小説『最強の矛or最強の盾』
作者:バンザーイ@()

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 攻撃、それは目標へ攻撃し、攻撃し、攻撃を重ねて勝利をつかむ。

守りなど一切しない!ひたすら攻めるのみ。盾は捨てて矛を持つ!

そして勝利をつかむのだ!!!

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 サブマシンガンを持った男はいう。「今日の部活内容だ、耳をカッポじってよく聞きやがれクズども。」
まわりにいる少年たちは息をのむ、そして男は口を開いた。


    「攻撃だ!!!!!!!」

 「いや何を…………………?」一人の大柄な男はいう。
すると男は悪魔のような表情で言う。「あ?何もかもだァ!!」と言って一人の少年にサブマシンガンの銃口を向ける。
そう、それは獅子騎であった・「えぇ!?なんでオレっすか!!??」

 男は笑みを消さずまま口を開いた。「わかんねぇか?1年坊………」男は少し黙り込んで再び口を開ける。「なんとなくだ!!」悪魔のように雄たけびを上げた。

 なんですとぅ!?てかなぜサブマシンガンを!?と獅子騎の胸によぎる。なぜそれを口にしないか?

理由は簡単だ、絶対撃たれる。

 「荒銃(こうじゅ)そこまでにしときなよ、サブマシンガンもしまいなって。」一人の少年は優しく男のサブマシンガンの銃口をつかむ。

 さっき銃口を向けていたのは3年の 『飛龍(ひたつ) 荒銃(こうじゅ)』、絶対攻撃部の部長でもあり、オレの先輩だ。

そしてもう一人、飛龍先輩を止めてくれたのは同じく3年の 『蝶彗(ちょうすい) 香(きょう)』副部長だ。

 飛龍は銃口においてある蝶彗の手を振り払い「よし…………、部活だ!」と頬を引き上げて不気味に笑った。
 
 「どうせ荒銃先輩ロクなこと考えてないぜ………」とオレの耳元で、親友でもあり部活仲間でもある『奏喜岳(かなきがく) 金(きん)』は囁いた。

 「金、聞こえたら殺されるぞ!そーゆーのは言わない方が………」

ここで止まった。いや止められたに近い。

「おぉい?1年坊ども、聞こえてるぞ?」と獅子騎の後ろで悪魔のような、いや悪魔が後ろに出てる感じがするくらいの迫力で立っていた。

「えぇ!?俺も!?」という前に俺と金はボコされた。

そして今日の部活は終わったのである。

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