吹っ飛んでいったな。

「うわああ〜何だあ〜!?大蛇ぁぁぁ〜!?」

私の姿を見て恐慌に陥る敵達。そんな奴らを尻目に…

「ペッ!!」

ホーディを吐き出す。

「「「ホーディ船長〜!!?」」」

幹部達が仰天している。

「心配するな。仮死状態になってるだけだ。後5分ぐらいは生きていけるさ。こうなるとさすがにもう戦えない。」

「うわああっ蛇がしゃべったあ!?」

「キャ〜!?船長〜!?」

私がしゃべった事に驚く雑魚共に、命のタイムリミットを聞いてパニクるちびっ子の鮫魚人。いや5分は嘘だがな。死んでも問題なしだし。

「な…大蛇がしゃべ…この声…アマクサか!?」

さすがのゾロも驚いてるな。
一方のもじゃもじゃ王達や島民達はと言うと…平伏している。前にやめろといったがこの姿を見ると本能が止まらないようだ。

「お、お前は…な、何だドスン!!?」

「デッケンにも言ったが傾世のシオリ…またの名を…海神リヴァイアサンだよ。」

「「「!!?」」」

全身に電撃が走った様な衝撃を受ける幹部や雑魚達。

「け、けいせいのシオリ…よくきたな…」

呂律が回ってないぞオコゼの魚人。

「…怖いか?いいさ…全部言わなくてもな…分かるよ。今すぐ膝を折りたいんだろう?誰も責めはしないさ。ホーディもこのザマだ。何も問題はない。今すぐ降伏してもいいんだぞお前達?」

「う…」

私の甘い言葉に迷う幹部達。何人かは心が折れかけているな。

「う…おれ「と言うと思ったか?…降伏は許さない。同胞を害しようとした邪心…決して許せるものではない…海神リヴァイアサンとして命ずる…死ね。」!!?」
某影さんのセリフを真似る。

ゾワァァッッ

5割ほどの覇王色に恐怖する幹部達。

「なっなんて覇気……!」

ゾロあたりは耐えられているが…

「ギャ〜〜!怖いよ〜!」

暴走状態のチョッパーが泣き叫んでる…シュールだな。

「…と言ったが…チャンスをやろう。私の部下や麦わら一味とのタイマンに勝った奴は助けてやろう。」

これで少しは緊迫感出るだろ。

「「「!!?」」」

死中に活を見いだした感じの幹部達。

「おいいいいっ!?」

何してくれちゃってるのおおお!って言いたげなウソップ。
さて、私は…雑魚共をなぎ払うかな?ストレスたまってるからな〜人間形態に戻るとするか。

「「「!?」」」

人間の姿に戻った私を見てさらに驚いてる敵軍。と、そこへエネルがやって来た。

「そろそろ暴れていいぞエネル。」

「うむ…ヒノよ!」

「クワァー!!」

エネルの肩に止まっていた隼が雷に包まれる…そう雷鳥サンダーバードだ。隣のライジン島の支配者だった鳥。そのヒノがエネルの両肩をそれぞれ両脚でつかみ…放電した。

「いいぞ。ヒノよ………雷雲(ライトニング・クラウド)!!」

エネルが広場上空全体に雷雲を作り出した。

「さあ、受けよ…万雷(ママラガン)!!!」

「!?アイツ!あん時の大技をっ…やっぱりとんでもねぇ…」

エネルの強さをその身で味わったサンジがうめく。

「あれ!?確かあそこら辺ギンとかいう怖いヤツがいたぞー!?」

チョッパーがオロオロしながら叫ぶ。

「なんで仲間まで巻き込んだんだ!?やっぱ悪党かー!?」

ウソップが隠れながらツッコむ。

「ヤハハハ…心配するなお前達。ギンには…私の雷は通用せん…シオリやアヤの様にな。」

「…………」

少々服が焦げ自身は髪が逆立っているギン次郎が無数の雷が落ちた地から現れた。

「やる時は先に言え。…少し痺れちまったじゃねぇか…」

怖い笑顔を浮かべるギン次郎。この前皆にどっちの笑顔が怖いか聞いたら顔反らされたなぁ…

「そのぐらいいいではないか。普段のお返しだ。」

「えええ〜!?なんで無傷なんだ〜!?」

ギン次郎は最大出力である3億Vまで耐えきったからな……本当に転生者じゃないだろうな?

「んがーはっはっはっ!相変わらずギンちゃんはめちゃくちゃだわねい!ホントに人間なのかしらー!?」

戦わず遊んでいたボンちゃんも来た。

「お前が言うなボンクラ。」

「そのあだ名はよしなさいって何回も言ってるじゃないのよーう!」

「おおっ!海神様の中でも最強レベルの幹部達が揃うとは…」

感心しているフカボシ。

ま、シリュウやラフィット達は他の四皇や海軍対策で呼んでないからベストメンバーではないがな。

「リヴァイアサン様…」

「やあフカボシ…そう心配そうな顔するな。しらほしは問題ないよ。あれを見ろ。」

私が広場上空を指差すとフカボシや兄弟や島民が天を見上げる。

「おおお…なんという数の海王類…しかもノアが海王類達によって…」

「しらほし…成長したな…」

しらほしの力を見て感涙している皆。

さて…そろそろ私も暴れるか…

「ギン次郎…私の服を…」

「フン…やる気かよ。そらよ!」

ギンがぶん投げた服を受け取り着直す。なぜわざわざ着たのかは後ほど…

…ルフィが覇気使ってから暴れて4万、ゾロとサンジがそれぞれ7000、1番最初に戦場に着いて遠慮なしで暴れたバサラが2万、ファラオの大将やシロウがそれぞれ8500、途中まで暴れられなかったクリークが6000、で大火力だが参戦が遅かった真ヘルズベアーロボが1万2000…で、エネルが5000ほどで残りは9万足らずか…まぁそこそこ残っているな。
「残り8万ちょいか…ちょうどいい。全てまとめて相手してやろう…来るが良い。」

「う、やっやちまえ〜!!」

やけっぱちになった敵の群が襲い掛かる。

フン…悪く思うなよ…なに死にはしないさ…多分な。

「カラミティウォール!!!」

私の先制の一撃で魚人島の乱はいよいよ佳境に向かった。







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