小説『オーバーシックスエンペラー』
作者:238()

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次の日、俺が新宿区の小学校に行くと、何故か女子に囲まれた。

「何この子可愛い!」

「やっぱり噂通りだったわ!」

え……あの…

「まあ良いから良いから!こっち来て!」

え……ち…ちよ…待ってよ…なんで更衣室に…………や…やめ……

「わあ!可愛いよ練君!」

う………



はぁ、今朝はえらい目にあった…でも、一体なんであんな噂が……

「私だよ、練君!」

の、ノウス……まさかお前が!?

「うん!」

てめえ……俺が朝どんだけ恥かいたか解ってんのか!あんな服着せられてさあ!

「でも、可愛かったじゃん。クスクス…」笑うなぁ!「だって……まあいいや。もう帰ろうよ。」「ああ。そうだな。」

……俺達はあの一件から引っ越した。家は新宿区の都庁の近く。俺とノウスとスカイ姉の3人で住んでいる。西帝は……どっかに旅立った。行き先は、知らない……

「ほら!煉君もスカイ姉の手伝いして!」

あ、ああ。

「偉いですね。煉様……」

その呼び方は止めてくれよ。もう俺はお前の飼い主じゃねえし。

「そう。ならこれからは敢えて煉君、って呼ぶね。」

ああ…それで良いよ。

-2-
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