「悪いか?だがお前は自分の犯した罪を理解していないとは言わせない。」
「無論……理解しています。殺人罪と放火罪、そして違法薬物所持罪…そうでしょう看守様…」
その時だった。いきなり彼らの車の前に誰かが立ちはだかったのは。
「組式剣ー白馬魔刀!」
「……何だ、あの小娘…フレア!」「了解。」
しかし、フレアの足では彼女には届かない。
「そうか……貴様が初音一族…」
「ふうん、煉君から聞いたのかな?まあいいわ。とりあえず、私は煉君の情報を調べているの…教えてくれない?あの子の身長、体重、座高、ウエストサイズ、髪の硬さ、それだけじゃない…血液型と誕生日もねぇ!」
「ち、お前らただの変態なのか…それとも煉が何かに必要なのかどっちなんだ。」
「後者ね、私の仲間を返してほしいの。」
「それなら教える訳にはいかないなぁ…逆にお前を銃刀法違反の現行犯で俺のコレクションにしてやろうか?お嬢さん…」
「断るわ。少なくとも、貴方にだけは口を割らせてやる。はぁ……このカードを使うことになるとはね。」「……魔法カードか…?」
「食らいなさい。風帝ーウィンディ!」