小説『呪い使いの転生者』
作者:unworld()

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呪い使いは孤独に怒る。

俺は飯を諦め(主にユーノのせいで)ユーノを追いかけていたんだが…まずいことが起こった。

「やべぇ見失っちまった…」

まずいなぁ…ここ広いしよ。
そんな時だ。
俺の視界の端っこに一瞬金色の髪がうつったのは…

「なんだ?」

金色の髪、この日本において珍しい髪色だ。
俺が知る中でこの金色の髪をもつ奴らは三人だ。
まず、アリサ
次に腹ヘリ(フェイト)
最後に神羅だ。
この三人は全員魔法に関わっている。だからさっきの金髪を追いかけても悪いことは無いはずだ。
俺はすこし走ってその金髪を追いかける。

「ん?」

そこにいたのは…
フェイトとなのはたちだった。
なのは達というのは
なのは
アリサ
すずか
そして、神羅だ。
だが、フェイトには味方がいない。
アルフとかいった犬は倒れている。
察するに神羅あたりに倒されたのであろうな。

「ん?」

多分さっき見た金髪はフェイトだったんだろうな。
すげぇな。
フェイトは結構うまく立ちまわっているけど、向こう なのはたちは神羅が無双してる。
だが、俺はふと思った。思ってしまった。

なんで、あいつにフェイトに味方がいないんだ?

いてやってもいいじゃないかよ。
なんで、いないんだよ。

あいつだってフェイトだって悲しそうじゃないかよ。

そんな考えが頭に浮かぶ。この感情は同情なのか?いや、偽善だな。
俺は正義の味方のつもりか?
やめろよ。
そんなつもりはねぇんだよ!
俺はこの光景から目を背けた。ああ、まただ。
なんで目を背けるんだよ。
そんなとき…

「きゃあ!?」

そんな時フェイトになのはの魔力弾が炸裂する。
フェイトは後退しふらつく、見るからにあまり寝ていない気がする。
そこにアリサの大剣がフェイトを襲う。

「やぁ!」
「ぐっ…」

アリサの大剣…確かテンペストとか言ったデバイスはフェイトの黒い杖とつばぜり合っている。
そんな時、神羅の攻撃と言っても無慈悲な【王の財宝】の剣がフェイトを襲う。
アリサとつばぜり合っているフェイトによける術はなく剣にあたりにフェイトの白い肌は紅く染まっていく。
その瞬間俺には聞こえた。聞こえてしまった、孤独な少女の嘆きの声が…

「…たす…けて…」
「!!!!」

俺は最低な野郎だ。
何逃げようとしてんだ。
ふざけんな!!!
そんな時、俺の体に何かが走った。前にもこんなことがあった気がする。この力が溢れてくる感じ…
しかも今回は尋常じゃない。
両手両足に力が入る。
フェイトはなんで苦しんでんだ。
苦しいのはみんな一緒だろうが!
何逃げてんだ!
わかってたことだった。あいつは初めて会ったときかなしそうな顔をしてた。昔の俺みたいに…大切な人のために何かをしていたときみたいに!
偽善でもいい!自己満足でもいい!
俺はあいつを救ってやりたい!
そのためはこの世界に注文でもなんでもつけてやる!
俺の力をみせてやれ!

『やっとか…さあ、見せてやれ!
お前の力を…呪いの力を!』
「デバイス起動!
オーダー!!!!」
(OK)

俺の両腕に何かが収束して行く。
形創られたその形状は籠手だ。紅い装甲が俺の腕を覆っていく。
色は赤と黒を貴重としている。ただ、違うのは紫色の縦長六角形の結晶が籠手に入っているところだ。
そして、両足にはまたもや赤と黒を貴重とした具足が展開される。
服は漆黒の襟が立っているマントみたいなものと黒い上着
下は長ズボンの黒だ。
まさに赤と黒だな。このバリアジャケットな。
突然の登場にどちらも双方驚いている。
さてさて、いっちょやってみますか!
俺は両手の籠手を打ち鳴らした。





どうもunworldです。
さてここでは主人公のデバイスについて説明したいと思います。

デバイス名 オーダー
形状
形的にはキャロのデバイス ケリュケイオンとハイスクールD×Dの赤龍帝の籠手が合わさったものと考えていただいて構いません。
ケリュケイオンの指先から伸びているピンクのところが黒くなりケリュケイオンの黒いところが紅くなり籠手となった感じです。
特徴
主人公 蓮月薫の変換資質である呪いを扱うデバイス。
人型にもなれるはず?


こんな感じですね。
まあ、これからも頑張りますのでコメントや応援など、よろしくお願いします。

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