小説『日本式魔術師の旅〜とある魔術編〜』
作者:ヨハン()

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Side-???

「我らの願いを晴らすときが来た。」


人気のない路地裏に一人の男性がいた。
その男性の目には狂気が宿り、ギラギラ光らせている。


「復讐は我らにあり。
我らの復讐は対象は全てなり。」


一人、また一人と人影が増えていく。
彼らには仲間意識はない。しかし復讐という名の何よりも強いつながりがある。


「我らが殺すは神に従う狂信者ども。」


彼らには正気はなく、理性もない。
しかし彼らは喜んで自らをその淵まで落としている。


「我らが殺すは神を信じる愚か者ども。」


彼らには何もない。
ただあるのは身を焦がすほどの憎悪、憎しみ、怒り


「今こそ立ち上がる時。
我らのすべてを、我らが命を懸け戦おう」


彼らは突き進む・・・
いや、突き進むしかない


「この腐りきった教徒どもに、世界に復讐を・・・
全てを破壊し、壊し、無に帰そう。」

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