小説『とある零位の全を操る者(エネミー・デイズ)』
作者:()

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荒神side


俺はLEVEL5を作り出す事が出来るか、その事をこの頃考えている


もし出来るなら・・・


この先から、俺の頭が回らない
もしかすると今の人格とは別の物が拒絶している可能性がある
そんな事を考えたくない


俺は夕暮の空を見ながら考えるに



俺は何者なのか・・・



俺は学園都市のLEVEL6
一般的に知られていない人物
能力名エネミーデイズ


俺にはどうすれば良いのかが分からない
その答えを考えたくない


そんな事を考えながらやっと出た言葉は


「頭いてー」


何を考えているんだ、俺は・・・



荒神sideout



永奈side


「私はLEVEL5として何をすれば良いか分からない」


私は今電話をしている
相手は・・・


知らない人


この頃流行りのスマホアプリの無料会話アプリを使っている


そのアプリはカメラで撮影なども出来る
その機能を使って相手が女だと分かると変な事をし始める人がいるけど、そんな人は無視して真剣に聞いてくれる人とだけ会話をしている


『君はLEVEL5なんだ。僕はLEVEL3なんだ。君は大切な人を守る為に力を使った良いんじゃないかな?』


この人は真剣に考えてくれる人


「そうね、ありがとう。機会があれば合いましょ」


『是非、それでは』


私はアプリを閉じる


「大切な人・・・か」


私に大切な人と言えるのは、お兄ちゃんだけだった


大切な人だと言える人を増やすのも、悪いことじゃないと私は思う


永奈sideout







後書き


恐らく、次回から暗部抗争編になると思います


次回をお楽しみに


短くて済みません

-38-
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