小説『呪い使いの転生者』
作者:unworld()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

呪い使いvsチート金髪転生者

俺が殴った顔を抑えながら神羅は立ち上がった。
そして、恨みのこもった目で俺のことを睨んでくる。

「蓮月…薫……貴様ぁぁ!!!!その不敬万死に値する!!
俺自ら鉄槌を下してやろうぞ!!!」
「はっ!!来いよ愚王、神羅!!
俺がぶっ殺す!!!!」
「貴様に生きる価値などない!!
死ねぇ!エヌマエリシュ!!」
「お前に決められてたまるか!
喰らえ!デッドイーター!!!」

俺のデッドイーターとエヌマエリシュがぶつかりあう。
エヌマエリシュは通ったところを抉り穿ちすべてを壊す。
俺はそれを受け止める。

「うぉぉぉぉ!!!!」

神羅は咆哮をあげエヌマエリシュを振り抜く。

「まずっ…」

俺は流石に受け止められず弾き飛ばされる。さすが天地乖離す開闢の星だ。威力は素晴らしい。

「ぐっ…痛っつ〜」
「なっ!?無事だと…」
「いちいちうっせぇ!」
「今度こそ殺す!!
【刺し穿つ死棘の槍】!
【突き穿つ死翔の槍】!」
「おいおい…マジかよ。このチート野郎め…」

【刺し穿つ死棘の槍】と
【突き穿つ死翔の槍】かよ。みなさんおなじみ全身青タイツ男の宝具、ゲイボルグです。
なんで、金髪はそんなもんをつかえるのか?
多分、それはあいつのもらった能力にあるのだろう。
多分だが、てか推測に過ぎないがあいつの持っているスキルの一つがこれだ。
『宝具掌握だな。』
「お、神。いいところに…」
『話は知っている。あの神羅とかいうやつにあげた能力は三つだ。
一つはお前の予想したとおり。
宝具掌握だ。fateの宝具すべてはあいつの手の中だ。
そして、二つ目、スキル真眼だ。
この真眼はな。知りたいことをすべて知ることが出来るんだよ。
そして、最後になるが三つ目だが…
お前と同じ能力のひとつ
絶対破戒(ルールネグレクト)だ。』
「ルールネグレクト?」
『ルールネグレクトっていうのは昔金ピカ王が言ってた「俺がルールだ!!」的なもんだな。まあ、簡単にいえばあいつに常識は通用しない。あいつはそれを無視するからな。しかもそれが普通に受け入れられるからな。お前の口癖が当てはまるぜ?』
「ん?ああ、不条理だ!」
「何を一人芝居をやっているだ!死ね!」
「嫌だ!」

うん、やだよ。絶対に!
そう言ってくる間にも絶対に心臓に当たる槍。まぁ、当たって欲しくはないが…【刺し穿つ死棘の槍】が飛んでくる。
だが、絶対は俺には通用しないってな!

「絶対破壊!」

俺は【刺し穿つ死棘の槍】を拳で叩く。いや、拳というよりオーダーで叩いたんだが…気にするな。
だが、このおかげで【刺し穿つ死棘の槍】が絶対に心臓に当たるという最悪の結末は回避した。
だが、それでも槍は軌道を失わずに飛んでくる。
俺はそれをうまくよけたんだが…こっからが予想外だった。

「ん?よくよける雑種よの。だが、それでは勝てぬぞ!そうだな。余興として俺は勝利を宣言しよう!」
「あ?」
「出て来い!【約束されし勝利の剣】!」
「いいっ!?」

まさかの【約束されし勝利の剣】ですかい!!このくっそやろう。やめとけ!出て来たのは本当に知名度の高い宝具【約束されし勝利の剣】又の名をエクスカリバーと呼ぶ剣が登場する。
その【約束されし勝利の剣】を左手にもち右手には【天地乖離す開闢の星】を持つ。やめとけ神羅。俺が死ぬ。

「はぁぁぁぁ!!!!!」

神羅は二つの剣を振り下ろす。
そこから、黒と赤の渦が金色の閃が俺に向かってくる。
俺の喰魔法の条件なんだが…まだ、俺は一つしか喰えないのだ。
まぁ、わかりにくいと思うが俺が喰えるのはエヌマエリシュかエクスカリバーのどちらかを喰いどちらかをくらわなくちゃいけなくなる。
俺の喰魔法はもう一つ弱点があり喰魔法を使っている時は動けないといったものだ。喰魔法は能力的にはチートだが発動制約が重いのだ。
そんな時俺のデバイス…オーダーが話しかけて来た。

(マスター)
「日本語仕様になったな…」
(そんなことより私に任せてはくれませんか?)
「おう?」
(私に任せてくれればどうにかなります。信じて下さい。)
「…まぁ良いや。俺に指示を出してくれ、俺がそれを全力でやり切る!」
(それではFirstorder行きますよ!)
「行くぜ!」
(START!)
俺は指示された通り後ろに全力で後退する。

さてさて、これからはどうしましょうかねぇ…



どうもunworldです。
この小説とうとう、八万アクセスを記録することができました。ありがとうございます。
そして、これからも『呪い使いの転生者』をよろしくお願いします。

-28-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える