荒神は家に帰ると永奈が食事を作って待っていた。
「只今永奈」
「お、お帰りお兄ちゃん」
荒神が事件で性格が一変してから、永奈は元気がない。
(私は前のお兄ちゃんが好きだった・・・・・・)
永奈は先に席に付いており、最後に荒神だった。
「待たせたね。食べようか永奈」
「「いただきます」」
二人は同時に手を合わせ、食べ始める。
「パク・・・・・・パク・・・・・・パク・・・・・・」
荒神は一人で箸が進むが、永奈は全然だ。
「食べないと大きくならないぞ!!・・・・・・特に・・・・・・」
荒神は視線を落とし、永奈の胸を見る。
「・・・・・・」
「そう反応ないと、逆に沈むな」
永奈と一緒に居る時は、自分の敵が居る時とは雰囲気が違う。
殺す時も荒神は笑っている。
真るで一方通行の様に・・・・・・
「・・・・・・パク」
要約永奈が食べ始めた・・・・・・と思うと、立ち上がり階段を上り部屋に入った。
「?」
惚けた顔をする荒神は、本当に何に怒っているのか分からないのだ。
翌日
プルルル!!と、メールのチャクメロが鳴る。
荒神の携帯端末にアレイスターからの連絡だった。
上条当麻が神の右席の左方テッラと衝突したが、君はどうする?
そのメールに対し、荒神はこう返した。
どうでもいい・・・・・・・
その日、荒神は自分の部屋でグッたりしていた。
と言うより、一日中寝ていた。
次の日の朝だった
ボカン!!と、荒神の家が爆破された。
その爆発を起こした者の招待は荒神家の知らない、美少女だった。
勿論の事、荒神は無事だ。
窓から出てくる荒神は犯行者と思われる美少女を見た。
「そんな華奢な体つきで俺の家をどう爆破したのかな?」
「・・・・・・」
荒神は下の降り、美少女の目の前に立つ。
「君は俺がこの学園都市で・・・・・・グォ!?」
荒神は自分が最強と名乗ろうとすると、その前に少女は荒神を何らかの力で軽く後方百メートル程吹っ飛ばした。
「気の強い子は嫌いじゃないな」