小説『オーバーシックスエンペラー』
作者:238()

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(ここは……地下の独房…手足が動かない…キャプチャのロープで拘束されている……口が開かな………これは……猿轡…魔法の類ではないか。)

さて……「組さん、あなたを警察に突き出すのは簡単だが、それでも良いんだぜ?」

「………!!」止めてとかお願いとか言いたげな顔だな。まあいいや。猿轡は外してやるよ……

「え?」別に、お前が可愛そうとか思った訳じゃねえよ。なんとなくだよなんとなく!

「煉君……」そ、そんな目で見るなよ…とにかく!お前を取り調べなきゃいけないんだよ!け、警察に突き出すのは…か、簡単だからな……

「…うん。まあ結論から言うと……私達はあなたを取り返したくて動いている…と言うこと。ねぇ、私からのお願い……もし、もう一人のあなたに会ったら、そのもう一人のあなたの言うことを素直に受け入れて……」

…よくわかんないけど、わかった。

「お願いね…そうしたら、私達もスカイさんもノウスちゃんも………みんな平和になれるからさ…」

…わかった、約束しよう…

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