数日が過ぎ、大覇星祭の練習をしていた。
「今度は大玉転がしの練習!!」
クラスメイトの吹寄が仕切る。
「吹寄〜、俺は誰とやるんだ?」
荒神は手を上げ、質問した。
「馬鹿な上条とよ」
呆れた顔をして、吹寄は教えた。
「馬鹿とはなんですか馬鹿とは!!」
そこで上条はツッコミを入れてくる。
荒神は上条の頭にチョップを入れ、
「馬鹿なのだから、言われて当然だ」
そして、クラスメイトが笑い始める。
すると吹寄は手を二回ほど鳴らし、
「練習するわよ!!」
仕切りなおした。
皆は「はーい」と同時に答え、練習を始めた。
そして練習は終わり、下校時刻となった。
荒神が帰ろうとすると、
「おい、そこの転校生!!」
数日過ぎているのに、転校生と不良に呼ばれる。
始めの日は無かったが、次の日から、不良に呼ばれる用になった。
「なんだよ。カス!!」
そう言うと、毎回同じ言葉を言われる。
「チョッくら、面貸せよ!!」と。
荒神は大人しく付いて行くと、暗くて人通りの少ない場所に連れて行かれる。
「俺を殺すき?」
荒神が挑発すると、不良が指をパチン!!と鳴らす。
すると、奥の影で見えなかった所から、不良がどんどん出てくる。
「カスがどれだけ増えようとも、俺を殺すなど不可能だ」
不良共は荒神がLEVEL6だという事を知らずに、飛びかかる。
もちろん、一斉に。
荒神は不良の居る所だけの、重力を上げ立ち上がる事をできなくした。
「クソッ!!何をした!!」
質問されるが、荒神は全然関係のない事を言う。
「お前ら全員の記憶を消してやるよ!!」
そして、数分すると、そこから複数の悲鳴が上がった。
「アレイスター。今日も風斬の特訓するぞー」
荒神は家には帰っていない。
理由は一つ。
妹の永奈が居るからだ。
そのことに、永奈は気づいている。
勿論の事だ。
学校が終わると、風斬の「天使の力」(テレズマ)のコントロールするための特訓をしている。
風斬は殆ど使いこなせるが、最終段階の、攻撃が出来ない。
光の剣は出せるが、攻撃すると同時に壊れてしまう。
パリーン!!という音がした。
剣が壊れたのだ。
「もう一度!!」
荒神は厳しく言う。
すると風斬はまた剣を出し、荒神に突っ込む。
荒神はエクスカリバーを構え、備えた。
いつ成功するか解らないからだ。
するとバギーン!!という轟音がなった。
物凄い烈風が起きた。
成功したのだ。
「よくやった」
荒神は風斬の頭を撫でた。
すると疲れたのか、天使の輪が消え、眠っていた。
荒神は風斬を専用の部屋に連れて行き、借りている部屋に向かい寝た。