小説『とある零位の全を操る者(エネミー・デイズ)』
作者:()

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「俺の名は建宮斎字。天草式十字凄教の教皇「代理」なのよ!!さあおとなしくこっちに来るのよな!!オルソラ」

建宮が言葉を言い終えると、荒神は建宮にエクスカリバーを向けながら突っ込んだ。

だが、その攻撃を長剣フランベルジェで受け止める。

「オルソラを渡すかよ!!」

荒神は建宮を睨むと、一旦エクスカリバーを離し、建宮の顔横を回し蹴りする。

「・・・・・・ブベラバ!?」

そして建宮は気を失い上条の横に倒れた。

その後天草式のメンバー全員を捕まえ、建宮はステイルのルーンを体に四枚張られ、身動きが取れない状態になった。

そして荒神は、オルソラに会いに行った。

「オルソラ!!」

座っていたオルソラを呼び目の前に立つ荒神。

「どうしたのでございますか?」

荒神はジーっとオルソラの顔を見て確証した。

「何浮かない顔してんだ?」

「そおでしたでございますか?」

オルソラは自分の顔を触りながら言う。

「少しだけ頭、触って良いか?」

すると黙って頭を差し出すオルソラ。

差し出されると、荒神は右手でオルソラの頭を触り、オルソラの脳を探った。

「・・・・・・お前!?」

オルソラは何が何なのか分からず、?という顔をしていた。

「お前を狙っているのは、天草式でなく、ローマ正教なんだな?」

すると、アニェーゼが、シスター達を引き連れて来た。

「さあ、来なさい。オルソラ=アクィナス」

アニェーゼは二人に近づき始めた。

「(クソ!!相手は女......だが、相手はオルソラを恐ろしめる相手だ。そんなら俺は容赦しねー)俺は、女は殺さない主義なんだが、オルソラを殺すんなら、容赦なく皆殺しにする!!」

「囲め!!」

アニェーゼはバレたと気づくと、すぐにシスター達を二人の回りに行かせた。

「しょうがねーな!!」

荒神が声を出すと、シスター達が一斉に荒神に突撃した。

突っ込んできたシスター達を全エクスカリバーでなぎ倒した荒神は、アニェーゼに突っ込んだ。

「何故そこまでに、オルソラ=アクィナスにこだわるんですか!?」

アニェーゼの言葉が終わると同時に荒神が目の前に来ていたため、アニェーゼは蓮の杖ロータスワンドでガードした。

「オルソラ!!お前はこのことを、上条達に知らせろ!!」

そお言われ、オルソラは急いで上条の所に急いだ。

「話を聞けってんですよぉぉぉぉぉぉおお!!」

アニェーゼは人が変わった様に言うと、荒神を押し返すと、ロータスワンドの上の部分が開いた。

そしてロータスワンドを床叩きつけた。

「なんだ?」

すると、横から何かが飛んできた様に荒神に当たった。

「魔術か?」

そお気づくと、荒神は時を止めた。

「フゥー。一先ずチェックメイトだな」

荒神は、時を止めている時は、ほかの能力を使えないため、アニェーゼの背後に回り込み、アニェーゼの首元にエクスカリバーと突きつけ、時を動かし始めた。

「!?」

「終わりだ。アニェーゼ=サンクティス」

そして、本当に戦いは終わり、天草式とオルソラは、イギリス清教が引き取ることになった。





次の日。

荒神はオルソラに会いに行った。

「オルソラ!!話が有るんだけどよ」

その日にオルソラはイギリス清教本部に向かうため、空港に居る。

「話とは何でございますか?」

「お前って、好きな奴はいるのか?」

荒神は目を逸らしながら聞く。

「いるでございますよ」

「誰だ?」

するとオルソラは荒神の耳元で答える。

その名前を聞き、荒神は数瞬目を点にしたが、

「一目惚れってやつか」

そお言われ、オルソラは顔を赤くし、

「そ、そおでございますね!!」

「たまには、遊びに来いよ!!あいつも待ってるだろうからな!!」

そしてオルソラは飛行機に乗り、イギリスに向かった。

「諦めが悪いのも、モテないからな」

と、ボソッ!!と言葉を吐き、荒神は家に帰った。

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