小説『呪い使いの転生者』
作者:unworld()

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呪い使いの初仕事

俺の拳には黒いものが纏っている。
これが神が言っていた
魔力変換 呪 って奴だよな。
そんな時、なのはが声をかけてきた、

「薫くん!?危ないから離れて!」
「よっ、なのは。俺も混ぜろ」
「蓮月危ないから向こう言ってなさいよ!」
「そうだよ!」

なのはに変わり月村とバニングスが注意してくる。
月村は本を
バニングスは大剣を持っていて、それがデバイスなのはわかりきっていた。
それにまあ、危ないことぐらいは見て取れる。
同時に、あいつらにも疲労の色があるのも見て取れるな。
俺が手を握りしめると黒いものの輝きがいっそうました。

「この手が見えねぇのか?」
「何!?その禍々しい黒いものは!?」
「俺の力だ。」

そう、バニングスが言うように禍々しいのだ。
呪いと呼ぶにふさわしいほどに禍々しさを出していた。
だけどよ、この力は俺の力だ。それがあれば俺にだって扱える、
俺は成長してる木を指差して言った。

「んで、なんだ?あの馬鹿でかい木はよ。」
「うん…ジュエルシードっていうものの影響で大きくなっちゃって…」
「で、あの木を切り倒せば良いのかよ?」
「切れるわけないでしょ!あんなデカイの!」

まあ、確かに難しいだろうな。
あんな巨木な木を切り倒せるなら見てみたい。
だが…俺の呪いの力なら腐らせる事は可能かもしれない。

「なぁ、なのは。」
「何?薫くん?」
「俺があれに近づく援護頼めるか?」
「!無茶だよ!
いくら薫くんが不思議な力を持っているとしても無理だよ!
魔導師でも無いのに!
危ないよ!」
「それは絶対か?」
「?うん。」

俺はなのはに近づき頭に手をおいた。
そして、なのはの髪をわしゃわしゃと撫でる

「な、何?薫くん〜髪が〜」
「お、すまんすまん。
んで、俺の事心配してくれんのか?ありがとな。
だがな?俺はお前らの力になりたい。
協力してくれ。頼む」
「わ、わかった」

俺はなのはの髪から手をどかし
拳を強く強く握る。
すると、俺のは力に呼応するかのように黒いものが大きく膨れ上がる。
その力は強大で俺には不相応だと気づいていながら俺は願った。

この力で救えるものがあるなら救いたい

そう願った。

俺は木に向き直りなのは達に告げた。

「俺があの木に突撃してくる。
お前らはその間あの触手みたいな枝をなんとかしてくれ。」
「わかった!やって見る。」
「私もやるわよ。」
「わ、私も!」
「そんじゃ、いっちょやってみようか!」

俺となのは達は木に向かって走り出した。


どうも、unworldです。
はい。コメントをくださった方々ありがとうございます。
作者はそれを参考にいいものを作って行こうと思います。
まだ、コメントをくれていない方もぜひコメントをくれるとありがたいです。
頑張るので応援よろしくお願いいたします

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