小説『とある零位の全を操る者(エネミー・デイズ)』
作者:()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

――――前書き――――

前にページで、少しミスをしたんですが、一方通行はテレポートまでも、方向を変えてしまうため、意味がないのかな?と今頃思いました。

済みません










夜明け前に起きると、すぐに家を出た荒神。

永奈は脳内リンクしているため、気づいている。

荒神が向かった先は、窓のないビルだった。

内容は......

「アレイスター!!今日から高校に行きたいんだが・・・・・・」

「何故いきなり?」

勿論いきなりだ。

行きたい理由は大覇星祭に出たいのと、炎月が死んだショックがデカく、少しでも心の傷を和らげるための物だった。

「上条当麻の居る高校がイイんだが」

「理由は聞かないことにしよう。すぐに準備をする。十分ほど待っててくれ」

そう言われ荒神は胡座をかき、少しの間目を瞑った。

そして、

「準備が出来た」

その声で荒神は目が覚める。

「そこに置いてある紙を職員室で月詠小萌と言う名前の教師に出せば入学は出来る。制服はそれだ」

紙の横に制服が置いてあった。

「あと一つ言わせてもらうが、お前はLEVEL0という事になっているからな」

そう言われると、壁を向きながら、アレイスターに手を振り、壁を通り過ぎた。





そして登校時間

「失礼します」

荒神はそう言うと、職員室のドアをガラガラ!!と開け、中に入り、

「小萌先生はいますか?」

と聞くと、

「私の前の机に居るじゃんよ!!」

と女の教師が言った。

そして荒神は小萌先生の所へ行き、

「今日からこの学校の転校生なんですが」

荒神は、アレイスターに渡す用に言われた紙を出しながら言った。

「転校生さんですね〜」

ゆる〜い声で答える先生。

身長が小さく、
本当に教師か?
と少し疑ったが、胸辺りに名札が在る所を見ると、本当に教師らしい。

「じゃあ、付いてきてください」

「はい」

そして連れてこられ、

「今日は、転校生が来ました〜!!」

クラスの中は転校生と言う言葉を聞いた途端、騒がしくなった。

中には、
可愛い女子かな?
と言う声が聞こえた。

そして、小萌先生から、

「入ってください」

と言う声が有り、荒神は入った。

「お、おお、お前!?」

上条の声が聞こえt。

「騒がしいぞ、上条」

荒神は言い換えす。

「おいかみやん!!お前の知り合いかニャー?」

金髪でグラサンを着けた男が上条に聞いた。

その質問に答えようとした上条を見て、荒神はすぐさま上条の横に行き、耳元で、

「(俺はこの学校で、LEVEL0って事になってるから、誰にも言うな)」

上条の肩を掴み、言葉を言い終えると、上条の目をジッと見つめ、黒板前に戻った荒神。

「え〜っと、俺の名前は荒神水月。能力無し。上条の幼馴染だった者です」

少々嘘を付きながら荒神は自己紹介をした。

上条の名前が出ると、クラスの皆の視線は上条に集まった。

「荒神ちゃんの席は上条ちゃんの前です」

小萌先生は指差しながら言った。

そう言われ、すぐに荒神は席に着いた。

そして昼休みになると、上条に呼び出された。

「何でお前が此処に居るんだ」

上条は俯きながら聞く。

荒神がこの学校に居るのは、気に食わないらしい。

「俺が何かお前にしたか?」

荒神は上条に聞き返す。

「まあいい。俺は、弟の炎月が死んだため、心の傷を癒すため、高校に通う事にした」

弟が死んだと言う言葉に上条は呆然とした。

「お前には在るか?大切な人が死んだことが」

そう言うと、荒神は食堂に向かった。

-18-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




とある魔術の禁書目録 カレンダー2013年
新品 \1158
中古 \
(参考価格:\)