小説『オーバーシックスエンペラー』
作者:238()

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「おはよう。」

「あ、うん。煉君おはよう……スカイ姉がオムレツ作ってくれたよ。」

あ、ああ…わかった………どうした?なんか眠そうだな……

「うん。昨日ちょっと…ね……私、私ね、昔、鏡音煉って友達がいたんだあ。もし、煉君がその「煉」だったら良いなぁなんて……」

……俺が代わりになってやるよ。

「ううん、良いんだ……」

いやいや!俺で良ければ!

「ううん、良いよ…良いから……毎朝、バナナを3房食べるのを止めてくれない?」

え………そ、それは…無理な話…

「なんで!第一バナナ食べなくても良いじゃん!最近バナナが高いんだよぉ!」

いや…それは…その……好物だからだよ…

「もう!煉君の金食い虫!

」か………金…食い…虫…

「ねえ、そろそろ学校行かないと。ほら、早く行こう!」

あ…ああ。俺達が行くと、ノウスには何人かの友達ができていた………そのなかに俺を昨日女装させた奴も…

「ねえ、今日は煉君いじったら駄目?」

「もう時間無いしさあ。放課後にしよう!」

え………ちょ……ま…

「ねえ煉君!一時限目は体育だから、早く着替えなきゃ!ね?」

………う、うん………

-4-
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