小説『日本式魔術師の旅〜とある魔術編〜』
作者:ヨハン()

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「へえ〜、いい家じゃない」

「高かったですからね、内装にも拘りましたが」


周りに人口の建物や、風車が立ち並ぶ中
木や花などの植物が植えられている屋敷がいきなり現れる。

コンクリートなどが多い街並みに突如現れる屋敷

その前には5人の人影が


「一さんの実家の雰囲気に似ていますね。」

「・・・ん」


五人の人影の内、小柄な少女一レッサーが家の感想を述べる。
それに同意する、赤髪の少女一恋。

恋というのは真名と同じ言葉ではあるが、前世と違い言葉の位が違うため
発音が同じというだけで、意味が違い別によばれても気にしないようになったようです。

まあ、所詮雲と蜘蛛、雨と飴の違いでしょうね。


「似せましたしね、こちらの方が安心しますし・・・
 何より、学園都市にはこのような趣のある家が無いようですので、
 それが寂しいなと思ったのも大きいですかね。」

「しかし、それが原因で目立っていると私は思います。」

「そうよねえ、まあ近代的なこの都市に和風な家だから・・・・ねえ?」


銀髪長髪の少女、一エストが周りを確認しながら感想を述べ

金髪のスタイルの良いオリアナ=トムソン原因を簡潔に答える。
最も年齢は14歳、一とは誕生日の関係で2歳差だが学年は1つしか違わないのだが、
雰囲気や喋り方、スタイルからもう少し年上に見られやすい。
まあ、それを狙っている可能性もあるが・・・

片方は少し困ったように、片方は完全に面白がっているが
家自体は特に問題はないのか、文句は一切ない。


「まあ、工房も作る予定なので
 結界は張っておきますよ、認識阻害などなど」

「なら、少しは注目も薄れますね」

「・・・・・眠い・・・」


レッサーが頷く隣で、
そんなことに興味はないとばかりに恋は体を前後に揺らし、眠気と戦っている。

何ともいえない空気がその場に漂い

春先の風が五人の周りを吹く


「・・・気にしすぎたようね」

「はい、恋のようにどっしりと構えていれば良かったみたいです。」

「というよりは、興味が本当に意味が無いだけみたいですが。
 ・・・・・・神様のイメージが崩れますね、ホントに」


三人とも恋を見つめ何とも言えないような表情を、
いや、エストはしていないか・・・
している中、一は一人歩みを進める

懐から鍵を取りだし、開錠をする。


「まあ、とりあえず家に入りましょう?」


後ろを振り向きながら、そう述べると一人家に入っていく。


「わかりました。」

「そうね、そうしましょ」

「恋、起きてください!
 一さんが行っちゃいます!」

「・・・・・・Zzzzzz」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



荷物の整理を終え、皆が思い思いにくつろいでいる中
玄関のチャイムが鳴り響く


「・・・・・・誰?」

「さあ?でも知り合いはここには居ないわよねぇ」

「さっそく厄介ごとでしょうか?」

「私が対応しましょうか?一」


全員が過敏にチャイムの音に反応する。

それも一の占いは中々の的中率を誇り、大事なことは外すことはほぼない。
そして学園都市に来た理由も、一は彼女たちに話しているため

訪れるはずの無い客人に全員が警戒を露わにする。


「いえ、大丈夫です。
 殺気や不穏な空気は感じませんし、問題はないでしょう」


ソファーから立ち上がり、玄関に向かいながら軽く言う。

エストもそれに続き立ち上がるが、
他は一が言っているならばとそれぞれ元の状態に戻っていく。


「一、私もついていきます。」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


後からやってきたエストを連れ、玄関まで歩いていく。

入り口にいたのは逆立たせた金髪に、サングラス、金色のネックレスといった
派手な風貌な一と同い年ぐらいの少年であった。


「どちら様です?」

「学園都市総括理事長からの使いの土御門元春だニャー」

「土御門・・・ですか
 まあ、とりあえず開けますね」


土御門とは・・・まさか学園都市で聞くとは思いませんでしたね。
まあ、科学が台頭している以上
権力を得ようとするならばここにいるのも可笑しくはないですが・・・

魔術と超能力の融合はそう簡単には出来ないはずです。

私の一族でさえ、完全には出来ていませんでした。


となると、魔術を捨てる必要がありますが・・・・

まあ、そこらへんも聞いてみますか。


さてさて、どうなることやら?



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久しぶりの更新ですね〜


疲れました

そして、原作に入れない!!


では、応援・コメントよろしくお願いします!

・・・・最近コメント少ないな〜・・・・コメントプリーズ!

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