小説『日本式魔術師の旅〜とある魔術編〜』
作者:ヨハン()

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Side-reigo

子供二人で水族館を回ることになって、私たちは一番最初に目的であるジュゴンを見に行きました。


「わ〜、きれい〜」

「そうですね、知っていますか美琴ちゃん?
この種類のジュゴンは人魚の伝承の元になっているんですよ?」

「え〜にんぎょ〜?・・・あんまりにてないよ?」

「フフッ。大きくなってから調べたり、見たらきっと分かりますよ」

「う〜ん・・・・じゃあ!おおきなったらまたいっしょにこよう?」


美琴ちゃんは少し考えた後に、上目使いで私を見ながら聞いてきた
おやおや、そうきましたか。・・・これも美鈴さんに教わった技術なのでしょうか?
まあ、ともかく


「そうですね、大きくなったときに美琴ちゃんにとって
一緒に行きたい誰かがいなかったら・・・・その時は一緒に行きましょうか」

「やくそくだよ!」

「はい、わかりました。」

「それじゃあ、つぎにいこう?」

「そうですね、じゃあどんどん回っていきましょうか」

「うん!」



ここからはダイジェストでお送りしますね?大変ですし


「うわ〜スナメリかわいい〜」

「たしかに綺麗ですね。わたしはジュゴンより好きですかね」

「みことはどっちもすき〜」

「それもいいとおもいますよ?」


「らっこ〜」

「貝をたべていますね」

「かわいいよ〜」


「きゃー!へんなのがおいかけてくるーー!たすけてーー!」

「美琴ちゃん大丈夫ですよ、あれはエイですね」

「・・・えい?」

「エイです。どうやら人懐っこいようですね」

「よくみたら、かわ・・・い・・・・い?」

「無理に言わなくても結構ですよ?」


「ほう、結構たくさんの種類のカエルがいますね」

「・・・・・・・・」

「むっ、やっぱりカエルはダメでしたか?」

「・・・・・・かわいい・・・」

「えっ」

「おにいちゃん、これすっごくかわいいよ!」

「そ、そうですか」


などがありましたね。
このあと集合場所に行き、アシカショーを見て水族館を後にしました。
美琴ちゃんがカエルのぬいぐるみを欲しがっていたんですが、売っていなくってぐずってしまいましたが。
まあ、いい旅行でしたかね。

-5-
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