小説『呪い使いの転生者』
作者:unworld()

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呪い使いと最終決戦

俺が神羅との死闘を終えてからすぐ、俺はバインドをかけられ拘束された。
おかしいと思ったんだ。
これだけの規模の魔力反応があったら普通に気付くしそれに結界まで張ってあったんだ。
こいつら、何処かで傍観したやがったな。
俺は内心毒づき舌打ちをする。
しかも、俺たち、なのは、アリサ、すずか、神羅(気絶)はアースラなる船艦へ運ばれた。フェイトはうまく逃げられたそうな。
ちなみに神羅は医務室
フェイト側の人間は拘束された。
もちろん俺もだ、しかも俺の頑丈。
手枷などぶっ壊せるのだが、ここで暴れても俺に利点もないし、逆に暴れずにここにいたほうが俺にとって利点はある。
それは、何かというとジュエルシードありか、そして、フェイトが母さんという奴の情報。
しばらくして、俺は艦長室へ呼ばれた。そこにいたのはまだ、20代と思われる緑色の綺麗な長い髪の女性
そして、このアースラなる船艦の艦長であるリンディ.ハラオウンであることを告げられた。

「貴方の名前は?」
「俺は蓮月薫だ。
んで、艦長さんや。俺に何の用だ?」
「敬語というものを学びなさい。
それにリンディで良いわ。
貴方には幾つかの質問があるわ。
それに正直に答えてもらうわ。
黙秘権は無いと思って」
「さいですか…とりあえずこの手枷外してもらえるか?」
「外してもいいけどダメよ」
「んじゃ外すわ。おらっ!」
「っ!?壊した!?」
「ふぃー楽になったぜ。」

俺は思いっきり手に力を込めて引くと手枷の鎖部分が見事に真っ二つに割れた。
これで楽になったというわけだ。

「ん?別に文句はねぇよな。
外してもいいって言ったじゃねぇか」
「…そうね、
じゃあまず一つ目の質問よ。
貴方の能力は?
遠くから見させてもらったけど貴方の力は異常よ」
「やっぱし、傍観してたのか…
リンディさんだっけ?
じゃあ、リンディさんはどうみるよ?」
「質問を質問で返すの?
まぁ、いいわ。
貴方にはなんらかの魔力変換資質がある。
そして、貴方にはなんらかの方法で魔法を無効果する能力がある。
こんなところかしら?
あと、身体能力が高いことね。」
「ん、答えてくれたからには俺も答えなければいけねぇな。
そうまず、一つ目。大正解だ。
俺には魔力変換資質『呪』ってもんがあんだよ。
そして、二つ目惜しいな。
別にあれは能力じゃねぇ。魔法だ。
『喰魔法』
っていう魔法でな。
簡単に言っちまえば、魔法を魔力に変換する魔法と言った方がわかりやすいのか?」
「…なるほどね。
魔力変換資質についてはまだ調査が必要ね。
今まで発見された魔力変換資質は
「炎熱」
「水冷」
「電雷」
「空風」
「剣製」
などよ。
アリサちゃんには空風の魔力変換資質があるの。
すずかちゃんに至っては夢幻色っていう魔力変換資質を持っていて簡単に言えば自分が作りたい魔力変換資質を持つことができる能力ね。
そして、神羅くんの剣製…貴方の言っていることが本当だとしたら貴方の『呪(のろい)』も魔力変換資質になるのね。」
「そうだな。
アリサ達も魔力変換資質とやらを持ってたのか…(俺の知り合いにはチートばかりしかいないのか!?)」
「あと、貴方はレアスキルを保持してるの?」
「ん?ああ、些細な能力だがな。
『先駆』
人より先に行動できるスキルだ。」
「そうなの…
(魔法の演唱をどんなに速くやってもこの子には勝てないということね。
何が些細な能力なのかしら)」
「どうかしたか?」
「いえ…それと貴方に聞きたいことが…」

しかし、その言葉を遮るようにアラートがなる。
内心タイミング悪っと思っていたが、気にしたら負けだ。多分…
そして、画面には残りのジュエルシードとフェイトの姿。

確かにプレシアさんは犯罪者だ。
拘束するのは当たり前だし、罪を償なわなけばいけないと思う。
しかし、本当にプレシアさんは犯罪者なのか?と思い、オーダーをアースラのメインサーバーにアクセスさせ、それを辿って管理局の本局にさえアクセスしてみたら…驚愕の事実が明らかになった。

やがて、プレシアがいるところ…に管理局の部隊がはいる。
しかし、プレシアの魔法によってそれは無力化された。
無駄だな。とか思っても精神年齢が19の奴でも今は小3の子供だ。
何もできねぇんだよなぁ…
すこし神羅をみると解せない顔をしていた。
何かブツブツ言っていてよく聞こえない。
まぁ、いいか…
俺がまた、プレシアさん達の会話に耳を傾ける。
すると、なのは達がプレシアいるところに行こうとする。
俺の記憶によるとなのは曰くなのはとフェイトは友達になったらしい?ので、あいつの友達でもあるのであるのだろう。
確かに俺もフェイトについては知りたいことがある。
このままではプレシアさんとフェイト俺の二の舞で心が壊れてしまうだろう。

そんなの許容できるか!

心でそう念じ拳を強く握りしめる。
いくら手錠をかけられても関係ない、俺は手錠を力づくで外しバリアジャケットを展開する。

「あ、薫くん!?」
「おっす、なのは。
行くんだろ?俺も連れてけ

始めよう。最終決戦だ。」






どうも、unworldです!
投稿遅れてすいません。
いろいろあって大変でした!
アットノベルスさんの不調とかがありいろいろログインできませんでしたから…ってこれは言い訳ですね。すいません。
これからもこの作品と作者をよろしくお願いします!


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